15期生の高橋です。
私が所属するフランチャイズ研究会では、毎年2〜3のテーマ別グループに分かれ、分科会活動をしています。分科会では、調査した内容を冊子にまとめ、3月のFCショーで販売しています。今年は、商業出版(同友館)1冊、自費出版1冊、会員による商業出版(単著)2冊、計4冊の新刊が出ます。
コンサル業界のなかで、FCに特化して50名近い専門家(弁護士、税理士なども含みます)を擁しているだけでも突出しています。加えて、10冊以上もある出版物の多さが、FCコンサルの第一人者の地位を不動のものにしています。札幌、名古屋、大阪、福岡といった地方でFCショーが開催される場合でも、セミナー講師派遣、無料相談ブース出展の依頼があります。
2015年の分科会テーマとして、日本のフランチャイズチェーン研究を選び、6名のメンバーで活動しました。(うち4名は新人、経験の浅い会員)イノベーションを起こしたチェーン6社を分担して研究し、フランチャイズのメリット・デメリット、有効性などを議論しました。
フランチャイズチェーンの中には、社会にイノベーションをもたらしたものも少なからず存在します。新しい市場を切り拓いたチェーン、日本の商習慣や生活習慣を変えたチェーンもあります。私たちは、フランチャイズチェーンによるイノベーションを「フランチャイズ・イノベーション」と命名し、フランチャイズという仕組みがどのようにイノベーションに貢献したのか研究しました。日本を変えた代表的なフランチャイズチェーン6社を取り上げ、どのような点が効果的だったのかを考察することで、フランチャイズの特徴を明らかにしました。
気がついたら、180ページの大作に仕上がりました。3月9日〜11日ビックサイトで開催されるFCショーで販売します。今回の書籍は研究会で初の学術的な内容です。FC本部、加盟希望者だけでなく、大学研究者もターゲットになると考えています。
自分たちの本が何冊売れるか、楽しみにしています。