22期の藤川です。
職場で、BtoBサービスのマーケティングを担当しているのですが、先日、バリュープロポジション(Value Proposition:VP)の見直しを行いました。バリュープロポジションとは、「顧客に提供する価値の本質を凝縮して言語化したもの」ですが、ポイントは、自社だけが持っていて競合にはない、顧客が望んでいる価値を見つけることです。1つ例を挙げると「吸引力が下がらないただ一つの掃除機」を聞いたことはありませんか?この表現から、競合製品との価値の違いも伝わってくるのではないでしょうか。
図:バリュープロポジションのイメージ
チームメンバー協働でのワークショップで作っていったのですが、このバリュープロポジション作成は、単なるマーケティング活動ではなく、チームの意識改革や行動変容につながる効果もあるのではないかと実感しています。
1.顧客視点の浸透:顧客ニーズや課題を深く理解し、参加者全員が顧客目線で考える習慣が身につく。
2.使命感と誇りの醸成:自社サービスの強みや価値を再確認でき、自分の仕事が顧客の課題解決に貢献していると感じやすくなることで、モチベーションが高まる。
3.チームワークの強化:マーケティングチームだけではなく、セールスや技術部門のメンバーも交え、部門を超えたチームで作成することで、相互理解を深められる。
メンバー参加型のバリュープロポジション作成ワークは、顧客との信頼関係構築に加え、社員のモチベーションやエンゲージメント向上にも貢献する施策だと思います。機会あれば、組織の成長のために活用してみてください。