ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

元祖長浜屋 @福岡県福岡市

2013年10月30日 | 福岡県

Photo

昭和27(1952)年に創業した長浜ラーメンの老舗名店で、替玉というシステムの発祥の店と言われている「元祖長浜屋」。自分は普段豚骨極細麺のラーメンはあまり積極的にを食べないが、せっかく本場に来たということで、ひと飲みしたあと博多の繁華街から少し離れたこちらまで散歩がてら歩いてみた。

知っている人は知っていると思うが、この店の近辺には似た店が乱立している。しかもここ「元祖長浜屋」の元従業員が出したそうで、ラーメンの仕様から販売形態まで丸写し。店の名前は「元祖ラーメン長浜家」(!)。加えてそのまた店の元従業員が全く同じ名前(!!)で同様の店を近所に出すという信じられない事になっていて、後ろ2軒は当然のことながら裁判沙汰になっているみたい。ま、そりゃそうだ。同じやるにしても目と鼻の先に店舗を構えるという挑戦的な神経が全く理解出来ません。博多ってすごい。

店舗は新装開店してからまだ数年ということで新しく、入口横に券売機が置いてある(といってもラーメンと替玉と酒類のボタンしかない)。ずっと400円だったらしいが、今年の夏から500円に値上げしたとの事。券を渡す時に麺の硬さの好みを伝えて着席。テーブルの上にはふりごまと紅生姜の入った容器が置いてある。もちろん混んでいると相席だろう。

すぐに運ばれてきたラーメンは薄い肉と葱というシンプルな具材で、熱々のスープを飲んでみると噂通り、さほど濃度は濃くなく、あっさりとまでは言わないが楽に飲めるくらいの濃度。いわゆる臭みは少なめで万人受けするスープだと思う。特徴でもある極細麺は「普通」で自分にはちょうどいい茹で加減。この店に限らず多くの人が「バリカタ」を注文するが、自分はあれのどこが良いのか全然分からない。店の人はあまり緊張感なく、次々と入る客をこなしていっているという感じなので、正直味を心配したが、どうしてなかなか旨いラーメンだった。(勘定は¥500)

元祖長浜屋

福岡県福岡市中央区長浜2-5-38 トラストパーク長浜 1

(元祖ラーメン長浜屋 長浜屋 ながはまや)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする