飯間浩明 平成二十九年二月 新潮文庫版
2月の末に、書店で積んであったのを手に取った文庫。
サブタイトルは「辞書を編む現場から」。そのとおり、国語辞典編纂者のエッセイ。
ちなみに、編集委員は5人、そのほかに外部執筆者を入れても、全部で10人くらいでつくっているということですが。
つかったことないと思うけどね、私は、三省堂国語辞典。
(いまウチにあるのは、広辞苑の第四版と、岩波国語辞典の第二版1977年8刷、古っ。)
本書によれば、三国こと三省堂国語辞典は、「『要するに何か』が分かる辞書」、「『すとん』と胸に落ちる語釈」を目指しているそうで、たしかに挙げられてる例をみれば、そうみたい。
あと、「現代の日本語をできるだけ広く集めて載せる」、「『辞書に漏れていた意味』を見つけようとする」っていう方針だそうで。
特に、古くからある言葉でも最近の使われようが違ってきていれば、そのへんフォローしようという姿勢は、改めて読まされると、たいしたもんだと思う。
あとがきに、「かなりPR色の強いものになりました」ってあるけど、うん、買ってもいいかなという気にはなります、上手なことに。
第1章 『三省堂国語辞典』はこんな辞書
第2章 誤りと決めつけてはいけない
第3章 新しいことば・古いことば
第4章 気がつきにくいことばと意味
第5章 語釈を書くのはむずかしい
第6章 『三国』の使い方の極意
2月の末に、書店で積んであったのを手に取った文庫。
サブタイトルは「辞書を編む現場から」。そのとおり、国語辞典編纂者のエッセイ。
ちなみに、編集委員は5人、そのほかに外部執筆者を入れても、全部で10人くらいでつくっているということですが。
つかったことないと思うけどね、私は、三省堂国語辞典。
(いまウチにあるのは、広辞苑の第四版と、岩波国語辞典の第二版1977年8刷、古っ。)
本書によれば、三国こと三省堂国語辞典は、「『要するに何か』が分かる辞書」、「『すとん』と胸に落ちる語釈」を目指しているそうで、たしかに挙げられてる例をみれば、そうみたい。
あと、「現代の日本語をできるだけ広く集めて載せる」、「『辞書に漏れていた意味』を見つけようとする」っていう方針だそうで。
特に、古くからある言葉でも最近の使われようが違ってきていれば、そのへんフォローしようという姿勢は、改めて読まされると、たいしたもんだと思う。
あとがきに、「かなりPR色の強いものになりました」ってあるけど、うん、買ってもいいかなという気にはなります、上手なことに。
第1章 『三省堂国語辞典』はこんな辞書
第2章 誤りと決めつけてはいけない
第3章 新しいことば・古いことば
第4章 気がつきにくいことばと意味
第5章 語釈を書くのはむずかしい
第6章 『三国』の使い方の極意