カンレの日記

還暦の年から始まったブログ、いつの間にか古希そして喜寿を迎えた日々のこと。思いのままに。

親を思う子の心<2>

2007年06月13日 | 保育サポーター

先日の、集団託児のときの話です。

お母さんと、離れれるのが悲しくて

この日も、泣く子が数名いました。

そんな時、私は

3歳くらいで言葉がわかる子には

言い聞かせ作戦を取ることがあります。

「今日はね、お母さんがお勉強をする日だから

いい子で待っていましょうね」

とか

いろいろと言い聞かせるのですが

この日の、○○ちゃんは、ガンとして

「お母さんと行きたかったー!」

の一点張りで、一向に泣き止まない。

そしていろいろ話していくうちに

目を吊り上げ、じだんだを踏んで、私に講義する態度。

で、○○ちゃんの言った言葉は

「だってー!、だってー!

お母さんが、泣いているかもしれないでしょー!

泣いていたらどうするの!」

いや、いや、これにには参りました。

そうだったのか、自分のことだけではなく

母のことも心配して、泣いていたのかぁ。。。

とっさに私は

「わかった!」

「じゃお母さんに電話して、聞いてみるね」

と言って

携帯電話を出し、お母さんに電話をする振りをして

「お母さんですか?今○○ちゃんが心配しているんですけど・・・・」

と、話した振りをして、携帯電話をしまった。

そして

「○○ちゃん、お母さんは泣いてなかったよ」

「「お母さんは大丈夫だから、○○ちゃんもいい子しててね」

って言っていたよ。」」

と言ったら

やっと納得して、泣き止み、遊び始めたんですよ。

ほっ。ふぅ。。。

3歳児がここまで

親を思っていたんですよねぇ。

これで、味を占めたカンレは

もう一度、この手を別の子に使ってみました。

そしたらその子は、携帯電話ではなく

会場特設の電話を指差し

「あの電話じゃないとだめ!」

と言う

いや、はや、、、、、

コメント (6)
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