皆さん、こんにちは。23期生 柴田 純一です。
バーナード先生の組織の3要素、覚えていますか?
①共通目的、②貢献意欲、③コミュニケーション、でした。
先日ある人材教育に関する研修を受講した時に、久しぶりこの3要素に再会しました。
講師の先生から、3要素の優先順位について質問されました。
答えは、圧倒的No.1でコミュニケーションだそうです。
コミュニケーションがあるから、共有目的に魂が入る。
コミュニケーションがあるから、貢献意欲が生まれる。
たとえ素晴らしい理念を掲げて、一時的に人が集まったとしても、そこにコミュニケーションが存在しなければ組織として長続きしません。
コミュニケーションはそれほど大事なのに、会社で学ぶ機会が少ないことを問題視していました。
言われてみると確かに、ビジネスマナーや会計知識のように、研修プログラムの中で体系的にコミュニケーションを学ぶ機会は少ないかもしれません。
最近ようやく傾聴やコーチングなど、コミュニケーションに関連する研修が増えてきていますが、主に人事考課に関わる管理職が対象で、一般社員向けではないことが多いようです。
「会社は小学校ではい」
「教わるものではなく、自分で学ぶもの」
「相手や環境に合わせて変化するもの。体系化しにくい」
このような考え方があり、なかなか会社の研修施策として取り組み難い、という声もあります。
実は、私もそのような考えの一人でした。
この講師の先生曰く、会社のコミュニケーションは、質ではなく量でよいそうです。
雑談は雑でいいから雑談。中身にこだわり、いい話をするためのネタや話し方のテクニックを学ぶより、単純に会話機会の量を増やすことを心掛けたほうが成果が上がりやすいそうです。
KPIとすべきは「接点の数」、講師先生は、「先ずは挨拶から」と仰っていました。
我々診断士は、企業内ではオフィスワーカーの方が多いと思います。
一方、工場など危険作業がある現場では、コミュニケーションは作業の安全に直結するので、挨拶の励行は口酸っぱく言わます。
以下は、私の会社の工場に貼ってあるポスターの標語です。
あ:明るく
い:いつも
さ:先に
つ:続ける
当たり前と馬鹿にせずに、オフィス内でもそこから言い始めなければならない世の中になっているのかもしれません。
とても考えさせられる講義でした。
以上、お読み頂きありがとうございました。
柴田純一
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これを励行するだけでも職場の雰囲気が大きく変わります。
離職率、メンヘル、生産性のアップ、心理的安全性など・・・あらゆるところへ関係しているように感じます。(私が作っている資料などでは…)
従業員満足度でも職場内でのあいさつがあるかないかでは、全体の満足度の数値が違っている傾向がありますよ。