なかなか全てを更新するに至りません。書きたいことが多くて。ネットニュースでは今回のことをひたすら取り上げています。
北海道知事の発言や行動が「リーダー」として評価を受けています。後追いで何かをするのではない。その場で状況を判断して最適な行動を取る。周りに忖度したり、何一つ考えず言われるがまま決断を下す。現状をもっと考えて欲しい。訳の分からない「不安」のパンデミックが見られます。行政が過剰反応をするから国民はさらに過剰反応をする。トイレットペーパーがどこでも売り切れ。不安を煽りまくっている結果です。
話を自分達のことに。今後の過ごし方を話してからの流れ。面と向かって選手に話をしました。この期間がどれだけ大切なのか。自分達が何をするべきか。そのことを考えさせる。理解させる。そこには時間が必要だと思っています。
そこでプラスアルファで話をしておくことに。これも以前から話をしている内容です。心理学者の言葉を引用して話をしました。
「やることをやったかのように見せかけて手を抜いたことはありませんか?見せかけだけの努力が本当の成功につながるのでしょうか?成功におよばないのがわかっていて、なぜそんな見せかけだけの苦労をするのでしょうか?見せかけなど関係ないのです。一生懸命できることをするしかないのです。成功に近道などありません。忍耐力と目的に向かう集中力がなにより必要です。格好をつけるだけでなく、自分らしさの勝利に向かうことが大事なのです。見せかけはただ単に成功の幻覚をつくりだすだけなのですから…」。
これはいつも言う話です。「やりたくないならやらなければ良い」という部分。学校で練習する時も基本的に強制はしていません。やりたくなりのであればうちに入って陸上競技をやらなければいい。お互いに不幸だからです。嫌なものを嫌々やるというのは楽しくない。
やっていないのかやった振りをする。それは誰のためになるのか。「やっている」と嘘をついても自分自身は誤魔化せません。元々、誤魔化す意味は全く無いのです。やりたくないならやらなければ良いだけの話だから。
きちんとやらなならばいけない、という訳ではない。本当に自分が必要だと思えばやればいい。うちは「陸上競技」をしている。趣味で身体を動かしている訳ではない。競技をしようと思えば自分自身に厳しくなる必要がある。できていないことに対して「仕方ない」と思うのではなく「できるようなする」という判断ができるか。
この世で一番意味がないことは「やった振りをする」ことです。「やっていない」のに「やった」と言い張っても何の意味もない。本当にシーズン中に結果を出したいと思うのであれば「自分が何をするか」は分かる。分からない者は所属する意味はない。あくまで「競技」をするならという前提ですが。
この辺りのことは「言わなくても分かっている」という話だとは思います。それでも人間は「弱い」部分があります。初志貫徹ができない。だから念を押しておきたいなと。
更に「チーム」について練習開始時に話した内容をもう一度確認しました。これも以前のblogに書いていた内容を引用しながら。
「部全体でどのような方向に進むのか。そこを各自が考える必要がある。何のために陸上競技部に所属するのか。「なんとなく所属する」のであれば、時間がもったいないのでは?「個人種目で好きにできるから」と考えているようでは競技にならない。
「集団スポーツ」では「弱い者」「努力できない者」がどれだけ集まっても勝負にならない。チームスポーツが強くなるためには「個」の力が必要になる。逆に陸上競技で強くなろうと思ったら「集団」の力が必要になる。一人ではできない事でも「集団」ならやり切れる。「チーム」を作ることで初めて「個」が強くなる。だからこそ、「チームのために何ができるか」をきちんと理解する必要がある。そして行動で示す必要がある。」
この部分。これも何度も話をしています。本当に戦おうと思えば「個」が強くならなければいけない。前任校で指導を始めた時、人数が足りなくて長距離と幽霊部員だった3年生に練習にこさせて無理やりリレーを組みました。出るだけ。何もないところからのスタートだったので「参加する」ために苦肉の策。
そこから2年後にリレーで中国へ。しばらく「中国に行くのは当たり前」という雰囲気がありました。しかし、そのレベルで停滞する。選手が「マイルでインターハイに行く」と本気で言い出した時に「弱い者が集まってもインターハイにはいけない」という話をしました。厳しいかもしれませんが。
個人で何とか中国に行けるというメンバーが集まっても絶対に戦えない。「リレー」は集団で戦うという意味合いが強いですが、本当に戦おうと思えば「個」の力がどれだけ高まるかという話になります、周りがどうこうではなく「自分自身」が強くなる必要がある。
そして「個」を強くするためには「チーム」の力が必要になる。一人ではどうしても競争が生まれない。自分なりの努力で話が終わってしまうからです。金曜日の練習で「競争」をさせました。今の自分の力を把握するためです。一緒に練習していなくても身近に「ライバル」がいる。お互いに高め合う関係が作れるから強くなれる。一人ではできないことでも「チーム」があればできることがある。
だからこそ前の記事に書いた「1人ではない」という感覚を作りたいと考えています。小さい規模だからできることかもしれません。何人かは本当に必死になれます。ここをどう活かしていくか。
全国には本気で取り組んでいる選手がたくさんいます。こうやってblogを書くことに意味があるかどうかわかりません。しかし、多くの選手、多くの指導者が「この状況をどのように乗り越えるか」と考えています。私はある意味「チャンス」だととらえています。自分が成長するために与えられた「試練」かもしれません。「自分がどのようにしたいか」をしっかりと考える時間があります。
「信じている」という話で締めくくりました。これからは選手の行動です。信じます。