ある夜に連れとどこかで軽く食べて帰ろうと寄ったのは、山形の板そばを出す岐阜市長住町の「極(きわみ)」。近くのコインパーキングに車を入れ、歩いて店へ。案内されたテーブル席に腰掛ける。こちらは「玉こん」や「芋煮」等の郷土料理もあって酒をいただくのも楽しい店だが、生憎運転があるので蕎麦だけで我慢。自分は「穴子天ぷら盛板」を、連れは「牡蠣天盛板」をお願いした。出されたそば煎餅をお茶でつまみながら出来上がりを待つ。
しばらくしてすのこが敷かれた大きくて四角い木箱に盛られたそばと天ぷらが届いた。天ぷらは穴子だけでなく、かぼちゃ、ししとう、茄子、舞茸などもあった。熱いうちにとまず穴子の天ぷらをいただく。サクッと揚がった穴子を塩でいただいたり、つゆに浸けたり。つい酒が欲しい…と思ってしまう卑しい口(笑)。そしてそばに移行。平たく盛られたそばは二八だそう。平打ちのそばはのど越しのいいものだが、何だかいつもと違ってもそもそとした口当たりだし、心なしか麺肌に艶もない感じがする。こだわりを沢山載せているような店なのでまさか茹で置きではないと思うが。徳利に入ったつゆもちょっと量が少な過ぎ。かといって追加を頼む程ではないし…。隣の客がそばを注文したら給仕の女性が「無くなったのでこれから打ちます。」と言っていたが、それと何か関係あるかな。山葵をちょこんとのせながらいただくも終始調子は上がってこなかった。幸い連れは牡蠣の天ぷらが美味しかったと言ってくれたので良かったが。こんな日もある。(勘定は¥2,580)
羽前そば道場 極 (きわみ)
岐阜県岐阜市長住町5-4-3-2
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