8年ものブランクがあったが、めでたく復活した創業明治27年(1894)の洋食店「三河亭」を再訪。当初「高等ライス」などカレーのメニューだけだったのが、「ハヤシライス」の提供が始まったと聞いていたので寄ってみた。店に入ると叔母様のグループ客と、昼間からビールをやっている男性2人組がテーブル席を占めていた(ウラヤマシー)。カウンター席に腰掛け、即座に「ハヤシライス(ミニサラダ・スープ付き)」をお願いした。
当然最初にミニサラダとスープが来るかなと思っていたら、しばらくしてどういう訳か全て同時に配膳された。平皿に盛られたハヤシライスは玉ねぎと牛肉片が濃い色をしたソースに溶け込んでいる。さっそくスプーンで持ちあげてみると、しっかりとしたとろみ。なのでもったりとした口当たり。玉ねぎの甘さ、そして苦味。苦味が思いのほか強い。おそらく玉ねぎを炒めた時のものだろうが、ここまで強い苦味のハヤシライスは覚えがない。ちょっと好き嫌いは分かれそうだ。甘さもしっかりあって、ある意味重いのでピクルスとからっきょうとかの付け合わせがあるといいかも。ミニサラダは千切りキャベツにミニトマト。最初からゴマドレがかかっている…。ハヤシライスが甘いのでドレッシングはもっとキリッとしたフレンチ・ドレッシングのようなものの方が合うと思う。カップのスープはセロリとかの香味野菜の風味が出ていて旨かった。次はこれまた提供され始めたという「カツサンド」にしてみよう。(勘定は¥950)
以前の記事はこちら (1)
欧風料理 三河亭
岐阜県岐阜市八ツ寺町1-2
( 岐阜 ぎふ みかわてい 洋食 洋食屋 高等ライス ミヤビヤ ミヤベヤ 老舗 カレーライス カツカレー 復活 )