こんにちは、19期生の土佐林です。
もうすぐ3月を迎えようとしており、私は最近、毎年恒例の花粉症のシーズンに突入し、再びマスク生活を余儀なくされています。マスクの着用は個人の裁量に委ねられていますが、しばらくはマスクを身につける日々が続きそうです。
近頃の大きなニュースとして、日経平均株価がバブル後の最高値を更新したことが印象に残っています。今年度に新NISAが導入されたこともあり、多くの方が投資に対して一層の関心を寄せているのではないでしょうか。企業内診断士や中小企業診断士は、それぞれの立場で取引先や中小企業の経営者と株価や資産運用についての話題が増えているかもしれません。
そんな中、私が最近注目したのは「特定投資家制度」についてです。特定投資家とは、一定の条件を満たすことで、通常の投資家よりも幅広い投資機会にアクセスできる個人や法人のことを指します。これには、資産規模や投資経験、専門知識などが考慮されます。特定投資家は、高リスクの投資機会に参加可能であり、市場において特別な役割を担います。
特定投資家になるためには、一定の財務条件を満たす必要があり、これには大きな資産を持つことや、特定の専門知識を持つことが含まれます。特定の専門知識の中に、中小企業診断士の資格が該当することを最近知りました。
金融庁のホームページからの抜粋によると、特定の知識や経験を持つ者として次のように定義されています。以下は1部抜粋です。:特定投資家に関する情報:金融庁 (fsa.go.jp)
①純資産の合計額が1億円以上であること、投資性のある金融資産の合計額が1億円以上であること、または前年の収入が1000万円以上であること。
②特定の知識経験を持つ者とは、金融業務経験者、経済学または経営学の専門家、証券アナリストや中小企業診断士など、一定の専門職に従事した経験がある者を指します。
中小企業診断士資格は、経営や財務、市場分析に関する幅広い知識を持っており、特定投資家として活動する際に、投資対象の評価や市場分析において役立つと思います。新しいビジネスモデルや技術への深い理解は、投資決定において大きな利点です。企業の経営状態や将来性を評価する高度なスキルを持っているため、特定プロジェクトや企業への投資検討にも役立ちます。
特定投資家としての活動は、ベンチャー企業への投資などになるため、リスクを伴いますが、企業内診断士にとって、中小企業診断士の資格を補助金以外で活かす良い機会と感じています。
この記事では、特定投資家について紹介しました。中小企業診断士の資格によって恩恵を受けた場面、活動があれば、ぜひお聞かせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。