四方田犬彦 1992年 青玄社
私の好きな著者のエッセイ集。
私が四方田犬彦を読みだした初期のころになるでしょうか、
このへんから好きになったのかもしれない、
ひさしぶりに読み返してみたら、美しい文章いっぱいです。
「余生の人」という表現とか、
ローマでは男たちはいつも上等な傘を持っている、なぜなら雨のときの見知らぬ女性とのきっかけになるからとか、
スコット・フィッツジェラルドが娘にあてた手紙で、心掛けるべきことは勇気、清潔、能率と、馬に乗る訓練と語っていることとか、
トマトの皮を剥くこととか、
パン屋ではパンを手でつかんだっていいぢゃないかとか、
カバンは靴と同じで床に置くべきでテーブルの上に置いてはいけないとか、
どこで読んだか忘れちゃってたけど、
私の心にけっこうずっと残ってることが、
ページをめくるたび次々と出てきました。
いまより感受性みたいのがあった時期に読んだだけ
って気もしないでもないですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/3a/79441005eff3a731ad7a4b7f6e94c7f8.jpg)
私の好きな著者のエッセイ集。
私が四方田犬彦を読みだした初期のころになるでしょうか、
このへんから好きになったのかもしれない、
ひさしぶりに読み返してみたら、美しい文章いっぱいです。
「余生の人」という表現とか、
ローマでは男たちはいつも上等な傘を持っている、なぜなら雨のときの見知らぬ女性とのきっかけになるからとか、
スコット・フィッツジェラルドが娘にあてた手紙で、心掛けるべきことは勇気、清潔、能率と、馬に乗る訓練と語っていることとか、
トマトの皮を剥くこととか、
パン屋ではパンを手でつかんだっていいぢゃないかとか、
カバンは靴と同じで床に置くべきでテーブルの上に置いてはいけないとか、
どこで読んだか忘れちゃってたけど、
私の心にけっこうずっと残ってることが、
ページをめくるたび次々と出てきました。
いまより感受性みたいのがあった時期に読んだだけ
って気もしないでもないですが。
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