kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

やりたいことを考える

2017-11-07 | 陸上競技
バタバタしている中で色々と考えることがありした。現在、「本当に勝ちたい」と思って行動してくれている選手が複数います。その選手たちが望む結果を手にするために私にできることは何か。きちんと向き合うこと。更には必要な練習を考えること。この部分は重要だと思います。

練習に関して。この冬どうしようかなと考えられるようになりました。少し前にはそれどころではなったですから。やりたいことがある。しかし、こちらの意図を感じ取って練習ができなければ意味がないと思います。メニューだけを与えて「やっておけ」というのはできないかなと。だとしても「本当に強くなりたい」と望むものに対して関わる時間は増えます。当然のことかなと。これまでのノウハウを集約していきたいなと思っています。

ここ10年間くらいで山口の高校で「短距離でインターハイに出場した」というのは限られています。女子の100mで3人、200mで3人が出場はほぼない。やっていることに関しては間違っていないと思います。全員、中学時代に標準記録を切って全国に出場したというのはありません。普通の選手がIH出場レベルになるというのは簡単なことではない。これは西日本カーニバルの懇親会の時に話したのですが「だったら11秒台を出す練習はどうなのか?」とうい部分。難しいと思います。13秒2の選手が12秒1になる。これは通常ではない。しかし、そのタイムでは全国大会に進むことができてもラウンドを進むことができない。不十分なのです。同じ練習をしていて11秒台が出せるか?その部分に関して正解は分かりません。

たまたま強い選手が来てくれたから全国入賞しました。これはあまり面白さを感じません。まー全国で入賞するというのはすごいことなのですが。大阪のmtm先生は14秒台の選手が女子の400mでIH入賞、11秒3位男子が10秒6を出して日本ユース入賞。これは本当にすごいことだと思います。こういう部分は本当に学ぶべきことがあると思っています。強豪校に練習を見に行くよりはこういう「素晴らしい指導者」から学ぶことが多いと思っています。間違いなく「強くするノウハウ」がある。

先日、tokusho時代の練習をしました。実はここにも大きなヒントがありました。追い込むという意味ではなく「何故それをやるのか」を考えた際に出てきたアイデア。そのアイデアを持っていたにも関わらず転勤したことによって「それどころではない」という感じになってしまいました。そのため「効果がある」と感じていたことが実現できなくなっていました。これはダメです。原点に返ることでもう一度「走りにつなげていくためのトレーニング」に関して考えることができたと思います。

この発想をトレーニングだけではなくスプリントにも生かしていきたい。物事の考え方の流れは同じだと思っています。小さなエースがシャフト補強をしているときに「なんでみんなあんなに苦しそうにやるんですかね」「もっと移動した方が楽ですよ」と言っていました。補強の中に重心に動を伴う種目が入っている。回数が少ない方が楽だという考え方。しかし、それができない選手もいる。

小さな力で重心移動が大きくなるようにする。これは筋力発揮の形としては理想なのではないか。小さなエースの発言は的を射ている。鍛えることが練習ではない。最大目標は「競技力を高めること」です。ここが出来て初めて意味がある。出力を高めてそれを走りに活かしていく。その視点の中でやっていきたいと思います。

走練習の中にどうやって取り入れるか。ここも考えていきたいと思っています。指導者がきちんと考えて理解して指導をする。そこが必要になる。正解はどこにあるのか分かりません。どんな練習でも意味があると思ってやっていくことが必要。明らかに間違っている練習をやる場合は話しが別ですが。私としてはここを見極めて行きたい。狙いが明確になれば確実に効果はあると思います。「速く動く」というだけではなくきちんと狙いを持つ。私的にもかなりイメージして作っています。

うーん。まとまらないんですが。まー良いや。とりあえず書いておきます。とりあえず。
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県駅伝

2017-11-07 | 陸上競技
日曜日が県駅伝でした。これまでは当日に少し手伝いに行くくらいの感じでした。配置されていた部署もかなり中心部と離れていてレースの盛り上がりには全く関係ない。順位争いもよくわからない中での役員でした。昨年に至っては前日から発熱し数日間寝込む中での駅伝。見に行くことさえできませんでした。

今年から運営委員になったこともあり土曜日の朝から駅伝の準備。単独チームで駅伝に出る機会もほぼなかったので前日に何かするという感覚はありませんでした。以前、短距離だけで女子駅伝に参加したこともありましたが監督会議には参加していません。当時の長距離顧問の先生が出席されていたのだと思います。申し訳ないですね・・・。ということで、今年はひたすら裏方として働く。トラック競技とは全く異なる準備もあり思っている以上に大変でした。更には数日間の疲労も出てきてヘロヘロ。土曜日は3時前には終わりましたが倒れるように寝てしまいました・・・。

駅伝当日、補助員を連れてきらら浜へ。今回は女子に補助員を任せました。トラックシーズンは自分たちが出場するので補助員をすることはありません。だからこそこういう機会に「裏方」として何かする。長距離が出場するのもありますからこういう機会を有効に生かしていきたいなと思います。与えられた仕事はそれほどなかったようなのでこちらが仕事を与えたりしました。「応援される選手になる」という部分が必要になると思います。うちの選手はそこまで積極的に動きません。力がある選手たちだからこそこういう部分はきちんとやらないといけないと思っています。「強ければそれでいいのか」と心無い批判を受ける可能性もあります。そうならないように「補助員」として普段とは異なる風景を見せたいと思っています。経験です。

私は当日、監察車を運転することになりました。上述のように駅伝の役員は中心部から外れた場所で働いていました。そのためコース自体がよく分かっていません。不安。それでも何とか運転して役目を果たしました。おかげさまでコースを覚えました(笑)。が、競技時間中ずっと運転だったので思った以上に疲労感が残る・・・。まー仕方ないのですが。

知り合いの指導者の学校が入賞しました。普段は応援している姿を見て「また叫んでますね」とチャチャを入れるのですが、今回はちょっと詳しく話を聞いてみました。駅伝、指導者の意図する配置をすることでずいぶんレース自体が変わると言われていました。今回はエースを1区ではない区間に配置したと。普段の練習の様子を見て持ちタイムが一番良い選手ではなく3年生を配置。それにより流れができて入賞したとのことでした。采配の喜びはあるのでしょうね。距離が長い分、それによって大きく変わってくるのだと思います。

共通する部分は「普段どれだけ見ているか」という部分。持ちタイムが良くても実際のレースで走れないというのであれば大切な場面では任せられません。長距離種目に関してはコツコツできないと結果にはつながらないと思います。これは短距離にも言えることですが長距離のほうが間違いなく繋がっていると思います。日々の変化を見逃さずにきちんと対応する。それが結果につながる。

私個人としては長距離は苦手。自分が見ていないところでの練習が多くなるからです。駅伝は見ていないところで走っている。できれば走る姿をずっと見ていたい。そういう性格ですから駅伝には不向きかもしれません。伴走できませんから(笑)。そこに至るまでに何をするかという意味では同じだと思いますが私自身は長距離の指導には向かないと思いますね。

以前よりは色々な方との接点ができました。たまたま、いつも一緒に練習をしているkjw先生と練習についての話をすることに。マニアックな話です。こういう話に興味を持つ人がいるのかどうかは大きな部分ですが。今年の冬にやってみたいと考えている練習の組み立てについて話をしました。投擲の感覚の中でヒントをもらったりも。前任校ではBOSSがいたので「kaneko、この練習よりはこっちの方がいいぞ」とアドバイスをもらうことが多々ありました。が、今はそれがない。だからこそ考えていることをきちんと伝えていく場面が必要。「誰が速い」とか「誰が強い」という話よりも「陸上競技について」の話をする方が圧倒的に楽しいですね。

普段とは異なる場面での話。色々と感じることがありました。結局、すべての仕事が終わったのが18時過ぎ。疲れ果てました。それにより家に帰らずまたも実家へ。それでいいのか?まー仕方ないですね・・・。

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西日本カーニバル2

2017-11-07 | 陸上競技
記憶が薄れていますが。あれこれありすぎて時間の確保ができません。blog更新までたどり着けず。プライベートといつのは存在するのか?!まーやるしかないのですが。

西日本カーニバルの記事を書いていました。なんとか高校の部で二人決勝に進むことができました。高校の部ですがこうやって県外で2本走れるというのは貴重な経験です。

ホームストレートが向い風でした。ここの競技場はバックストレートでもレースをすることができます。朝からずっとホームが向かっていたのでバックストレートで走れる可能性は?と期待していました。レース直前変更のアナウンスが。追い風の中でのレースに変更!せっかくここまできたのですからチャンスがあれば自己ベストを更新させてあげたいなと。

先に一般の部が実施。インターハイチャンピオンや11秒台の選手が多数出場。追風1mの絶好の条件の下、11秒87で高校生が優勝。やはり体格が違います。うちの選手があれだけの筋力を付けるのは不可能だと思います(笑)。が、筋出力を上げる事で対応できるのではないか。こういうレースを見ているとこちらももっとできることがあるのではないかと感じますね。刺激をもらいました。

高校の部が始まる少し前から風向きが変わる。え?!(笑)さっきまで絶好の条件。わざわざホームストレートからバックストレートに変更してもらったにも関わらず向い風?!こちらとしては神に祈るしかありません。スターター、風読んで!

高校の部の決勝は2組。1組目にM。1週間前に県体で4位。力が全く出せませんでした。そういう部分も含めて何とか走ってくれたらなと思って見ていました。レース自体は前半からMが抜け出す。いつもは力んでしまって決勝では思うように記録が出せないのですが今回は柔らかい動きが終始できました。30m地点で勝負あり。そのままリラックスした走りで圧倒的な走りでフィニッシュ。良い走りでした。タイムは12秒53。セカンドベスト。県総体の予選で出したタイムに次ぐ2回目の12秒5台。確実に力は上がってきているなと。

風は向い風0.6(笑)。なんだよ。さっきまでの追風はどこへ?!「たられば」を言っても仕方ないですが一般と同じくらいの風が吹けば間違いなく12秒4台だったと思いますね。これは自信になります。Nと一緒に走った時にもこの動きをしてくれると良いのですが。殻を破ることができれば本当に面白いと思います。本気で11秒台を狙いたいと思っています。

2組目はS。中国新人前に貧血が判明。かなり酷くて。中国新人も県体も自分の走りができませんでした。それでもチームの中で一番強くなりたいというのが表に出ています。レース後半でうごきがかなり鈍りますがそれでも今できることをしたい。前半はトップ。B決勝なので力的には当たり前かもしれませんがこれまでは前半完全に遅れてそこから勝負というレース展開でしたから今回のレースは合格点だと思います。50mまではトップ。そこから動きが鈍くなり少し遅れていきましたが12秒91。無風。

タイムだけ見れば本当に平凡なタイムです。しかし、本人は手応えを感じていました。全く出来なかった加速段階が時間をかけて作っていく中で出来るようになってきた。スムーズに加速できるようになった。ここは大きなことだと思います。後半対策は貧血を治してしっかりと走る事で変わってきます。これだけで随分違うなと。来年は12秒5切りを最低目標に取り組みたいと思います。十分可能性があると思っています。

もう一つ手応えを感じたのがNのリレーの走り。今回県選抜で走りました。2走はエース区間。2本目のレース、2走で九州選抜の選手を引き離しました。少し離したという感じではなく明らかに離していました。スピードに乗った時の走りは圧巻です。この走りが100mでできたら。スタンディングとスタブロの違いはあると思います。だからこそこちらもしっかりと練習を組み立てていきたい。それができれば本当に戦えるようになると思っています。

今回、県選抜に選んで頂いたお陰で貴重な経験をすることができました。他県の先生方と情報交換もできましたし。何よりうちの選手が「戦える」という手応えを感じてくれたのが大きい。まだまだ力はなく弱いですが可能性を改めて感じました。

進みたいと思います。高いところに照準を合わせて。
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