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社長と話して思う事。

2024-02-16 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは。稼プロ!23 期生の種本淳利です。

先日考えさせられる出来事がありました。
実は、勤務先における担当プロジェクトの一つに集中して取り組まなければならない状況になっており、ここ数か月にわたって忙殺されております。(そしてこの先も暫く同じ状況が続くと思います。)

この場で詳細をお伝えすることはできませんが、あるプロジェクトを経済面、法務面、環境リスク、ステークホルダーへの影響などあらゆる角度から検証し、仮定の上に仮定を置いた上でプロジェクトの将来像を描き、外部と交渉を重ねながら、その将来像の実現に向けてある意思決定を会社に求めるという作業を行っています。つまり、私は会社に対してある提案を行い、会社上層部や社外の利害関係者の理解を求める事を通じて、当該プロジェクトの将来を我々が思い描くあるべき姿に近づけるべく行動しています。


先日、当該プロジェクトに関する具体的な提案を弊社の社長に説明し、承認を求める場面がありました。我々は当該プロジェクトに関する採算面の観測、取り巻く環境と交渉相手とのやり取りなど綿密に分析したうえで、あるべき姿を実現するために会社が取るべき必要な措置について社長の理解を得ようと力作ともいえる申請書を手渡しました。
社長との会話が始まるや否や話題は申請書の中身から飛び出しました。「君はこれによって世界の○○をどう変えたいんだ?」「〇〇会社(=他社)がXX国で△△会社を買収したが、その世界戦略が目指すものはなんだと思う?」などなど。私は悟りました。特定のプロジェクトに没頭している私に比して、社長は圧倒的に視座が高く視野が広いことを。これは会社における役割の違いによって当然に生じる事態とも言える一方、私自身が自らの領域で懸命に働いたことが招いた結果、自らの視座を下げ視野を狭めたとも言え、何かジレンマのようなものを感じました。また、普段付き合う人物や入ってくる情報の量と質が異なることも影響しているものと考えました。

 

翻って、私は診断士として高い視座と広い視野をもって企業を支援すべき立場でもあります。様々な会社の社長の相談相手になるべき立場だと承知しております。現在の弊社内における私は、いわゆる中間管理職に部類しますが、中間管理職の視座と視野では社長の相談相手として太刀打ちできません。診断士としての役割を全うするためには、社長と同じ視座と視野を兼ね備える必要があると考えます。
そのために何をするべきか?これまでに稼プロ!で学んだことを今一度振り返る必要があるように思いました。

今回も最後までお読み頂き有難うございました。

コメント (4)
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