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マンション管理士資格と中小企業診断士資格の似たところ

2022-01-05 12:00:00 | 21期生のブログリレー
あけましておめでとうございます。21期生の佐々木桃太郎です。

中小企業診断士資格の知名度が(やや)低いことを痛感している診断士の方は多いことと思います。
私の個人用の名刺には、いくつかの資格名を記載しており、中小企業診断士を一番上に記載しています。
ただ、名刺交換の際に、中小企業診断士の話題があがることは稀で、たいてい「宅建を持ってるのスゴイですね」と言われます。。。
診断士取得が圧倒的に大変だったので、なんだか少し報われない気がしてしまいます。
とはいえ、中には診断士を知ってくれている方もおり、「すごい難しい資格らしいですね!」などと言ってもらえることもあります。ただし、どんな資格なのかを把握している方は少ない印象です。

私が取得した資格の中に、診断士と同様に知名度が低い「マンション管理士」があります。
先日も「老後にマンションの管理人になれる資格ですか?」と言われたばかりです。実際には、分譲マンションの管理組合へ助言するコンサルティング資格です。
独占業務が無く、知名度の低さが致命的な資格だと感じています。

①知名度が低い、②独占業務が無い
なんだか中小企業診断士と似ていますよね。。。
※中小企業診断士も独占業務が無いと言われていますが、実は「産廃診断報告書」作成という診断士でも知らない方が多い独占業務があるようです。

マンション管理士は、診断士同様に5年に一度更新が必要であり、元旦にNETで更新講習を受講しました。そこで2点のマイナス面の改善につながる試みを知りました。

①知名度があがる(かも)
令和2年6月24日交付の「マンションの管理の適正化の推進に関する法律及びマンションの建替え等の円滑化に関する法律の一部を改正する法律」の中で、「マンション管理士制度の一層の普及促進」について記載されていました。
②独占業務が設けられる
マンション管理規約の認定制度なるものが開始され、認定基準を満たしているか確認する「事前確認業務」が、マンション管理士の業務となり、令和4年4月から運用開始となるようです。

今回マンション管理士の更新講習を受講し、マンション管理センター(資格の登録機関)は資格の価値向上に取り組んでいると感じました。
診断士資格にも「知名度向上」と、「独占業務」に中小企業庁からの何らかのアクションがあるといいですよね。

独占業務に関しては、我々診断士にはどうにもできないことと思いますが、知名度に関しては、我々も企業や社会への支援を通じて活躍することで向上させていくことは可能と思います。
くれぐれも悪いうわさで知名度を上げないよう、三意(誠意・熱意・創意)は忘れずに!

それでは皆様、本年もよろしくお願いいたします。
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (中川 聖明)
2022-01-08 04:43:19
警備、介護、清掃、保育、そして仕事の王様がマンション管理人だそうで、事務職にはなかなかつけない。
と言うのが、東京しごとセンターの方のセカンドライフの再就職の実態とのこと。
また、マンション管理士を勉強しなくても管理人になれますと言う話もされていましたが、いろいろミスリードしている部分が多いなと、拝読して感じました。
しごとセンターの立場としてはエッセンシャルワーカーを輩出したいところもあるかもしれません。
私もこの資格のことはよくわかっておりませんでした。勉強になりました。
返信する
Unknown (中川 聖明)
2022-01-08 04:41:44
警備、介護、清掃、保育、そして仕事の王様がマンション管理人だそうで、事務職にはなかなかつけない。
と言うのが、東京しごとセンターの方のセカンドライフの再就職の実態とのこと。
また、マンション管理士を勉強しなくても管理人になれますと言う話もされていましたが、いろいろミスリードしている部分が多いなと、拝読して感じました。
しごとセンターの立場としてはエッセンシャルワーカーを輩出したいところもあるかもしれません。
私もこの資格のことはよくわかっておりませんでした。勉強になりましま。
返信する
Unknown (佐々木桃太郎)
2022-01-06 20:09:28
大井さん
コメントありがとうございます
診断士のミステリアスな業務、何だか響きにワクワクします!
返信する
Unknown (大井 秀人)
2022-01-05 21:43:49
「産廃診断報告書」は、ググると経営診断結果の提出書類なんですね。たしかに中小企業診断士しか、その筋の専門スキルを有することがわかる資格はなさそうです。中小企業庁や都道府県の中小企業支援の各施策は、診断士の存在を前提にしているものが多く、実質的な独占業務ともいえないこともない気がしています。ただ、他の資格に比べ、協会や研究会に入らないと存在を伺いしれないミステリアスさがある気がします(笑)。
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Unknown (佐々木桃太郎)
2022-01-05 19:54:00
山崎塾長
コメントありがとうございます。
確かに診断士の公的な業務機会は、独占業務に近いかもしれません。有り難いことです。
三意を忘れず研鑽していきます。
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Unknown (山﨑 肇)
2022-01-05 16:56:55
産廃診断報告書なるものがあったのですね、知りませんでした。
中小企業診断士には国の制度としての独占業務はないとされていますが、実際には診断士として登録し各地の診断士協会や研究会等に入会することで、さまざまな業務機会をいただけますよね。
それらは診断士になってなければ得られないビジネス機会なので、ある意味で実質的に独占業務となっているとみなせるかも知れませんね。
いずれにしても、三意(誠意・熱意・創意)を持った日々の診断士活動を通じて診断士のブランド力向上に努めることが大切ですね。
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