こんにちは、稼プロ!事務局の新谷です。
新型コロナもまだまだ油断できる状況ではなく、季節柄インフルエンザや
風邪など、体調を崩しやすい時期ですね。
今回は会社の健康度合いを測る「健康経営優良法人認定制度」について
調べてみました。
「健康経営優良法人認定制度」とは、地域の健康課題に即した取組や
日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を
実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度、です。
健康経営優良法人は、大規模の企業等を対象とした「大規模法人部門」と、
中小規模の企業等を対象とした「中小規模法人部門」の2つの部門により、
それぞれ「健康経営優良法人」を認定しています。
(経済産業省HPより)
健康経営優良法人の認定には申請が必要で、様々な項目で審査があります。
中小規模法人部門では、まず協会けんぽなど加入している保険者が実施して
いる健康宣言事業に参加することから始まります。そして、自社がどのような
取組を実施しているか確認して認定基準に該当する具体的な取組を申請し、
認定審査を経て認定、と結構ハードルが高いものとなっています。
その中でも上位法人には「ホワイト500(大規模法人部門)」と「ブライト
500(中小規模法人部門)」という認定が与えられることになります。
これが相当にハードルが高く、例えばブライト500は2023年度だと中小規模
優良法人で健康経営優良法人に認定された14,012社のなかから499社(3.6%)
しか認定されない、というものです。それだけにもし取れたらそのアピール
度合は相当のものだと思われます。
そこまでいかなくても、健康経営優良法人に認定されればその会社は社員の
健康等に留意したいい会社というお墨付きがもらえ、人材採用や商談などでも
有利に働く可能性が高いものでしょう。
また、健康経営に関しては「健康経営アドバイザー」「健康経営エキスパート
アドバイザー」といった資格もあり、中小企業診断士の観点からも持っていて
損はなさそうなものです。(私も両方持っています)
もしまだ健康経営優良法人の認定を受けていない中小規模法人の方は取得を
検討されるといいと思います。(例年10月ころの申請/年1回)
ちなみにブライト500認定は500社でなく499社で、残りの1社はあなたの会社
ですよ、と言っているようにも感じます。