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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ニアフュージョンと、たのしく、を目標に

2012-05-28 20:13:20 | 馬が好き
乗馬に行く。
いよいよ来週の5・6日(火・水)が試合である。
どーやら私もホントに出ることになってるらしい。
周囲のみんなはテンションあげて一所懸命やってるけど、私は、人生成り行き、である。
ウチらの場合、ここ数年、団体戦の成績あげることにすごく燃えてるものあるんだけど、ことしの私はポイント期待される立場ぢゃないんで、ラクである。
それはそうと、きのう、日本ダービーのあとの、ダービージョッキーのインタビューで、3週間毎日調教をつけたそうなんだけど(まあ他の馬だって、ダービーに出ない馬だって、誰かがそれくらいのことやってるのはあることだが)、なんでも「毎日の調教を、その一日を、たのしく終わるように」したとか何とかって文脈があった。(正確なことばは憶えてない。)
うん、いいこと言うな、って思いつつ、自らを顧みて、私にはハッとなる部分があった。
最近の短期集中練習期間に入ってからの私は、課題に取り組んで、できないことのほうが多くて、課題山積みのまま練習終わって、それだけならまだしも、こともあろうに、この馬ではこれができたけど・あれができなかった、あの馬に乗ったときはあーだった・こーだった、みたいな偉そうなこと考えたり語ったりしてなかったか。
いまいちど原点にかえって、馬と楽しい時間を共有することのほうが大事なんぢゃないか。
練習終わって、馬場から引き上げるとき、「楽しかったな、おい。次回も楽しくやろーぜ」って馬に言える・馬もたぶんそう思ってくれる、そんな練習をすることが大切なんぢゃないかなーと思ったわけだ。
さて、きょうは、ニアフュージョン。

最近、ごくごく一部において、障害飛越が良くなってきたんぢゃねーの的、人気を博してる馬である。
前は、障害前で緊張して、ダダッていくイメージだったんだけど、最近は落ち着いて、近くから上にあがってくる感じの飛び方をしてくれる。
もっとも前回私は、パッツンパッツン跳ねられちゃって、「それやったら、怒れ。いちど怒れば、アタマいい馬だから、もうやんないから」なんて注意されちゃったんだけど。

わかってますよ。手の内いれるまで、ちょっと手間のかかる馬なんです。
なので、今日は、厩舎作業を手抜いて(←こらこら)、ほかのひとより先に馬場に入る。この5分が貴重。
常歩で、ドンドン前に出してると、ときどき「やってらんねーよ」的な反応をしたニアが、後膝と飛節を持ちゃげて、ハネちゃおうかな的素振りをする。
そこで、バッシーンとムチをくれてやる。「ハネんな!」声に出して言う。
そう、駈歩でハネられると、馬の上にいるだけで精いっぱい、怒る余裕なんかない、なので常歩のうちにハネちゃダメなこと伝えとくわけだ。
ニアは、人のいうことには従うんで、そのあとは後肢ハネたくてムズムズした感じ・ストレス感じてそうではいるけど、言うことはきく。
速歩で、ガンガンやる。手綱ゆるいままウォーミングアップとか、ニアフュージョンの場合、しない。スピード上がってって、おもわず駈歩になっちゃうとこを「ほら、速歩だよ」って抑えるくらいの感じ、とにかく馬に余裕を与えないでガンガンいく。
前に出てきた馬を抑えるほうが、ラクっつーか何てゆーか、まあ大事なこと。
いろいろやってみて、要求に応じてくれる感じのニアフュージョンに乗りながら、経路とかやる。
一度目は、駈歩発進のとき、暴れるような感じだったんで、ウリャ!って直す。
そこで中断して、輪乗りで落ち着いた駈歩できるよーにコンタクトとって修正する。
経路、結局、三回やっちゃったよ。ちなみに最初のひとまわりはアブミ上げ。

馬場おわったら、障害やっか。軽くね、軽く。
駈歩を出す。アブミに立って、手綱伸ばして、馬のアタマが下がってくままにして、そこから今度はバランスバックするように、詰める、詰めてなお前に出す。
理想とするイメージは、踏み込んで、すこし起こして、前肢が高く上がるっつーか軽く地面叩くような感じ?
いろいろやってみる。ま、いっか。
そしたら、障害いくよ。

クロスから、垂直へ、やがてオクサーへ。
段階を経てやってくと、ニアフュージョンが問題なく、クリアしていく。
回転のとこで強く、じゅうぶんな前進気勢を保って、うけて障害にかるーく向かってくと、そのまま飛ぶ。なんか馬が自信満々な感じが伝わってくる。
ダメなのは、鞍上のほう。
オクサー飛んで、回転して、オクサー。みたいな練習で、二個目のオクサー飛んだあとに、フワっと尻浮かしたまま何もしてない。
「続ける!」って言われて、座って駈歩、脚つかって、出たのをウケて、それで回転してこそ、ちゃんとした練習になる。
当座の課題を飛びきったあと、フラフラ馬の行きたいほうにいっちゃダメ。

(↑これは私ぢゃなくてエアサンタムール。)
なんどか繰り返して、終わり。
※5月30日追記 ニアフュージョンのジャンプは、腰にやさしい。
※5月30日追記その2 最近、めんどくさいんで、思ってること全部くちに出して乗ってる。
たとえば「回転のとこ、ここ内の脚、強く、ここ強く、障害向いたらウケる、待って・待って・待ってぇ、飛ぶ、飛んだら1・2、起こす、左行くぞぉ、トーホヘンカーン!」とかね。

「なあ、楽しかったよな、な?な!」ってニアフュージョンに言って、強引に同意を求めるように激ホメして、クーリングダウン。
きょうは、まあまあ、うまくいったほうだと思う。そんなこと語りながら、練習おしまい。
馬洗ったあと、リンゴだけぢゃなく、キャベツなんぞやってみる。ニアフュージョンは「あまりうまくねーなー」という顔して、つきあいで食ってくれたけど。
あした以降も、たのしく、やろうよ。成績なんかどーでもいーんだ、残りの一週間は、いいイメージだけを残して、試合のときは不安をもたず、それより馬乗りたくてしょーがない状態になってることを目指そう。

(↑関係ないけど、諸事情により激ヤセしちゃった、ミニコマ。だいじょぶか?)

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