こんにちは!稼プロ!20期生の川村匡弥です。
先日、職場の上司から「君たちを早くマネージャー(※)にさせたいから、定期的な勉強会を実施する」と言われました。マネージャーとしての心構えや持つべきスキル、そして上司が現場で身に付け感じてきたことなどを、座学と演習を通じて週1ペースで学んでいます。こうした機会を与えてくれる今の上司は本当にありがたいと思いますし、期待してもらっているのかなぁと思うとやる気も出てきますよね。
※マネージャーというのはコンサルティング会社におけるポジションの一つで、うちの会社では下から4つ目のポジションです。会社の看板を背負って活動することが求められるポジションです。課長くらいのイメージでしょうか。。。
コンサルティング業界は人材の流動性が激しく、私の会社も平均勤続年数は4年ほど、平均年齢は30歳ちょっとです。そのため、実は後進の育成という意識がなかなか育ちにくい業界です。そういった環境では、なかなか全体像を把握できるような人材が育ちにくく、「生き残った人が正義」みたいなことになりかねません。守破離という言葉がありますが、「守」ができていないのに「破」や「離」だけをやろうとしているという感じです。
ちなみに、当社は幸いにも上層部が育成への意識をしっかり持っており、研修カリキュラムを提示していること(参加は完全に任意ですが…)、IT関連のバックグラウンドを持っている人材が多く、そちらで一通りの全体像を習得している人が一定数いること、さらにはポジションの役割としても後進育成を掲げていることから、コンサル会社にしては研修・育成環境は整っているのでは、と思います。
稼プロ!もいろいろな先生方の成功体験や経験を集め、一般化・抽象化したものを学べる場ですので、診断士としての「守」を身に付けるのには絶好の場だと思います。こういったナレッジは「稼ぎの源泉」なので、それを惜しげもなく提供してくださる場は本当に貴重です。
ただ、いつまでも「守」の段階でとどまっていては成長はありません!そこからいかに早く「破」、「離」に移行できるか。基礎をしっかり固めたうえで自分なりのコンサルティング手法を見つけて実績を上げ、それをまた稼プロ!のような場で後輩たちに還元できるよう、励みたいと思います。
私はクライアントの立場でしか理解していないのですが、コンサルティング業界は、「守」を個々人が必死のパッチで短期間で習得しないといけない、厳しい業界と見えます。「守」ができていないコンサルタントは、見ていて本当に辛いです。
余裕がない業界と思うので、その点の理解がある職場は本当に貴重ですよね。
「コンサル道」を極めて家元になれるといいですね。
所属会社を基本とするならば、稼プロ!は「破」にあたるのではとも思いました。