Stage Fright / The Band (1970)
1枚目、2枚目と大傑作を作ったザ・バンド(The Band)のサードアルバム。一聴すると地味なアルバムではあるが、これもなかなかの作品。前作の翌年発表ということで、40分弱の収録とはいえバンド自体が充実しまくっている事が分かる。昔のアーティストはすごいね。今のアーティストはアルバム1枚作って、次までに5年も間が開くけれど、絶対にもっと厳しいスケジュールでやるべきだと思う。歴史が証明しているんだから。
この盤はリマスターされたものだが、もともとはトッド・ラングレン(Todd Rundgren)によるミックスとグリン・ジョンズ(Glyn Johns)によるミックスがあって、オリジナルと現在普通に流通しているCDはグリン・ジョンズ・ヴァージョンだとの事。自らがアーティストとして高名なこともあり、トッド・ヴァージョン(一度発表された事がある)も気になる。でもトッドのプロデュースする作品って「これ」と定義出来るような際立った特徴が感じられずよく分からない。グリン・ジョンズと言えばストーンズ(The Rolling Stones)ファンにはお馴染み。
ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)が実際にアルバム・タイトルの「ステージ恐怖症」になったという話もあるが(本当のところはどうなんだろう?)、歌うのはリック・ダンコ(Rick Danko)。ロビーは歌えないってよく言われるけれど、これもどうなんだろう、実際のところ…(ソロ・アルバム買ってみるか…)。
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