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■数字の見方

2015-01-27 23:58:35 | 14期生のブログリレー

みなさま、こんにちは。
14期生の高橋裕司です。

今回はまた週刊ダイヤモンドネタということで。

2015/1/31号の特集「統計学」の中に「笑点の視聴率と景気動向」に関する記事(P.70)がありました。
記事によると「日本テレビの長寿番組「笑点」の視聴率1位の回数が多いとGDP増減率が落ち込む」というものです。
これ、何年か前にもちらっと聞いたことがあったのですが、

  番組の放送が日曜の17:30からであることから、その日外出していない
 =懐に余裕がない
 =景気が悪く、所得が増えない

といった論法のようです。あるいは不景気の暗い雰囲気をお笑いで吹き飛ばせ!といったところでしょうか。
こういった境遇の人が多くなることが、「笑点」の視聴率の上昇に表れているのではないか?ということです。

確かになるほど、2008年10月~12月期のリーマンショック後(6回=▲12.6%)や2011年4月~6月期の東日本大震災後(10回=▲2.4%)の辺りはリンクしてるような、してないような。
ちなみに直近2014年10月~12月期の四半期では7回(!)で、2014年1月~9月の3四半期が2回しかないことを考えると、これは景気変動の予兆なんでしょうか???


このように身近なところに数字はあふれています。それらはあくまでも「今までの結果」でしかないのですが、切り口・受け取り方によっては、実にさまざまな意味にとらえることができると思います。

ただ数字って嘘はつかないんですが、必ずしも万能なものでもなく、それを与えるひと、与えられるひと双方の前提認識が合ってないと(=その数字の背景や目的を理解していないと)、如何ようにも転んでしまうところが怖いところです。


(2013年の日本の世帯貯蓄額の平均が1700万円台だなんて、実感としてないですよね??)

 

コメント (3)
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