亀田です。
ADWEEK ASIAという広告関連の展示会・シンポジウムがあり、その中で、資生堂の魚谷社長のスピーチが印象的でしたので、エッセンスを共有します。
サマリーとしては、「これまでのマーケティングから変わらないといけない」ということを、「現状:これから」の対比で整理されています。「現状」が「伝統的なマーケティング」であり、「これから」は「経営に活かすマーケティング」となります。
それぞれの要素は、次の通りです。
【伝統的なマーケティング】
●ビジネス戦略を遂行するためのプロセス
●調査・販売・流通・広告・プロモーションの各活動(が分断)
●補佐的なスタッフ機能
●営業部署の一部
↓
〔製品を売る〕
【経営に活かすマーケティング】
●顧客起点でマネジメントする
●全活動が顧客創造に繋がる
●ブランド価値を作る
●経営の中核を担う機能
●CMOとCEOが主導する
↓
〔価値を作る〕
CMOの存在であり、マーケティングという機能の重要性がますますあがり、この機能により勝負がつく時代が迫っているのだと思います。