鎌倉市鏑木清方記念美術館で企画展「春を待つ―清方が描いた新春」をみて
鎌倉ちょっと不思議な物語第454回
毎度お馴染みの清方展、そして毎度お馴染みの新春待望展でござんす。
毎回展示される清方の原画を名匠永井周山が12の羽子板に意匠化した押絵羽子板「明治風俗十二ケ月」が本日の目の御馳走。
地球温暖化の悪影響で本邦から春も秋もなくなりつつある今日この頃、由緒正しい四季折々の風情がみられるのは、この狭くて小さな日本画家の旧居だけになったというても過言ではないでしょう。
大正7(1922)年の「ためさるる日」は右隻のみの出品ですが、では長崎の丸山遊郭の芸者がキリシタンか否かを試される「踏み絵」に足を置く左隻が展示されていないのが残念でした。
なお当展は来る1月8日まで開催中ずら。
鳥肌が立った立ったと騒いでる鳥肌なんか見たことないのに 蝶人