大会二日目。
私は、ガラにもなく、馬場の競技にも、出場。
前回二年前、2課目で50%ちょっとという惨憺たる成績だったのに、今年はそれよりワンランク上の競技に出させられる。
(障害とエントリーするレベルがリンクしてて、100センチ出たら、これに出ることになる。)
乗る馬は、抽選の結果、なんと美浦のコンキスター。
(↑馬はコンキスターだけど、私ぢゃないよ。)
きのう行われた馬場馬術競技を見てたら、私の知ってるコンキスターと、違ってた。
見違えるような動き。乗ってるひとは次々と高得点。
「あいつ(コンキスター)、ここの馬場、好きなんだろ」とか「一年に二日だけマジメになる馬」とか、私は言ってましたけど。
困ったなー。
やる前から、馬場なんて、グダグダになること分かってんだ、私。
なので、騎乗馬抽選だから「いやー、初めて乗った馬で、なんだか分かりませんでした」って言い訳しようと思ってたら、自分とこの馬なんだもん、言い訳できない。
オリアンダーなんかには、ふだんからワイロとしてリンゴ食わせたりして可愛がってんだけど、まさかコンキスターに乗ることになるとは思わなかったんで、ノーケア。
「え?ウチにこんな馬いたっけ?」ってギャグでトボけてもいいんだけど、それも冷たいんで、結局今朝早く行って、リンゴやって御機嫌とってみる。頼むよぉ。
(↑ぜーんぜん、馬のボスになってない、俺。)
それにしても、朝の8時半から馬場馬術競技とは。
たしかに朝練はしてきたけど、いちばん好きで、まともにできる、野球ですら、8時半からはやらんよ、俺。どーして、やりたくもねー馬場馬術しなきゃいけない、と思いつつ、準備。
ちなみに、きょうは雨なんで、昨日の夕方のうちから、会場をインドアに変更して実施すること決定済。
私は覆馬場育ちで、最初は屋外で乗るほうが怖かったんだけど、最近ぢゃあすっかり慣れちゃったんで、逆に障害競技なんか屋内でやられたら、ふだんより出してかなきゃいけないからヤダななんて思うようになってたんだけど、まあ馬場は関係ねーだろと思う。
さて、先生が下乗りしてくれて、動く態勢を整えてくれる。
んぢゃ、出番まで、しばし練習。
速歩で前出してうける。アタマもぐりこませないで、ある程度前に置く感じのほうが、動くらしいんだけど、なんかよくわかんない。あんまり手を引っ張ったりしないで、ヒジのとこでガマンしたり開閉したり。
(※6月12日付記 前日の池内杯(馬場の競技)を見てて、乗ってたひとたちと同じ(手綱に目印がある)ところで手綱持ってみたんだけど、「もっと短く」と指摘された。この差がどこから出てくるのかが分からない。(私は腕が長くはない。))
とにかくベースとなる動きというか速さを体感しとく。
反撞きついの恐れてたんだけど、なんだ、意外と座れるぞ。
んぢゃ、駈歩。動いたらうけてラクにって思うんだけど、なかなかうまくいかないよ。右手前の輪乗りなんか、どんどん外にふくれてっちゃう、だいじょうぶか俺。
しばしやったら、こないだコンキスターの練習でできなかった、駈歩の湾曲をやってみる。ありゃ、パラパラ。
脚をそのままに姿勢を保って、人は腰で馬を押す感じ。何度か繰り返し。下を見ないで、行きたい方向を見ろって。(馬場というより部班レベル。)
駈歩から速歩に移行すると、腰が浮いちゃうんで、そこんとこちゃんと坐ってというか、速歩に乗ってく感じを繰り返す。人間の腰の前出が止まっちゃったら馬も止まっちゃうよ。
出番前、ずっと常歩でプラプラしてたんだけど、近づいてきたんで、駈歩発進のおさらい。
そしたら、出ねえの。スーパー速歩になっちゃうよ。
いまさらどうしようもないし。しかたないんで、いちどは捨てた短鞭を、御守代わりに持たせてもらって、出発。
インドアは会場が狭いんで、馬場ラチの中に入ってからスタートになる。1頭目なので、入場したあと、審判台を見せに行く。(ちょっと反応したけど、すぐ理解したみたい。)
んぢゃ、スタートするよ。
最初、中央を真っ直ぐ入る。ここは中間速歩に近く、ピッピッピッとって言われてんだけど、もう普通にいくことで精いっぱい。
真ん中で敬礼して、速歩発進、正面を右に。
つぎ右の蹄跡で歩度を伸ばさなきゃいけないんだけど、伸びた試しがない。うまく乗れないときの60メートルは、長いよぉー。
右行って、向かって左の蹄跡に入って、しばらく行ったら右手前の巻乗り。ありゃりゃ後躯が外へ逃げてく、ドリフトしてるぞ。
(※6月17日 もらった写真を追加。鞍上が「馬場」っぽく見える写真があんまりない気がする…)
真ん中に来たら右へ、突きあたり左。しばらく行ったら左手前で巻乗り。さっき外のカベができてなかったなと思いだして、左の脚、右の拳って、念じながら回る。
蹄跡もどって隅角を左に行って、短蹄跡、隅角左いって、斜めに手前替え。
中央から常歩、歩度を伸ばす、手綱前に投げちゃう。
急に手綱をギュッと持ちなおすと、速歩になっちゃったりするんで、ジワジワと持ちながら、歩かす。
長蹄跡の途中から右へ行ったら、真ん中から左手前の駈歩だすよ。出なかったらムチくれてやろうと思ったんだけど、わりとあっさり出た。
なんかさー、試合会場入ってから、雰囲気ちがうんだ、コンキスター。練習馬場ではナメきってたくせに、競技始まったら、動く気まんまん。
駈歩で蹄跡進んだら、湾曲。かなり適当だけど、どうにかできた。コンキスターって、斜めに手前替え路線に乗ると、急に勢いが出たりするんで、乗ってるほうとしては危なっかしい。
斜めに手前替えに入って、中央から速歩。隅角を右に曲がったら、中央から右手前駈歩。
ちょっとグダッとしたけど出たんで、長蹄跡上は歩度を伸ばす。ここは、ガンガンいく。ありゃガンガン行き過ぎたかもと思い、隅角のだいぶ前から抑えに入る。
ただ抑えようと引っ張ると、最悪速歩まで落ちたりするんで、脚つかって詰める。スピード落ちたら、もう一回前に出す、それが大事、って2年前のメモに残ってる。(進歩があまりない。)
そしたら、もう一回、さっきとは逆向きの湾曲。
入り方はそれほど悪くないと思ったんだけど、中央で駈歩が途切れて速歩になる。やべえと思って、駈歩、あれ?手前、右のはずが左に代わってる。やべえやべえと思ってるうちに、幸いにも右が出直し始める。もう、そのまま勢いで蹄跡へ。
斜めに手前替えてったら、中央で速歩。あー終わった終わった感がいっぱいなんだけど、ここの移行のとこで緩まないよう、意識だけはもって、乗っていく。
中央線に入ったら、ホントに終わり。真ん中で停止。
礼したら、よくやったコンキスターって言いながら、ポンポン。
ちなみに、私は、道中も、けっこうしゃべってた。「斜めに手前替えるぞー」とか、「真ん中から速歩な、速歩、すすめー」とか、声に出しながら(小声だよ)乗ってた。
結果は、56.759%。
ホッ、よかった。50のウエシタでどうなるかと思ってたのに。(たぶん採点基準甘い)
そこそこの数字が出れば、順位は関係ないというか問題ぢゃない。
(※6月9日付記 順位は14人中9位だった。同じコンキスターに乗った3人のなかでは一番下。…馬に申し訳ない。)
なにより、思ったより、楽しかったんで、よしとしよう。
私は、ガラにもなく、馬場の競技にも、出場。
前回二年前、2課目で50%ちょっとという惨憺たる成績だったのに、今年はそれよりワンランク上の競技に出させられる。
(障害とエントリーするレベルがリンクしてて、100センチ出たら、これに出ることになる。)
乗る馬は、抽選の結果、なんと美浦のコンキスター。
(↑馬はコンキスターだけど、私ぢゃないよ。)
きのう行われた馬場馬術競技を見てたら、私の知ってるコンキスターと、違ってた。
見違えるような動き。乗ってるひとは次々と高得点。
「あいつ(コンキスター)、ここの馬場、好きなんだろ」とか「一年に二日だけマジメになる馬」とか、私は言ってましたけど。
困ったなー。
やる前から、馬場なんて、グダグダになること分かってんだ、私。
なので、騎乗馬抽選だから「いやー、初めて乗った馬で、なんだか分かりませんでした」って言い訳しようと思ってたら、自分とこの馬なんだもん、言い訳できない。
オリアンダーなんかには、ふだんからワイロとしてリンゴ食わせたりして可愛がってんだけど、まさかコンキスターに乗ることになるとは思わなかったんで、ノーケア。
「え?ウチにこんな馬いたっけ?」ってギャグでトボけてもいいんだけど、それも冷たいんで、結局今朝早く行って、リンゴやって御機嫌とってみる。頼むよぉ。
(↑ぜーんぜん、馬のボスになってない、俺。)
それにしても、朝の8時半から馬場馬術競技とは。
たしかに朝練はしてきたけど、いちばん好きで、まともにできる、野球ですら、8時半からはやらんよ、俺。どーして、やりたくもねー馬場馬術しなきゃいけない、と思いつつ、準備。
ちなみに、きょうは雨なんで、昨日の夕方のうちから、会場をインドアに変更して実施すること決定済。
私は覆馬場育ちで、最初は屋外で乗るほうが怖かったんだけど、最近ぢゃあすっかり慣れちゃったんで、逆に障害競技なんか屋内でやられたら、ふだんより出してかなきゃいけないからヤダななんて思うようになってたんだけど、まあ馬場は関係ねーだろと思う。
さて、先生が下乗りしてくれて、動く態勢を整えてくれる。
んぢゃ、出番まで、しばし練習。
速歩で前出してうける。アタマもぐりこませないで、ある程度前に置く感じのほうが、動くらしいんだけど、なんかよくわかんない。あんまり手を引っ張ったりしないで、ヒジのとこでガマンしたり開閉したり。
(※6月12日付記 前日の池内杯(馬場の競技)を見てて、乗ってたひとたちと同じ(手綱に目印がある)ところで手綱持ってみたんだけど、「もっと短く」と指摘された。この差がどこから出てくるのかが分からない。(私は腕が長くはない。))
とにかくベースとなる動きというか速さを体感しとく。
反撞きついの恐れてたんだけど、なんだ、意外と座れるぞ。
んぢゃ、駈歩。動いたらうけてラクにって思うんだけど、なかなかうまくいかないよ。右手前の輪乗りなんか、どんどん外にふくれてっちゃう、だいじょうぶか俺。
しばしやったら、こないだコンキスターの練習でできなかった、駈歩の湾曲をやってみる。ありゃ、パラパラ。
脚をそのままに姿勢を保って、人は腰で馬を押す感じ。何度か繰り返し。下を見ないで、行きたい方向を見ろって。(馬場というより部班レベル。)
駈歩から速歩に移行すると、腰が浮いちゃうんで、そこんとこちゃんと坐ってというか、速歩に乗ってく感じを繰り返す。人間の腰の前出が止まっちゃったら馬も止まっちゃうよ。
出番前、ずっと常歩でプラプラしてたんだけど、近づいてきたんで、駈歩発進のおさらい。
そしたら、出ねえの。スーパー速歩になっちゃうよ。
いまさらどうしようもないし。しかたないんで、いちどは捨てた短鞭を、御守代わりに持たせてもらって、出発。
インドアは会場が狭いんで、馬場ラチの中に入ってからスタートになる。1頭目なので、入場したあと、審判台を見せに行く。(ちょっと反応したけど、すぐ理解したみたい。)
んぢゃ、スタートするよ。
最初、中央を真っ直ぐ入る。ここは中間速歩に近く、ピッピッピッとって言われてんだけど、もう普通にいくことで精いっぱい。
真ん中で敬礼して、速歩発進、正面を右に。
つぎ右の蹄跡で歩度を伸ばさなきゃいけないんだけど、伸びた試しがない。うまく乗れないときの60メートルは、長いよぉー。
右行って、向かって左の蹄跡に入って、しばらく行ったら右手前の巻乗り。ありゃりゃ後躯が外へ逃げてく、ドリフトしてるぞ。
(※6月17日 もらった写真を追加。鞍上が「馬場」っぽく見える写真があんまりない気がする…)
真ん中に来たら右へ、突きあたり左。しばらく行ったら左手前で巻乗り。さっき外のカベができてなかったなと思いだして、左の脚、右の拳って、念じながら回る。
蹄跡もどって隅角を左に行って、短蹄跡、隅角左いって、斜めに手前替え。
中央から常歩、歩度を伸ばす、手綱前に投げちゃう。
急に手綱をギュッと持ちなおすと、速歩になっちゃったりするんで、ジワジワと持ちながら、歩かす。
長蹄跡の途中から右へ行ったら、真ん中から左手前の駈歩だすよ。出なかったらムチくれてやろうと思ったんだけど、わりとあっさり出た。
なんかさー、試合会場入ってから、雰囲気ちがうんだ、コンキスター。練習馬場ではナメきってたくせに、競技始まったら、動く気まんまん。
駈歩で蹄跡進んだら、湾曲。かなり適当だけど、どうにかできた。コンキスターって、斜めに手前替え路線に乗ると、急に勢いが出たりするんで、乗ってるほうとしては危なっかしい。
斜めに手前替えに入って、中央から速歩。隅角を右に曲がったら、中央から右手前駈歩。
ちょっとグダッとしたけど出たんで、長蹄跡上は歩度を伸ばす。ここは、ガンガンいく。ありゃガンガン行き過ぎたかもと思い、隅角のだいぶ前から抑えに入る。
ただ抑えようと引っ張ると、最悪速歩まで落ちたりするんで、脚つかって詰める。スピード落ちたら、もう一回前に出す、それが大事、って2年前のメモに残ってる。(進歩があまりない。)
そしたら、もう一回、さっきとは逆向きの湾曲。
入り方はそれほど悪くないと思ったんだけど、中央で駈歩が途切れて速歩になる。やべえと思って、駈歩、あれ?手前、右のはずが左に代わってる。やべえやべえと思ってるうちに、幸いにも右が出直し始める。もう、そのまま勢いで蹄跡へ。
斜めに手前替えてったら、中央で速歩。あー終わった終わった感がいっぱいなんだけど、ここの移行のとこで緩まないよう、意識だけはもって、乗っていく。
中央線に入ったら、ホントに終わり。真ん中で停止。
礼したら、よくやったコンキスターって言いながら、ポンポン。
ちなみに、私は、道中も、けっこうしゃべってた。「斜めに手前替えるぞー」とか、「真ん中から速歩な、速歩、すすめー」とか、声に出しながら(小声だよ)乗ってた。
結果は、56.759%。
ホッ、よかった。50のウエシタでどうなるかと思ってたのに。(たぶん採点基準甘い)
そこそこの数字が出れば、順位は関係ないというか問題ぢゃない。
(※6月9日付記 順位は14人中9位だった。同じコンキスターに乗った3人のなかでは一番下。…馬に申し訳ない。)
なにより、思ったより、楽しかったんで、よしとしよう。