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パソコン専用メガネについて

2013-02-19 11:47:18 | 12期生のブログリレー
12期生の大川鉄太郎です。
パソコン専用メガネを使い始めて約1か月が過ぎました。
気のせいや期待もあるでしょうが、「ブルーライト・カット」機能
により目の疲れ方が軽減された感じがあり、なかなか快適です。
このメガネについてマーケティング的に考えてみると、
いろいろ感心する点が多くあることが分かってきました。

メガネ業界というのは栄枯盛衰が激しい世界のようですが、
消費者から見ると価格と製品の対応関係が非常に分かりづらい
業界でもあります。言い換えると消費者のニーズ充足度、信頼感、
価格納得度は常にイマイチなわけで、そのような世界にはビジネス
チャンスがとても多いというのは確かなようです。

宣伝するわけではないのでA社としておきますが、この会社で
感心するのはターゲットマーケットの切り出し方です。従来の
メガネ業界はサングラスを除くと、近眼、老眼、乱視などの矯正を
必要とする人々がマーケットの母体で、そこから高価格品やら
エコノミー品やらのセグメントを切り出してターゲットとしていたと
思います。A社は最初に度無しの「ブルーライト・カット」機能のみに
絞ったメガネを最初に売り出しましたから、パソコンを使う人という
大きな市場を相手にしたわけです。その後に度付きメガネも売り
出しています。結局A社は従来のメガネのマーケットとは別の新規の
巨大マーケットを開拓したことになります。従来の矯正型メガネの
所有者もメガネを必要としない人も対象に取り込んで、パソコンを
使う人という条件のみで切り出したからです。従って当社はブルー
オーシャン状態でしたが、間もなく競合が参入しています。

A社はいま花粉症対策メガネを売り出しています。これは同社が初めて
ではないようですが、これもやはり市場開拓ですね。このA社の例から
言えるのは、決して簡単なことではないとは思いますが、従来の常識を
慎重にカッコに入れて不動の前提として扱わず、飽和状態と思われている
マーケットでも切り口を少しずらすだけでも巨大な新規マーケットが出現する、
ことだと思いました。

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1 コメント

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潜在ニーズですね。 (鴨志田)
2013-02-27 00:40:18
ブルーラインカットは、潜在ニーズですね。
私も、目の疲れから首が凝り、頭痛をよくおこします。
ブルーラインカットには、かなり関心をもっています。
市場を先読みできるかどうか、これが戦略だと思います。市場創造の事例ですね。
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