星野之宣 1982年 集英社ヤングジャンプ・コミックス
またやってしまった、読んだことない古いマンガの衝動買い。
先週のことだけど、定期的にやってる古書フェアに出かけてって、見つけてしまったら買いたくなってしまった。
読めばおもしろいんだけどねー、熱心なファンってわけでもないしー、星野之宣ー、って、ちと迷ったんだが。
初版ってメモされた値札が、カバーの発売当時の定価360円よりちょっと高くって、なんか値打ちもののような気がしてきたら欲しくなってしまった。
収録作は三つ、どれもいわゆるSFでした。
(長篇なのか短篇集なのかすら知らずに買っちゃうんだから、私も無謀というか、それとも星野之宣への信頼度が高いというべきか。)
「美神曲 APHRODITE INFERNO」
過酷な環境の金星で鉱物採掘作業をしていたプラントが突発的な火山活動により破壊されてしまう。
調査に向かった技官と中尉はコンピュータシステムが暴走しているのではないかということに気づく。
「残像 AN AFTER IMGE」
月面で作業中に隕石衝突事故で死んだ女性の遺品に、推定2億年前の地球の写真があった。
女性の元夫であって宇宙写真専門のカメラマンが、月面に調査に行くとガラス物質を発見する。
「世界樹」
火山学者の女性が火星に行き、活発になっている火山性地震の調査をする。
基地の所長は生物学が専門で、太古の火星には水や空気があり生物がいた可能性を追究し、氷の奥深くに巨大な樹の化石を発見する。