李箱著・斎藤真理子訳「翼」を読んで
照る日曇る日 第1995回
作者の李箱(1910-1937)は日帝植民地時代の韓国の前衛詩人、小説家です。
27歳で夭折したけれど、現在の韓国で圧倒的な声望を博していると誰かがいうのんで読んでみましたが、どうにこうにもでした。まあ偶にはこーゆーこともあらあな。
ソウル、東京をまたにかけて活躍した李箱(妙な名前だ)の小説は、芥川龍之介など日本の作家にも影響を与えたというのですが、どこをどんなふうに?と聞かれても私には答えられまへんて。
盲目のピアニストなら辻井より梯が上だとひそかに思う 蝶人