あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2021年4月23日のわが交通事故始末記 その1

2024-01-05 13:24:04 | Weblog

西暦2024年睦月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第422回

 

 

序歌

 

事故に遭い救急車で運ばれていく緊急事態宣言の中

 

「車には気を付けようね」というておったそのわたくしが車にはねられる

 

「お名前は?」「生年月日は?」いくたびも救急隊員がわれに尋ねる 

 

「救急車は呼ばなくてもいい、歩けるよ」そういうつもりが言葉にならず


撥ねられてのたうつ私に駆け付けて「大丈夫ですか」と聞く撥ねたその人

 

我を轢きし運転手の証言が私のそれと全然違う

 

 

2021

4/23

午後2時過ぎ、横須賀の岸本歯科へ行く前に十二所の妻の実家の雨戸を空けようと、十二所のバス停の時刻表を見てから駆け出したところ、あらかわ酒店の前にて左から直進してきた軽自動車に撥ねられ、右半身が地面に激突。ズンてふ物音には驚きたれど当初は自動車とは思わず。「なんだこれは!」「しまった」という言葉にはならない意識あるのみ。

 

すぐに立ち上がらんとして果たせず。余を撥ねた軽の運転手の女性が名と所属を名乗り「大丈夫ですか」と尋ねるので「大丈夫」と答える。いつの間にかあらかわの主人が持ってきた長椅子に横たわり、腰のポケットから取り出した携帯で妻にすぐ来てくれと頼む。

 

すぐに救急車がやってきて余の名前、生年月日を尋ねたので答えたが、次第に気力萎えて言葉にならず。救急隊員も妻もこれはヤバイのではないかと考えたというが、暫時意識を失っていたのかも知れぬ。

 

妻同乗の救急車にて湘南鎌倉病院緊急外来へ。次男も八王子から駆けつける。後で聞けば既に死亡したと思ったそうだ。

 

頭部検査の後、整形&形成外科で診察。手足各所擦り傷、特に右腕と右臀部の疼痛あり。警察官も来ており調書を取ってサインさせられたが、後で彼らが運現場検証と運転手の発言に基づき余が鎌倉駅方向から直進してきたという事実と反する内容になっていたことを知る。

 

生命保険会社からも℡あり。ともかく全身のあちこちが痛むが脳に異常がなく、死ななかったことを不幸中の幸いとして、入院せずタクシーで帰宅す。

 

4/26

湘南鎌倉整形&形成外科で診察、レントゲン撮影。

 

5/12 

湘南鎌倉整形外科浅井医師の診察。右腕の不如意を訴えるも治らぬかもしれぬと通告さる。リハビリを要求すれど、重篤の入院患者でなければ当院のリハビリへの紹介は不可、行くなら地元の整形へ、と断られる。

患者に寄り添わぬ冷酷な医師也。痛み止めと湿布をもらう。

 

5/14 

逗子磯見病院にて診察。エコー検査にて右肩筋肉繊維に細かな断裂あり。20日からリハビリに入ることにする。

 

5/18 

磯見の登録と眼鏡の補償の2つの書類を保険会社に送付する。

 

5/20 

磯見にて第1回のリハビリを受ける。自宅で2つの運動を勧められる。

 

5/26 

湘南鎌倉整形外科にて浅井医師による3回目にして最後の診察。湿布を与えられ、以後は磯見のリハビリで治療せよと。その後形成外科にて右尻の潰瘍診察。肥大があればまた来るように指示される。

 

5/28 

磯見にて第2回リハビリ。前回とだいたい同じ。担当者高野氏より「リハビリ総合実施計画書」が出る。「短期目標1か月」で「右肩腱板損傷」を改善しようとするものなり。

 

6/4 

磯見にて第3回リハビリ。前回と変わらず。

 

6/7 

保険会社に壊れた眼鏡の代替品の領収書を送る。

 

6/11 

磯見にて診察&第4回リハビリ。

 

6/13 

朝から口唇が膨れて痺れる感じあり。

 

6/15 

湘南鎌倉緊急外来にて脳検査のあと鎌倉芋川耳鼻科にて顔面神経麻痺との診断。投薬

 

6/16

東京海上保険に報告。芋川の分は因果関係が確定するまで費用負担せず。

 

6/18 

磯見にて第5回リハビリ。だんだん良くなる。違うアプローチ。

午後芋川にて診察。もう既にピークは越した。目から良くなるが「へ」の字唇は1年かかると。投薬あれど大幅に減る。

 

6/19 

午前中歩くと軽いめまいがした。三半気管の異常か、薬の飲み過ぎか?

 

6/20 

肩、右眼はまずまずとして「へ」の字になった口唇はリハビリ進まず。食い物、飲み物がこぼれ、口笛が吹けない。

 

6/22 

午後芋川で診察と薬。薬は減らす。目がだいぶ良くなる。

 

6/23 

早朝口唇が動くを感じる。良くなる予感。

 

6/24 

自主リハビリ開始。

 

6/25 

磯見整形外科でリハビリ。担当高野勝豊氏。そのリハビリ総合実施計画書より。

「診断名 右肩腱板損傷 合併症、心身機能 関節可動域制限、筋力低下、疼痛、

1か月後の目標 関節可動域改善、筋力訓練の実施

現状 痛みは残るが自主トレで少しずつ改善。周囲筋で筋緊張高めやすいため、周囲筋のチチースを実施しつつ肩筋肉の機能を改善中。」

 

6/26 

午睡のあとで脳の鈍痛を感じる。

 

6/29 

顔面神経麻痺発生よりおよそ2週間。芋川耳鼻科で診察。薬は減らして2種のみ2週間分。顔面麻痺の原因は事故の心身ストレスと認めず。

 

7/2 

磯部整形外科でリハビリ。だいぶ軽快す。

 

7/4 

2,3日前から右目と右耳が時々痛む。明日月曜日に診察してもらおう。

 

7/5 

蔵並眼科で診察。痛みはドライアイならんと目薬もらう。芋川耳鼻科で外耳炎と診断さる。投薬あり。

 

7/6 

薬効ありて目と耳の痛み収まる

 

7/8元日本生命勤務のN君よりアドバイス。

「顔面麻痺の件、東海との交渉はどうなっていますか?耳鼻科と眼科に通っているのだから、東海は認めているのでしょう?これ以上治療しても回復は無理となるまで通院した方が良さそうですね。症状は残り、固定するでしょうから、後遺症認定を受けるよう頑張るべきです。東海の担当は上手いですから、絶対妥協しないことです。頑張って下さい。」

 

     俺様に断りなしにのびのびと伸び放題の20の爪ども 蝶人

コメント
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