kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

3学期最後の日

2020-03-20 | 陸上競技

木曜日。この日は一応「登校日」となっていました。突然休業となりほとんど生徒と話をする機会がないまま終わり。これでこの学年の「活動」は終わりになってしまいます。

 

新型コロナへの対応で登校時間をずらして実施。生徒の話によると電車に乗っている人の大半はマスクをしていないということでした。マスク不足なのか。それとも「大丈夫だろう」という感覚なのか。わかりません。「大丈夫」であれば今のような「休業」にはなっていない気がします。そのあたりの「感覚の差」は大きいなと感じます。

 

体育館に集まって終業式はしませんでした。一応放送で「校長からのあいさつ」と卒業式の「答辞」のコメントが本人の声で流れました。本当は直接話が聞けるとよかったのではないかなと思います。その時の雰囲気、表情を感じ取りながら聞くと全く違う話になるのかなと。それでも「想いを感じ取る」時間にはなったかなと思います。

 

最後なので少しだけ話をしました。基本的に「節目」には話をするようにしています。何かあれば本気で怒る。ほめる部分があればしっかりと認める。何かをやるときにはお互いに精いっぱいやる。こういうスタンスで担任をしています。私のスタンスが生徒に伝わっているかどうかはわかりません。基本的に生徒に好かれようとは思っていません。嫌われるよりは好かれるほうがいいのかもしれませんが。「今」だけではない。そこに関しては譲れない部分です。

 

今回、気づいたことがあります。うちのクラスの生徒は「欠席」「遅刻」「早退」が7回以上ある生徒が一人もいません。これは「普通」なのかもしれませんが。ほかのクラスは何人かいました。うちのクラスは0。テストの平均点ではちょっと負けています(笑)。しかし、「学校に来る」という部分ではどこよりもきちんとしている。これは誇らしいなと。

 

「学校が楽しい」と言ってくれる生徒が多い。それだけでも「担任をした意味があるのかなと。距離感が近いのかもしれません。前は私自身も若く「ちょっと年の離れたお兄ちゃん」くらいの感じで生徒に思われていた部分があります。20代の時は「金P」と普通に呼ばれていました。今考えると恐ろしい話ですが。30代になったころからそのあたりはなくなりましたが。今は「お父さん」のような感じなのかもしれません。

 

年齢によって「関わり方」は明らかに変わってきています。今担任している生徒は息子と同じ年。この年代は「父親との距離」ができます。もちろん保護者とも少し距離を置く時期なのかもしれません。しかし、私の性格的なものもあるのかもしれませんが気軽に話しかけてきます。クラスの生徒だけかもしれませんが・・・。こういう距離感を保ちながら関わってきた1年間。

 

最後に何を話すかなと思いましたが、いつも通りほぼ雑談。「示唆に富んだ話」なんてことはありません。もちろん、それぞれ思うことは会って話しているのですが。すべてが伝わるとは思っていません。そこに大きな期待はしません。少しずつ「何か」が伝わっていけばいいなと考えています。

 

話が終わって「写真撮りたかった」と何人も言いに来ました。一人欠席だったので始業式の日にという返答をしておきました。クラス替えがあります。「今のままがいい」という生徒も何人かいました。1年間というのは自分たちで思うよりも意味があり、深い時間だったのだと思います。今のクラスで感じたことをほかのクラスでもきちんと伝えていってほしいなと。そういう部分がどれだけ「本当の力」となっているか。ここだと思います。

 

成長はしてくれたかなと思います。「親は無くとも子は育つ」という部分だと思います。私が「すべてやる」という気は最初からありませんでした。下準備をこちらがやって「生徒がやったように見せる」というのは好きではありません。失敗してもいい。そこから何かを学べるかどうか。重要なことだと思っています。

 

何度も書いていますが私の中では「クラスの生徒」と「選手」は特別です。いろいろな思いがあります。これだけはずっと変わらないだろうなと。

 

久々に生徒と話をしました。いろいろと話をしたかったですがそれはかなわず。長時間話をするのは避けるようにと言われていたので。やはり「生徒はいるから今の仕事の意味がある」と痛感しました。清掃活動をひたすらやっても生徒は育ちません。今自分が本当にやるべきことは何か。その部分を確認できる時間でした。1時間程度でしたが。

 

まとまりませんが・・・。記録しておきます・・・。良いクラスだったと思います。誇れます。

コメント
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