Youth Gone Wild : Heavy Metal Hits Of The '80s Volume 1 / Various Artists (1996)
随分とオッサンになったのに今頃になってへヴィー・メタルを聴き出す不思議(笑)。ジューダス・プリースト(Judas Priest)のアルバムを何枚か買った後にはこんなコンピも買ったのだった(安かったからだけれど)。ライノ(Rhino Records)から出た80年代のへヴィー・メタルのコンピ盤の第1弾。この頃のライノの編集盤はどんなテーマであっても信頼度95%。ライノ編集じゃなかったら買わなかったかもしれない。収録されているアーティストは以下の通り。
01 Scorpions - Rock You Like A Hurricane
02 Poison - Talk Dirty To Me
03 Dio - The Last In Line
04 Ratt - Lay It Down
05 L.A. Guns - Never Enough
06 Judas Priest - Parental Guidance
07 W.A.S.P. - Blind In Texas
08 Motörhead - Ace Of Spades
09 Accept - Balls To The Wall
10 Rainbow - Street Of Dreams
11 Krokus - Screaming In The Night
12 Y & T - Summertime Girls
13 Twisted Sister - We're Not Gonna Take It
14 Quiet Riot - Cum On Feel The Noise
多感だった(はずの)80年代中頃。当時はまだレコード→CDの需要過渡期だったこともあったが、LPは1枚2,500~2,800円、CDは¥3,300位と値段も高く、ガキの小遣いでは到底自分の興味をカヴァー出来なかったので、当時すでに働いていた長姉をそそのかしたり(笑)、”レンタル・レコード”まで利用してせっせとLPからカセット・テープに録音する毎日。当時へヴィー・メタルを聴いていなかったとはいっても観るもの全て貪欲に吸収していたので、雑誌等でここに収録されているバンドの名前は全部知っているし、テレビで見たPV等を通じて曲の1/3くらいは聴き覚えもある。
当時アメリカで滞在していた時には聞いたことがなかったが、現在はこの80年代のへヴィー・メタル勢を総じて「ヘアー・メタル」なんて呼ぶようになった(LA勢が中心)。文字通りヴォリュームのあるロング・ヘアー・スタイルのバンドが多かったからだが(中にはさほど髪の多くないバンドも・笑)、音楽は別としてそういう様式美もあまり自分が得意ではなかった要因だったかも。レミー(Lemmy)率いるモーターヘッド(Motörhead)になんかは、多くのアーティストにまで愛されるバンドだったと知ったのは21世紀になってからだ。興味深かったけれど第2弾も買おうかどうしようかな。
中古店にて購入(¥280)
- CD (1996/3/26)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : Rhino
80年代メタルですね!
ハードロック、メタルがアメリカで最も商業的に成功していた時期です。
時代を感じるのにはいいコンピレーションアルバムだと思います。
こうしたサウンドは、90年代にオルタナ、グランジの登場により、一挙にメインストリームから消えてしまいます。メタルでもスラッシュメタルやデスメタルのような先鋭的なバンドは多少は元気でしたが、それもメタルコアの波に飲み込まれて行きますね。
でも、日本と北欧、ブラジルあたりでは、メタルマニアがずっと生き続けます。これは不思議な現象ですね。
ハリーさんがメタルを聴きだしたのは、気まぐれなのでしょうか?
もしそうでなければ、いろいろ探っていただくと新たな発見があるかもしれませんね。
>スラッシュメタルやデスメタル、メタルコア
あの辺りは今でも苦手です。でも出ている音(ハードなギターの音等)自体は嫌いじゃないですからこれからどうなるか分かりません(笑)。昔から好きなナインインチネイルズなんかも音的には被っているところがありますからね。
>気まぐれ
ハイ、気まぐれです(笑)。でも元々メロディーがある楽曲は好きなんだと思います。ただ、それこそジューダスプリーストの連中が着ていたようなコスチュームは正直ずっと苦手でした(笑)。今は一周廻ってアンガスのスクールボーイ衣装のようにちょっと楽しめるようになってきたのかもしれません。自己矛盾は承知です。