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2022-09-10 12:00:00 | 22期生のブログリレー

17期 永井裕介(スケさん)です

以降、22期生のブログにたまに登場させていただきます

お見知りおきのほど

 

ある日、某社長から電話がありました。

「事業承継の計画を息子が作ってみたんだけど、永井さん見にきてくれませんか?」

数か月前に社長と後継者(息子)と面談をし計画作成をお勧めした事業者様でした。

実はその時点ではまだ、後継者は後を継ぐ決心をしていませんでした‥

 

数日後に訪問をし、後継者の言葉で綴られた計画を社長と聞き3人で色々な話をしました。

社長と後継者とのコミュニケーションに参加できたことをとてもうれしく思いました。

今さらながら、自分の頭と手で計画を作ることの意義を再認識した次第です。

 

私は今、1か月に10社くらいの事業承継面談を行っています。

ヒアリングで以前作成された経営革新計画に言及すると、「いや、あれは先生が作った計画だから私にはよくわからない」とお聞きすることがあります。

また「補助金申請を丸投げしたい」と依頼される事業者様もいらっしゃいます。

とても残念です。何だか悲しい気持ちになります。

 

今をときめく大谷翔平が高校生の時に作成した目標達成シート(マンダラシート)を見たことがある方も多いでしょう。

「8球団からのドラフト1位指名」という夢に向け、「体づくり」、「人間性」、「メンタル」、「コントロール」、「キレ」、「スピード160キロ」、「変化球」、「運」という8つの必要な要素を記述した81コマのシートです。

大谷少年は何日もかけてあれこれ悩みながら作成したのでしょう。

そこに価値があります。彼の成長の一端となっていることは確実です。

 

打ち明け話をします。

診断士の手間からすると、計画は診断士自身が作成したほうがスピーディーにできます。

事業者様に作成していただくことのほうが正直厄介です。

でも、事業者様にとってどちらが有効なのでしょう?

 

全てのケースでというわけにはいかないでしょう。

でも「自分の頭と手で作成することを勧めてみる」ことが大事だなー

あらためてそんなことを考えている今日この頃です。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (杵渕竜也)
2022-09-11 16:45:41
自ら目標を深堀するのは大変苦しい作業ですよね。特に私は先々の事を具体的に考えるのがとても苦手なので辛いです。
でも産みの苦しみが大きいほど、得られるものも大きいのでしょうね。
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Unknown (佐々木桃太郎)
2022-09-11 15:00:13
運の要素のゴミ拾いといいますと、昔知人社長とゴミ捨て場(と勘違いされてゴミが貯まっていた場所)の片付けをしたことがあります。その時社社長が「いいことがある」と言っていたのを思い出します。きっと運を呼び込むのに寄与するのでしょうね。
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Unknown (山﨑 肇)
2022-09-11 10:28:48
大谷選手のマンダラは何度見てもよく描けていますよね。高校生にしてあれだけのものを描き切っていたこと自体驚きですし、これが書けていた時点で今日の偉業が見えていたのではないでしょうか。ここに書かれている、8つのキーワードと71の行動目標を愚直に着実に実践しているのだと思います。私が特に気に入っているのは「運」。もちろん運に頼るではなく、運を呼び込むですよね。「運」の8つの行動目標は「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「審判さんへの態度」「本を読む」「応援される人間になる」「プラス思考」「道具を大切に扱う」となっています。グラウンドでゴミを拾う姿が報道されて話題になりました。成功している中小企業にはこれらを実践している企業が多くあります。自分の生活においても、いつも心がけたいと思います。
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