みなさん、こんにちは。稼プロ!23 期の種本です。
先日の卒塾式では皆さまに激励頂き感無量でした。稼プロ!で学んだことを今後に活かしつつ、更に学びを深める努力をしたいと考えています。
さて話は変わって、この6月下旬は日本に多く存在する3月決算の企業の株主総会が開かれるシーズンですね。私も少しだけですが上場企業株式に投資していることから、私の手元にも株主総会の案内状が届いています。その中に「お土産の準備はございません」という記載があるのに気づきました。しかも、私が保有する複数の銘柄全てが、一貫して「お土産の準備がない」のだそうです。
ということは、過去はお土産を準備していたのだと思い、調べてみることにしました。我々、現役世代には平日の日中に株主総会に出席することは叶いませんので、益々興味が湧きます。
そもそも、株主総会に来る株主にお土産を渡す理由は、わざわざ遠方から株主総会の会場に足を運ぶ株主に対するお礼という意味合いがあるのだそうで、タクシー代くらいに相当する1,000円から3,000円相当のお土産を用意する会社が多かったのだそうです。
2014年当時の情報が手に入りましたので、例を挙げますと以下の通りです。
図書カード 1,000円分、クオカード 1,000円分、洋菓子(バウムクーヘン)、洋菓子(ホテル特製リーフパイ)、和菓子等
そのうえ、株主総会後に懇親会を開く企業もあったようで、みっ魅力的です。。。
では、なぜそのお土産を準備しない企業が増えてきたのか、その背景を調べてみますと、株主総会に出席できるのは、株主総会開催場所の近傍のごく限られた一部の株主だけであり、不公平であるという声が出たことと、そのような事柄に経営資源を費やすのではなく配当等の株主還元に力を入れてほしいという海外の投資家や機関投資家の意見が強まっていると言われています。また、株主総会の会場には来るものの、お土産だけ貰って総会には出席せずに帰る株主が増えてしまい、「お土産を用意しても議決権を行使してくれないなら、準備する必要ないな。」と考える企業が増えたこともお土産の準備を取りやめる企業が増えた要因なのだそうです。
私個人的には、時間が許せば、株主総会に行って投資先の経営陣の顔を見ながら話を聞いて議決権を行使し、場合によっては反対票を投じて、お土産を貰い懇親会に出席して帰る、という昭和の世の中にあったような(非日常的な)一日を送ってみたいと思います。今のトレンドにそぐわないウェットな関係を望むのは私だけでしょうか?
私は、いつの日か、再び企業がお土産の準備をしてくれるような懐の深い経営者が出てくる日まで、粘り強く株式投資を続けようと思います。
自分は手土産より配当派ですが、株主優待は届くとなんとなく嬉しいです。
非上場の私の
勤務先は総会のあと、役員だけでしゃぶしゃぶ食べにいってます。
先週の三菱商事株主総会のニュースも面白いと感じていたところでした。
株主に「お土産だけでなく、飲料水もない」と言われ、「株主還元によって戻している」と社長が回答したものの、総会終了までにペットボトルを準備したというのは商社っぽいなと。
子供のころは、株主配当でお菓子が届くと嬉しかったのを思い出しました(笑)。