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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

天才たちの競演(1)

2014-03-26 21:50:20 | 諸星大二郎
ビッグコミック創刊45周年だそうで、2014年3月小学館から出た短編集。
私としては、諸星大二郎が含まれてる、っつーだけで、買い求めたんだけど。
「昭和トラベラー番外遍」北見けんいち
「怪獣王国」浦沢直樹
「盲点のビーナス」伊藤潤二
「ハートボール」前編「ピンチこそチャンス」後編「波の起こし方」原秀則、脚本・風巻龍平
「ラスト・ファイト」能條純一
「闇綱祭り」諸星大二郎
「福島ドライヴ」萩尾望都

私のお目当ての諸星作品は、妖怪ハンター的テイストの読み切り36ページ。
町の伝統の祭りでは、神主に選ばれた何人かの参加者が、神社の境内で綱引きをする。
でも、綱引きの相手は、闇のなかで見えない。
異界の入り口がそこにある、ってのは諸星ファンなら、すぐわかる。
負けたら、異界に引き込まれる、神隠し状態が生じるのは、火を見るより明らか。
だからって、勝ったら、向こう側から、何が引きずり出されてくるのか、ってのは、見たいようで見たくない恐怖感につつまれる。

コメント
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