あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2023年師走蝶人花鳥風月狂歌三昧

2024-01-02 09:30:11 | Weblog

 

ある晴れた日に 第715回

 

 

鳥肌が立った立ったと騒いでる鳥肌なんか見たことないのに

 

貯えを取り崩しつつ生きているナムアミダブツナムアミダブツ

 

轢かれたのが軽だから助かった普通車ならば死んどったろう

 

言葉には絡みとられずぬるぬると逃げ出していく様々な夢

 

大学の生協でも売られる我が詩集そーゆー本ではないんですけど

 

逝きし世を死者たちも見る「徹子の部屋」

 

昭和30年鎌倉市北鎌倉だけで小津安二郎に届いた志賀直哉の手紙

 

亡き人の名刺を捨てればその人をまた殺すことになるのではないか

 

ヘプバーンが「ローマです」と答えしとき号泣せりきヘラルド試写室 

 

盲目のピアニストなら辻井より梯が上だとひそかに思う

 

僕たちが大谷選手を語るとき「未来」について語っているのだ

 

大谷や藤井について語りつつ我亡き後の未来を思う

 

あの日にはもう誰一人戻れないHISの細野忌野坂本

 

スマホにもAIさんの世話にもならずわが生涯をゆるゆる終える

 

とりあえず安倍派以外ジミン以外にしたい次の内閣

 

7億ドルをどう使うかと悩んでる大谷さんのお金ですけど

 

故知らずその名に惹かれる屋敷なり雪ノ下なる香取草之介邸

 

真珠湾を騙し討ちとはお釈迦様でも知らぬ反米師走の八日

 

安倍蚤糞を支えたこんな人たちが腐肉を貪る禿鷹みたいに

 

香港に戻らぬという周庭を生涯追うと行政長官

 

真っ暗なこの世の中をただ一人明るくしている大谷翔平

 

ウクライナ、ガザ、ジミン、オスプレイ 大谷さんに夢中な理由

 

「うつ病」と書けばそれほどでもないが「鬱病」と書いた途端に鬱になる

 

「ゆううつ」とか「憂うつ」ならば普通だが「憂鬱」ならば本物の鬱

 

韓国の漁船に釣られ我が国の沼津でヒライたアジの開きだ

 

「怪物を殲滅する」というておるヒトラーがユダヤ人にいうたやうに

 

「怪物を殲滅する」とヒトラーがいいし言葉をユダヤ人がいう

 

マリオ・トラベルソーてふ言葉がふと浮かぶ70年代イタリアの婦人服なりしが

 

人質より敵撃滅が大事なり「一人残らずハマスを殺す!」

 

世界中の観光客がやってくる世界一安い円を使って

 

一日で150万人殺してんげり明日はなんにん殺したろか 

 

「北はダメ南に行け!」と強制し行けばすぐさま爆撃するなり

 

13日の金曜日に溝穴に落ちた車の鍵取り戻すまで

 

「お父さんアホ笑いしたら」と聞かれたら「ハシモトカンナに怒られるよ」 蝶人

コメント
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