ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

森海 @岐阜県各務原市

2013年03月02日 | 岐阜県(中濃)

各務原市にある「おがせ池」の近くにあるすし店「森海(しんかい)」。店頭に薪が積まれていたり、石垣のような腰壁があったりと凝った意匠の建物。大っぴらには看板も見当たらず(店頭に小さいもの発見)、外から見ただけでは何屋かも分からないし、車もどこにどう停めていいのか分かりづらい。

店内も石と自然木を多用していてモダンで広い。案内されたテーブル席からはカウンターは見えなかった(追記:無いようです)。厨房の中で握っている店主の姿も見えないというちょっと特殊な造りで興味深い。まず説明されたこの店の注文方式には、3,000円のおまかせと5,000円のおまかせがあり、3,000円の方は最初の4カンは店の出すもの、残り6カンはメニューから自分の食べたいものを2カンづつ注文するという変則的なもの。5,000円の方は12カンは自分の選んだものを注文、プラス玉子1カンとの事。

握りはかなり大きく、丸い。これ女性だと一口で頬張るのは難しいかも。ただ、ゆるい握りなので、2口で食べようとする時は注意しないとみっともないことになりそう。どの握りでも同様だったのでタネで握りを変えている訳ではないようだ。自分で注文したタネの中では光りもの、貝類、白身の印象がよかった。焼き穴子は大きく見えるが、身が薄い。これは握りというよりは「のせ」といった感じで好みのものではなかった。それぞれ1カンが大きいのでお腹はすぐに充たされる。タネによっては溢れんばかりに盛られている軍艦もあり、インパクトは強い。後から調べたら手巻きを注文した時の盛りがすごいとの事。30種類位書かれていたタネの中には感心するぐらい質のいいものもあり意外性がある。握りや注文の方式は総じて個人的な好みとは外れるが面白い店だった。

住所さえ載っていないとてもシンプルなホームページがあったのでのぞいてみると、色々な面でかなりこだわりのある主人のよう。ひょっとして握りの大きさは昔の江戸前すしを意識しているんだったりして。(勘定は¥3,000)

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森海 (しんかい)

岐阜県各務原市各務おがせ町9-109

 

( 各務原 かかみがはら 苧ヶ瀬 苧ヶ瀬池 おがせ池 鮨 寿司 )

コメント
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