ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Essential Jaco Pastorius / Jaco Pastorius

2022年01月31日 | ジャズ

The Essential Jaco Pastorius / Jaco Pastorius (2007)

アーティストの代表曲を2枚組のCDに集めたソニー、コロンビア系の「The Essential」シリーズ。どのタイトルも上手くまとめてあるので重宝していくつか所有しているが、今回購入したのはジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)。異端のジャズ・ベーシストとして名を馳せた彼のアルバムは、参加していたウェザー・リポート(Weather Report)のベスト盤と、1976年のファースト・ソロ・アルバムだけ持っている。ベーシストであるがゆえにコレッとピンとくる曲ばかりではないので、もう少し色々聴いてみようとこのシリーズにしてみた。

ソロ作品はもちろんのこと、パット・メセニー(Pat Metheny)、ウェザー・リポート、ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)らの作品に参加した際の音源も収録されているのでキャリアを俯瞰出来る内容。ソロ作品でのベース・ラインは緻密。ベース奏者のソロって楽器の特性ゆえに似たようなものになりがちだけれど、さすが彼の作品はその個性がしっかりと曲に出ている。ジョニ・ミッチェルがジャズに寄っていた頃の共演は、浮遊するようなトーンでもう1人ヴォーカルがいるみたいに雄弁。まるでデュエットしているようだ。意外と良かったのが80年代に入ってからのビッグバンド・スタイル。彼のイメージからすると合わなさそうだけれど、聴いてみるとこれがなかなかイイ。来日時の奇行が有名でトラブルメーカーだった彼。故に干されて最後はホームレスだったという…。1987年にたった36歳で夭折したが、彼の音楽の人気が衰えないのが分かる気がした。

ネットオークションにて購入(¥465)

  • Label ‏ : ‎ Sony Legacy
  • ASIN ‏ : ‎ B000QEIMAU
  • Disc ‏ : ‎ 2
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味の龍王 @岐阜県多治見市

2022年01月31日 | 岐阜県(東濃)

ある晩の遅めの時間に国道19号線を走っていて夕食に寄ったのは岐阜県多治見市の「味の龍王」。市街地とは離れた国道から少し北に入った場所に店がある。看板には”サッポロラーメン”と大書きされている。暖簾をくぐると中には赤いL字のカウンター。席はカウンターのみ。店は年季が入っているがしっかりと稼働感がある。この日も満席とまではいかなかったがなかなかの客入り。人気があるようだ。中ではおばちゃんが3人立ち働いていた。注文したのはメニュー先頭の「みそラーメン」。他の客に作られた「チャーハン」が濃い色で旨そうだったので迷ったが自重。調理は3人が分業しながら行う。ずっとその様子が見えているが、慣れた手つきで、炒めの途中に少々目を離しても余裕の手さばきだ。

しばらくして完成した「みそラーメン」がカウンター越しに渡された。もやしがたっぷり盛られている。スープ水面の具材は千切りの人参、かまぼこ、メンマ、刻みネギといったところ。味噌味のスープはにんにくもビシッと効いていて濃い。なかなか減らないもやしをかき分けて手繰った麺は中太麺。この濃いスープにはぴったりとハマっていて旨い。素材、製法や盛り付けにこだわり抜いた昨今のラーメンもそれはそれでいいが、こういう武骨なラーメンもやっぱり捨て難い。スープ以外は綺麗に平らげて、最後に冷たい水を飲み干して勘定してもらった。次は持ち帰る人も何人か居た焼豚をのせてみよう。(勘定は¥650)

 

味の龍王

岐阜県多治見市弁天町4-4

 

( 多治見 たじみ あじのりゅうおう 龍王 りゅうおう ラーメン 中華そば 味噌ラーメン サッポロラーメン 札幌ラーメン 炒飯 チャーハン )

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