kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

訂正してお詫びします(笑)

2008-11-16 | 陸上競技
先程昨日の練習について書きました。残念ながら選手からメールが来ました。

なんと練習終了時間は1時半ではなく3時だったとの事(笑)。女子は8時半集合にしてしていましたから、6時間練習です。そのうち1時間半は移動時間や着替えに使っていますから、実質4時間以上は練習時間に使っています。

改めて今の選手の意識の高さと気持ちの強さを感じましたね。普通なら顧問がいなくて練習時間が長くなったら適当になる部分も出て来ると思います。そんな中できちんと長時間トレーニング出来るというのはかなり成長していると思います。

昨日男子から練習終了メールが来て、「客観的に見て集中して出来ていた。良い練習だったと思う。」という報告がありました。まーそれくらいはやるだろうと思っていたのですがメールが来たのが2時半前だったので「練習長すぎるのでは?」と返信したら、「1時半には終わった」と返事がありました。それを信じてblogには1時半終了と書いたのですが(笑)。

顧問がどうこうより、選手自身がかなり「強くなりたい」という気持ちを持っています。それも半端ではありません。「ケアしておくように」とメールをしたら、月曜日に整体に行って昨日も整体に行ったという返事がありました。お金がかかる事なのでそこまでやれとはいいませんが、自分で必要だと思って身体のために行動に移せるレベルまでは来ているのでしょう。全員がこの位の意識レベルになればチーム自体が確実に強くなるでしょうね。

この辺りの取り組む姿をみると嬉しくなりますね。確実に成長しているのがわかりますから。「強くなりたい」という想いが選手を動かすのでしょう。それに応える事が出来るように私も学ばなければいけません。

練習時間、長かったですね。訂正します(笑)。お許しを(笑)
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完全に任せる

2008-11-16 | 陸上競技
土曜日、普通ならかなり走り込むのですが今回は様々な事情(かなり個人的)によりメニュー変更。幼稚園のおじいちゃんおばあちゃん参観日があり、日頃全く家にいない&親にも会っていないので、練習は選手に任せて家の事を優先させてもらいました。最近の様子なら選手だけでもきちんとしたトレーニングはできるという判断&自分達で課題を理解して取り組むという部分もあったので任せました。

男子は水曜に実施したメニュー&ウエイト。女子はウエイト&プールor自転車&補強メニュー。量としてもかなりのものです。それを選手同士でどれだけ刺激しあいながら練習に臨めるかが重要です。
女子は先週末、合宿に参加していて心身のリフレッシュをさせたいのと日頃使わない部分を使った動きをさせたかったのでプールへ。風邪気味の者は自転車こぎをさせました。移動に片道40分程度、自転車で全力で行くように指示を出しておきました。往復で1時間半、全力で自転車をこぐとエネルギー消費量もかなりのもの。隠れた意図もあります(笑)。全身運動をするので疲れるとは思いますが、たまには違う刺激を入れるのも必要ではないかと思いますね。

男子はドリルを中心に。地味なトレーニングをひたすら繰り返しました。昨年末、一度男子だけを地味トレと称して階段とスティックを2時間繰り返した事があります。うちの男子はこの手の練習は本当に真面目に取り組みます。技術的な部分を意識して走ってから、折り返し走。しんどいでしょうね~。

最近はウエイトだけで終わらず、補助的な種目を多く取り入れています。筋肉を使うための刺激を様々な角度から与えていく必要があると思っています。身体をコントロールする練習を繰り返す。この中で随分変わってくると考えます。

練習終了時間は13時半過ぎ。かなりやったと思います。その大半は身体作りと感覚作りに充てています。それくらい大事な要素だと考えていますから。速い選手はどんな練習をしても速い。普通の選手がどうすれば力を上げていけるか?様々な事を考えながら取り組む必要があります。うちの選手、以前と比べるとかなり「心」の成長が見られます。ここがベースとなり、競技力が上がっていきます。しっかりとベースになる部分も高めていきたいですね。

全て選手だけではできない。ポイントを指導者が指導していく形をとりたいと思います。時間をどう使うか??この辺りが今後の課題ですね。
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勉強させてもらえる環境

2008-11-15 | 陸上競技
最近、夜眠くてかなり早く寝てしまいます。blogを書く前に力尽きてしまうので、明け方に目が覚めて半分寝ぼけた状態で書いているので内容が伝わりづらいのではと心配してみたり。まー基本的には自分の「考え」や「感じた事」を書いているだけなのでそれでもいいのですが(笑)

さて本題。ここ数年の私の陸上生活、かなり恵まれています。様々な場面で勉強をさせてもらっています。元々本を読んだり勉強したりするのは好きですし、全く苦にはなりません。どちらかというと「勉強したい」という想いが強いですね。市販される「生理学」「トレーニング論」「心理学(コーチング)」等はできるだけ目を通すように心掛けてきました。その情報に左右されないように「考える」という部分も同じように大切にして情報を鵜呑みにしてしまわないように気をつけてきました。
指導者によっては強豪校がやっているからという理由だけで、意味も考えずにやる人もいると思いますが私は出来るだけ「意味」を考えるように心掛けているのですぐに練習形態を変えたりはしません。基本的な部分は変わらないですから。指導理念や技術的な部分がコロコロ変わるというのは「知識」が無いのか、「考える」という部分が足りないのかどちらかですね。偉そうな事を書いていますが、私はそれなりに勉強してきているという自負しています。

加えて単に文献等で勉強する以外に、優れた指導者の話を直接聞く事ができる機会にも恵まれています。こういう部分では私には「才能」というか「運」というのを与えられています。日常生活では「運」は全くありません(笑)。それを補って余りある位のものが競技に関してはあると思います。

特に影響が大きいのはkida先生ですね。一緒に合宿をさせていただく事も多いのもありますし、示唆が多く含まれている話を聞く事ができます。私とogawa先生は、良く「感覚的に近い」と言っていただけますがある意味当然です。動きの原点はkida先生にあると思っていますから(笑)。元々意識していた「動き」をさらに洗練する必要があり、その道筋を示してもらっています。「経験」からの「知識」というのも人並み外れた量を持っておられるので勉強になる部分が多いですね。かなり多くの事を学ばせてもらっています。

また、最近は他県の合宿や県外での指導をさせていただく機会も増えてきました。他県の選手を見る中で多くの事を感じる事ができます。自分の感覚やイメージを伝えていく事ができて、そこから逆に学ぶ事があります。また他県の指導者とも交流が生まれています。話をする中で今のチームに足りないもの、私がやっていることの方向性の確認、やりたいことをどのような手段で身につけさせるかが見えてきます。自分の殻に閉じこもっていては選手のためになりません。多くの人ときちんと関わりを持てるようにしていかなければ、人間的な成長もできません。

この手の経験をさせてもらえるのも「運」だと思います。今年はこれに加えて公認コーチの研修を受けていますから、更に刺激を受ける事ができます。自分を高める事で選手に還元する事ができます。別に肩書が欲しくて何かをやっているわけではありません。選手は「おもちゃ」ではないので、自分が「楽しい」だけでの指導は無意味です。そういう当たり前の事も様々な視点から見ることで分かってきます。

長くなりましたが、改めて「恵まれている」と思いますね。うちの選手もその辺りは理解しているようです。合宿等が終わってからの日誌には「感謝」という言葉を書きます。こちらの「想い」がきちんと伝わると選手自身も成長していきます。「陸上競技」を通じての様々な人との出会いに感謝しながら、日々の生活を送りたいですね。自分を高めるために生きていきたいと思います。感謝。
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週のまとめ

2008-11-15 | 陸上競技
今日は少し負荷をかけることに。今週、基本的な動きをひたすら繰り返してきました。大切なモノを身につけるためには時間と労力がかかります。冬期練習の前半の課題はここにあるといっても良いくらいの位置付けにしています。

ずっとやってきた動きを走りの中で意識させる。そのためにタイヤ引きをしました。他の練習より「走り」の中でポイントを意識できる。様々な要素が含まれているので、冬期練習の中心にある練習だと思います。引っ張るだけでは意味がなく、課題を明確にして実施するからこそ時間をかける意味が出てきます。
選手にはポイントをきちんと説明してからひたすら走らせました。1つ1つの「質」を高める事が重要です。久々に走る姿を見ましたが、「変化」を感じる者が増えています。単純に「動き」の変化だけでなく、取り組む「姿勢」の変化が大きい。私がいるからかどうかはわかりませんが、非常に意欲的に取り組んでいました。この「雰囲気」と「意識」が継続できればかなり面白くなります。

別練習組も数名います。こちらはタイヤが出来ないので別パターンの練習。技術的な部分ではない「体力的」なトレーニングを実施。走れないから出来るトレーニングというのもあると思います。今日の負荷だけでいえば別練習組の方が高いと思います。私がついていたわけではありませんが、今の「気持ち」があるから動かなくなるまで追い込みます。戻ってきた時には表情が無くなっていました。こちらも「強くなりたい」という気持ちが現れています。今が「強くなる」チャンスだと伝えています。そのためにどれだけ自分と向き合えるか?大切な部分です。

練習場所が無いのでタイヤ等は学校とは違う場所でやります。練習の途中で所用で30分位抜ける事に。戻ってくると草野球チームが練習を始める寸前でした。多分グランド使用の予約を入れて「専用使用」にされていたのだと思います。しかし、我々の練習を優先させてくださいました。キャプテンが「もう少しで終わるので最後まで走らせて欲しい」とお願いしに行ったようでした。キャプテンの自主的な行動と野球チームの温かさ。これまでのチーム事情とは変わってきています。選手の取り組む姿勢を見て「最後までやる」事を認めてもらえたのだと思います。感謝すべきだと思いますし、周りの人の「想い」を背負っていかなければいかないと改めて感じました。「気持ち」がしっかりしていれば、周りの人の「心」を動かします。応援してあげたいと周りから思ってもらえるチームを作っていきたい。そういうチームにならなければいけない。

目指すチームに近づいていると思います。質問などの部分もかなり増えて来ている。強くなるのは自分自身の問題です。チームとしての成長を支えるのは個人です。良い状態になりつつあります。課題をしっかりと克服していきたいですね。未来につながる練習ができたと思います。継続していきたいと思います。
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様子を見てみる

2008-11-14 | 陸上競技
色々とあって足の痛みを訴える者がいるので、1~2週間は走らずに別のトレーニングをしてみようと思いました。ひょっとしたら走れるかもしれないのですが、別の部分をきちんと鍛えていく方を優先してみようかと思って。

隣の市に温水プールがあるので、プールトレーニングなるものを試してみることに。色々と調べてみても「リハビリ」や「ダイエット」に関してはやり方があるみたいですが、きちんとしたトレーニングとしてはあまり紹介されていませんでした。まー普通の学校では自分の持ちプールなんてものは無いですから、当然といえば当然です。
全くの手探り状態だったので一緒に行ってどんな事が出来るかを試してみました。私は全くプールに入る気は無かったのですが、プールサイドに行くのにも水着が必要という話に…。仕方なく事務所から借りました(>_<)。「泳がないから良いんじゃないか?」というのを主張し続けていく事も出来たのですが、あまり話しても印象を悪くするだけなので素直に従いました(笑)

プールにはあまり人もいないので様々な練習をしてみました。他の人は泳いでいますから、私達は変わった客ですね。監視員の人にも何度か話し掛けられましたし(笑)。水の抵抗を利用して動きを作ったり、股関節周辺の補強をしたり。どれが効果的なトレーニングかを判断していかなければいけません。選手に勝手にやらせるわけにもいきませんから、実際に話をしながら練習パターンを考えていきました。何週間もやるわけではありませんが、ある程度繰り返してみる意味はあるかなと思いました。また別の日に何人か行かせたいと思います。メインの練習にはならないかもしれませんが、いつも同じ刺激をしていくよりは「たまには」良いかもしれませんね。

基本的な事はきちんとやっていきます。あとはそれに加えてどんなパターンの練習をするか。「身体を上手く使う」という練習を取り入れていきたいですね。普通の事をしていても強くなり目標に近づく事が出来ると思いますが、飛躍的に強くなるためには様々な事を試していく必要があると思います。
全てを変える程無意味な事はありません。「柱」になる部分はブレてはいけない。ここがブレるからわけのわからない指導になる。よくあるパターンです。「柱」をきちんとしてから、プラスアルファをどうするかが重要だと思います。勘違いしないようにしないといけませんね。全てはつながっています。練習方法が違っても目指す場所は同じですから。

色々と考えてみます。
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基本的な事をやろう

2008-11-12 | 陸上競技
先週から練習には基本的な動きを確認して、ひたすら繰り返しています。ここ数年この時期は動きの確認と習得に時間をかけています。春先1年生は基本的な動きを繰り返して走れるようになっていきます。2年生はどうしても動きの感覚が「自分の思っているのが正しい」というふうになってしまっているので、もう一度作り直さなければいけないと思っています。先週は合宿もあったのでかなり走りましたが、今週からは少し動きを身につけさせる事に。

加えて身体の使い方をしっかり意識した練習をさせたいと思っています。今までやっていた部分もありますが、様々な動きをさせる事で筋肉と神経系の結び付きを高める事をこの冬の課題にしていきたいと思います。ウエイトはかなりできるようになってきましたが、それがまだ生かされません。身体のコントロール能力を高めていきたいですね。

合宿等で感じるのは強い選手の「適応能力」です。初めて見た動きでも、すぐにできる者がいます。うちの選手はなかなかできません。大きな「差」があります。逆にここが出来るようになるだけでもかなり変わってくるのではないかと思います。

今日は学校のグランドで練習。日頃グランドではやらないので新鮮です。私が言うのもどうかと思いますが、うちの学校はあまり部活の活気がありません。グランドが静かです。面白くないのでうちの選手には「声を出すように」という指示を出しました。うちだけが部活を真剣に取り組んでいるわけではないはずです(疑問が残る部分もかなりありますが…)。頑張り方を知らないのではないかという感じです。もったいない。
折り返し走でわざと大きな声で練習をしていたら、野球部もうちを意識して声を出し始めました。狙い通りです。こうやって部活は活性化していく事で違いに高め合う事ができる。そう信じています。

練習では数人走らせませんでした。疲れを抜く事も練習の一つだと思います。「走りたい」という想いはかなり強いと思います。そこをコントロールするのが指導者の仕事だと考えます(私も随分成長しました(笑))。折り返し走の2セット目に参加させなかった選手が他の選手に何か話をしていました。「私は走りたい。走る苦しさよりも走れない苦しさのほうが大きい。みんなが練習をして強くなるのを見るだけしかできない。走れない人間の分までしっかり走って!」と言っていました(遠かったのでニュアンスは違うかもしれませんが)。私が言わなくてもチーム内でこういう話が出来るというのは大きいと思います。
走らない事にきちんと意味がある事も理解しなければいけません。「強くなりたい」だけでは上手くいかない事もたくさんあります。何故なのかをきちんと理解して焦らないようにしなければいけない。「足が痛い」という者もいたので病院に行って、一先ず1~2週間は走練習を止めさせる事にしました。医師の判断ではなく私の判断です。気持ちが前向きになっている今だからこそ我慢させるべきだと思います。他に出来ることがたくさんあるのでそちらをしっかりやっていく事が重要です。

色々な事があります。一つ一つクリアしていきたいと思います。チームとしての成熟を求めていきます。
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もう一度考える

2008-11-11 | 陸上競技
基本的な部分をもう一度考えました。これまでやってきたことでももう一度見直していこうと。

これまで時間の関係やダメージが怖くて、避けていたトレーニングがいくつもあります。この冬は原点に帰り、基礎的な部分をひたすら繰り返していきたいと考えています。

これまで冬期に様々な事に取り組んできました。それがどれだけ正しいかわかりません。飛躍的に力を上げなければいけませんが、もう一度原点に帰って基本的な事をやらなければいけないと思います。ひたすら繰り返す中で身につくモノがあると思います。それから目を反らしてはいけません。強くなろうとして「特別な練習」を探ろうというのは意味がない気がします。数年前に「これは良い練習だ」なんて自慢げに話したとしても、思いつきの部分があったり、他者の真似をしている部分もあります。それは私がというよりも、誰にでも有り得る話です。

しかし、それをどう生かしていくかが大切です。数年前はウキョーという形でウエイトと補強を組合せていました。時間の関係で止めていました。これからウエイトをした後にもう一度補強をしっかり組合せていきたいと思います。

私自身、正しいと信じて取り組みます。時間をどう使うかを考えていきたいと思います。まだまだ考えている事があるので整理していきたいですね。

どんな事があっても止まる事はできない。前に進みます。振り返る事は止まる事ではない。それを生かしていけるか??考えます。
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ミーティング

2008-11-10 | 陸上競技
昨日合宿から戻って来て女子とミーティング。今日は男子も含めてミーティング。自分達の取り組みを見直す時間も必要だと思います。

今回の合宿と昨日の記録会から感じた事は「言われた事は出来るが、自らの判断で行動が出来ない」という部分です。普通のチームよりは間違いなく取り組みのレベルは高いと思います。やるだけ、やったつもりになるだけのチームもありますから。言われたことすら出来ない選手もたくさんいます。それから比べるとかなり頑張れています。

が、まだまだ私に依存する部分が大きい。自分達に必要なモノを自ら得ようとする姿勢が不足しています。細かい指示を受けて行動する事に慣れてしまっています。自ら考えて行動に移すという部分がまだ足りません。記録会に向けての準備にしても自分達の「判断」だけで動いています。考えて、正しいか分からなかったら「聞く」べきです。ここは依存とは違う。自分達で考えて行動するだけでは間違える事もある。ここをきちんと修正しなければ後悔する事になります。

技術的な取り組みに関しても同じ事がいえます。自分達が「わかったつもり」になっている事が多すぎる。きちんと「本質」を理解していないから、狙いとする部分がズレてくれ。自分が思っているポイントが本当に必要とするモノとズレていたら、修正するのに膨大な時間を要します。もったいない。きちんとやっていることの「意味」を考えて取り組む必要がある。ここがまだまだ不足している部分でしょう。

これまでは「どうやって手を抜かず練習に取り組ませるか」が私の課題でした。選手の「心」が育てば低次元の指導からは脱却できます。これからはどれだけ意味のある行動ができるか、を課題にしていきたいと思っています。「やる」のは当然です。「やらされる」ならやる必要はない。私が「やってください」と頭を下げているわけではありませんから。「嫌」なのに「やらされる」というモノ程苦痛に感じることはないはずです。本当に「上の大会を目指したい」と思うなら、自分のためにしっかりと「努力」するべきです。そこが分かっていないから「それなり」にしか頑張れない。もったいない話です。

本当に「強くなりたい」と願うなら、与えられたモノだけをやっていくだけでは足りません。自ら「強くなろう」とする姿勢が必要です。分からなければ周りの動きを見たり、指導者に聞けばいい。動きを見てもらいたいなら他校の指導者であっても「見てください」と頭を下げればいい。それくらいの「気持ち」がなければ本当に強くなることはできないと思います。

選手が合宿中にkurashikiの1年生の話を耳にしたようです。「出来れば男子と走りたい」「どうすればもっと速く走れるようになるんだろう」という事を普通に話していたようです。高い意識レベルです。1年生とは思えないですね。だから強くなる。学年は関係ありません。どれだけ「気持ち」が強いかどうかです。

そういう姿勢を目の当たりにする事ができてうちの選手は更に上を目指そうと感じたようです。中には「やるだけ」の選手もいたでしょう。勿体ない話です。チャンスを逃しているわけですから。だから「勝てる」と感じました。うちの選手は足りないことに気付いてそれを補おうとしている。参加するだけでなく、「学び取ろう」とする姿勢は確実に身について来ています。

強くならなければいけない。その「責任」があります。「能力」 だけではない。今出来ない事が出来るようになるだけで確実に成長できる。そう感じています。

ミーティングはうちのチームの特徴だと思います。選手自身が感じた事をきちんと自分の口で他のみんなに伝える。人前できちんと話せない者には「想い」はないと思っています。何も感じないような選手はその程度の意識レベルです。話が出来るというのは「想い」があるから。ここは大切だと感じます。もっと強くなれると思います。

これからが大切です。目指すモノを見失わず、前に進んでいかなければいけないと思います。得るものは多かった合宿でした。肌で感じる事の大切さを重視してもらいたいですね。
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konan合宿2

2008-11-09 | 陸上競技
1泊2日の合宿、あっという間に最終日。昨日は雨で走ったりはあまりできませんでした。雨の中、タイヤ引き、タイヤ押し、砂浜走をしました。県立学校とは思えないくらい施設が充実しています。驚く限りです。

今日は近くの山までジョグで走って行ってから坂道走。距離はそれほど長くはありませんが、人数がたくさんいてマラソンのスタートのような状態。こういう場面でどういう位置にいなければいけないのか?考えたら分かるはずです。1セット目は微妙な位置取り。2列目からのスタートでは遅れてしまいます。最前列から出なければ練習に参加できません。普段の少人数の練習ではそこまで考えることはありませんから、合宿をすることで様々なモノがみえてきます。

走り云々は人数が多くて細かい部分は見れませんでしたが、よく前の方で走っていました。12秒2の女子選手は別格で一人飛び出していましたが、第2集団では完全にうちの選手がリード。気持ちの部分が出ていたと思います。それほどたくさん走り込んだわけではありませんが、得るモノはかなりあったと思います。

まだまだ「甘さ」と配慮不足が見られます。やっている事の「本質」が見抜けない。動きが少し変わると「やるだけ」になってしまう。動きの「ポイント」を理解する事ができませんでした。人数が多い合宿では説明が少なくなるのは仕方ない。そこを自分でどう捉えるのか?
見た動きをすぐにはできません。それなら他の者の動きをしっかり見たり、分かっている者に聞くべきです。出来ることを全てやらなければいけません。受け身の姿勢では何も身につきません。日頃やっている動きと近いモノもかなりありました。そこをきちんと理解しなければいけません。

しかし、それ以外の面でかなりの可能性を感じました。力がある選手でもきちんと力を使い切れない。それなりに頑張っている者もいました。それを見て、この冬でなんとかなるんじゃないかと感じました。確かに「差」があります。それでも全力で取り組み続ければなんとかなる「差」だと思います。

トップチームは正直、遠いし「差」があります。うちの今の「力」では届きません。様々なモノを吸収しながら近づきたい。そう感じさせてもらえる合宿でした。うちの選手もかなり成長してきました。取り組む姿勢としてはかなり良くなってきています。可能性を感じます。

まだまだ感じた事がありますが、それはまた後日ということで。
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konan合宿

2008-11-08 | 陸上競技
今日からkonan合宿に参加させて頂いています。先日、国体の時に誘っていただきました。夏に合宿に参加させていただいてそのつながりです。元々はsonozaki先生に「参加してみないか?」と誘って頂いた所から始まっています。こういう面では非常に恵まれていると思いますね。感謝。

今回の合宿には中国新人マイルの1位、3位が参加しています。自分達の目指すレベルがどの位なのかをきちんと肌で感じる必要があります。強い弱いではなく、どの位の力がなければ戦えないのかを把握する必要があります。自分達の取り組みが全てではないことを理解しなければいけません。

あいにくの天候で全て予定通りにはいきませんでした。が、大切な要素を確認できました。やっている事は間違っていないと感じました。まーそれをきちんと選手が理解できているかどうかは別ですが(笑)。日頃からやっている意識と同様の動きをしますし、課題は見えています。うちの選手に必要なのは「動きの本質」を見抜くこと。何を意識した動きなのかを理解しなければいけません。客観的に動きをみるとできていない部分が見えてきます。上手く反発をもらう事がこれからの課題になるでしょうか。逆に「こういう動きはしないほうがいいな」というのも感じました。sonozaki先生の解説付きで見ていましたから、良い勉強にもなりました。貴重な経験です。

色々と感じる事があります。うちの選手、もっと出来ることがある気がします。全ての動きに対してもっと貪欲に学ぼうとするべきですね。まだまだできる。

詳しくはまた書きます。少し休みます…。
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