ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

銀座 若松 @東京・銀座 (※閉店)

2015年02月25日 | 東京都(老舗)

銀座を散策した際に、足を休めるために寄った甘味処「銀座 若松」。創業は明治27年(1894)だそう。こちらは「あんみつ」の元祖と言われていて、昭和5年に考案したそうだ。自分は他の和菓子でさえ、いただくようになってまだほんの数年という初心者なので、もちろんあんみつを外で食べた記憶は無く、ほぼ初体験。最初に食べるあんみつが元祖の店っていうのもなかなかイイだろうと、店舗が入っている銀座コアビルを目指す。ビルの脇に外に面した入口があるとは知らず、ビルにはいってから地階をウロウロし、もうひとつの小さい入り口(写真下)から中へ。昔はもっと大店だったらしいが、わりとこじんまりした空間。腰を下ろして早速「元祖あんみつ」を注文。

店の雰囲気からするとご年配の客が多いかと思いきや、若い人も多い。この店が紹介されたムック本などを手に取りつつ、出来あがりを待った。解説によると北海道産小豆と伊豆七島産テングサから作る寒天を使用しているとのこと。もっと古い食べ物かと思っていたので、昭和5年考案というのが意外だった(充分古いか…)。しばらくして元祖あんみつが目の前に置かれる。各種果物にこし餡、寒天、赤えんどう豆、それにカラフルな求肥が添えられている。別の容器には蜜が入っていた。まずそのままスプーンですくって口の中へ。シンプルな豆の味としっかりした歯応えのある寒天が印象的。もちろんそれだけでは甘味が足りないので蜜を垂らしかける。これってどれくらいかけるもんなんだろう…。初めて食べる自分はいろいろ考えつつ、口に運んだ。考えて食べている時点で充分には楽しめていないのが丸分かりだが(笑)、へぇ、なるほど、こういうものなのネ、と素朴な味を楽しんだ。ここにアイスクリームや抹茶アイスを入れたりする気持ちはよく分かります。(勘定は¥950)

銀座若松

東京都中央区銀座5-8-20 銀座コアビル 1F

※ビル建て替えの為、令和5年12月30日を以って閉店されました

 

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