こんにちは。中小企業診断士見習いの小笠原知広です。
(まだ、実務補習がすべて終わっていないので、"見習い"です)
7月の実務補習の診断先への報告会の中で、考えたことがあります。
それは、中小企業診断士の役割・価値です。
報告会の中で、私は診断士の役割・価値には大きく2つの側面があると思いました。
(あくまで、7月の事務補習での報告会の中で考えたことです)
1.企業・組織課題への解決策
大体どこの企業でも自社の課題を認識していて、その対応策を講じています。
何が問題か、それは効果が出ていないことです。
・アプローチ方法(やり方)が間違っているから?
・対応策の内容がずれているから?
・課題の定義に誤りがあるから?
いろいろな原因はあると思いますが、診断士として価値を出すためには、
オペレーションコンサルティングを進めていくことが求められている、と考えました。
2.公的支援制度や他社事例の把握
多くの企業・組織は、「内向きな視点」はしっかりと持っています。
上述の「1.企業・組織課題への解決策」は、まさに「内向きな視点」です。
でも企業が成長していくためには、「外向きな視点」も必要になります。
・国・地方行政がどんな支援制度を用意しているのか?
→どんな条件ならば、その支援制度を受けることができるのか?
・同業他社の状況はどうなのか?他社比較をした結果、自社の優位性は何か?
ベンチマーク先の企業は何をしているのか?
なぜ、この「外向きな視点」がないかと言えば、プライオリティが低いからと考えています。
それはもちろん、自社の社内状況が優先となるのはわかります。
だからこそ、「外向きな視点」は外部の診断士がもたらすことができるのだと考えています。
14期生の日野卓郎です。
ブログを読ませて頂きました。
外向きの視点、コレは本当にその通りだと
思います。正に私の会社でも同じ課題を
抱えていますから(笑)
フットワークが軽く、最新で生の情報を
提供できる診断士は、とても重宝されるのかもしれませんね。
この経験をぜひ育成塾の診断実習に活かしていただければと思います。
私は会社に入って30年位になりますが、内25年は営業で中小企業との取引を担当、50社以上の個性的な社長さんとお付き合いをさせて頂きました。
酒を飲んで話しをすると、”会社内では相談する相手がいない”、と社長業の孤独を訴える方が多かったのが印象的です。
中小企業診断士の役割の一つに、頑張る中小企業の社長に寄り添い、悩みを解決し、企業の発展に貢献するというのもあるのかなと思っています。