プロの皆様
16期生の八木原です。
本年もよろしくお願いします。
今日は、稼げるプロコン塾の「稼ぐ」という言葉について
ある方から伺った興味深い話を書きます。
稼ぐという意味は大辞林によれば
①働いて収入を得ること。また、その収入。 「良い稼ぎになる」 「 稼ぎが少ない」
②生活の資を得るための仕事。また、その仕事に励むこと。 「野良稼ぎ」
だ、そうです。
では「働く」という言葉と「稼ぐ」の言葉の違いは何でしょうか?
大辞林では、稼ぐの中に、働くがあります。
働くは手段であり、稼ぐは成果です。
その方の実家は、和歌山県で代々下駄屋を家業としていて、下駄を作っているだけでは
稼ぐことにはならない。それを収入に換えることが稼ぐということなのだ。
そう言いながら毎朝、下駄を台車に積み込み、稼いできてね!を背中に感じながら家を
出る。家は貧しくて中々稼げなかったといっていました。(貧乏かどうかは諸説ありますが)
そこで、多くの企業人は確かに「働いて」いる、しかし、本当に「稼いで」いるのだろうか?
と痛烈な指摘があったことを記憶しています。
診断士として独立して、良かったことは、この違いが身にしみて良く判った事です。
仕事の価値は、全て受け取った側が決めてゆく、この当たり前のことに直面して、四苦八苦し、
磨かれてゆくことは独立する醍醐味だと思います。
「稼ぐ」という言葉は時に揶揄されます。仕事の目的にはなりえませんが職業人の原点としての
深い意味があると私は思います。
ちなみにこの話は、私の元部下の結婚式の披露宴で聞きました。話したのは新婦の叔父上で、
当時小泉内閣時代の現役閣僚の一人がわざわざ新幹線で大阪まで駆け付け、スピーチした
内容の一部です!会場のみんなが一気に引き込まれたのを覚えています。
私もスピーチさせられたのですが、その順番は、なんと、その直後でした。
今で言う「公開処刑」そのもの、しかし会場がざわついていて誰も聞いていなかったのが幸いでした。
鴨志田塾長、夏ごろは「稼げる」という名前が嫌だと言っていましたが、最近は抵抗がなくなっています。その理由は稼プロで半年過ごして、「稼げる」=「お客様から選ばれる」という意味だ、ということを体が実感しているからだと思います。
八木原さん、良いお話をありがとうございます。
「稼げている」というのは、成果であり、そこにもっていくまでのプロセスは本人次第ですね。そして、1回の成果ではなく、リピートでつないでいくことが大事と思います。当塾では、「稼げる」=「お客様から選ばれる」という意味で使用しています。