ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

円相カド (2) @岐阜県岐阜市

2020年12月05日 | 岐阜県(岐阜)

久しぶりに岐阜市住田町、繊維問屋街入口にある「円相カド」へ。まだコロナ第2波がようやく収まってきたという時期とあって、賑わう界隈はこの日も人通りが少なめ。店に入った時もカウンターの客はまだ自分だけだった。お通しが選べるという事で「野菜炊き合わせ」を選択。酒は「房島屋・火入れ熟成酒」(揖斐川)を燗つけてもらう。少し熱めだがすぐに燗冷ましでいい加減になるだろう。淡い味付けがちょうどいい炊き合わせと「名物・〆鯖」を口に入れながら、大きめの盃に徳利の酒を注ぎ、口に運ぶ。ぐっとくるボディのある酒。この盃、口が広くて香りが立ってイイんだよなァ。もちろん傍らには和らぎ水も置いてくれていてぬかりなし。

天ぷらの種としては珍しい鮪を揚げてもらった。中はレア気味に揚げてある。塩でもいいがつゆでも旨い。「揚げ出し豆冨」を追加。しっかりと鰹出汁の効いたつゆがいい。酒は「若葉・純米」(瑞浪)を追加。これも燗してもらった。「ひよこ豆の塩ゆで」をもらう。淡泊でもそっとした口当たりがクセになり、次から次へと口に運んでしまう。それにしてもこういう居酒屋でひよこ豆って面白いなァ。そしてメインで頼んだのは「本気のアジフライ」。酒は「自家製ジンジャーハイボール」にしてみた。出てきたアジフライがデカい。茄子の揚げたのも添えてある。身に厚みがあってホクホクで、何とも旨い。こんなに旨いアジフライ、久々に食べたなァ。タルタルソース、ウスターソース等でいただいたが、一番良かったのはタルタルソース+醤油。熱々を口に入れ、甘さもしっかりとあるハイボールで口中を冷やす、を繰り返す。

もう充分食べて呑んだが、以前から気になっているアレをどうしても食べてみたい。こういう居酒屋では異色のメニュー「現地風ガパオご飯・目玉焼き付」。居酒屋にこんな品を入れてしまうなんてさすが仕掛け人の某I氏(笑)。平皿に盛られたガパオライスはしっかりと辛さがあり、バジルの風味もばっちり効いていて旨い。もうお腹いっぱい(←当たり前)。ここは酒呑みの琴線に触れる品ばかりだからどうしても色々注文し過ぎてしまう。凡百の居酒屋(特に会社経営の店)では消去法で品を選ぶことも多いが、ここでは「これも食べてみたい、あれで呑んでみたい」と能動的に品を選ぶことになるから酒呑みには堪らない。勘定をお願いすると最後に「しじみ汁かほうじ茶を…。」と言われたが、もう何も入らない…。この日はハシゴする予定だったが、結局おとなしく1軒目で帰路に着くことに…。(勘定は¥5,000程)

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円相カド

岐阜県岐阜市住田町2-13-5

 

( 岐阜 ぎふ 玉宮 たまみや カド 居酒屋 大衆酒場 酒場 大衆割烹 えんそう 円相 円相フードサービス 稲田俊輔 イナダシュンスケ )


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