15期生の高橋です。
昨日の新聞で、ロート製薬が副業を認める制度を今年2月に導入し、約60人の社員が応募したと発表しました。
社外での経験が新しい発想を生み出し、行動力のある社員づくりにつながるとの見解です。
競合企業の利益につながるような仕事でない限りは、厳密な審査はしないそうです。
日本企業には、副業を禁止している企業が多く存在します。
禁止する根拠としては、
・競業禁止
・社内情報の流出防止
・社員の健康管理
などが挙げられると思います。
しかしながら、最近は、社員が勤務先の仕事以外にも生きがいを見いだす機運が高まりつつあります。
そのなかには、趣味だけでなく、副業の仕事も含まれます。生きがいを持った社員は勤務先の仕事でも健康面でもプラスの影響が出るでしょう。
また、最近は、終身雇用して企業が社員の一生のめんどうをみる時代ではなくなりつつあります。
一生のめんどうをみれないのであれば、社員を副業禁止で縛り付けることはできないはずです。
これからは、企業と社員の関係は、これまでより緩いつながりにならざるをえないと思います。
緩いつながりのなかで、社員の能力を最大限に引き出すことが求められます。
情報流出リスクについては、社内の仕組みで、流出させない措置が講じられるべき時代でしょう。
ロート製薬の今後の業績に注目しましょう。
是非とも高い業績をあげ、社会全体に副業を認める機運が高まることを祈念しています。