皆さん、こんにちは。講師の富岡です。
「ユニクロ」という本を読みました。(杉本貴司著、日本経済新聞出版)
柳井正氏が、お父様が経営されていた広島の洋服店を引き継ぎ、
今のユニクロを築き上げたこと、成功の要因のひとつはSPA
(Speciality store retailer of Private label Apparelの略。
いわゆる製造小売業)であることぐらいは知っていましたが、
この本を読んで、柳井氏の青年時代(どうやらぐうたらな大学生活
だったようです)、事業を引き継いだあと10年間は暗黒の時代だった
こと、アメリカのマクドナルド創業者レイ・クロック、松下幸之助、
本田宗一郎、ドラッカーなどから多くを学んだこと、ユニクロが世に
出てからも数々の失敗、挫折があったこと、などを知りました。
そして何よりも、なぜユニクロが今のような大成功を収めたのか、
その理由がわかりました。
それは柳井氏の覚悟です。
1991年、この時点でユニクロの店舗は国内にまだ23店しかありません。
この時、柳井氏はひとつの覚悟を決めます。
「僕は行き先を決めた。どうせ行くなら行きつく先まで行こうと決めた。
それは世界一になることです。世界一になるためにこの仕事をやろうと
決めたんです」
失われた30年と言われる時代に異次元の成長を遂げたユニクロ。
覚悟を決めて日々考え抜き、行動することで野望は成し遂げられるのだと
いうことを教えてくれたストーリーでした。
富岡 淳