Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon / Prince And The Revolution (1986)
プリンス(Prince)8枚目のアルバムは自身の監督・主演映画「Under The Cherry Moon」のサントラとして発売され、レヴォリューション(The Revolution)とは最後のアルバムになった作品。自分は発売当時プリンスのホームグラウンド近くに住んでいて、シングル「Kiss」が毎日何度も何度もラジオから流れてきたことを覚えている。もちろん映画も観たが、はっきり言ってつまらなかった(映画「Purple Rain」が好きだった友人たちも同意見)。そんな映画のイメージがずっと残っていたのでアルバムは持っていなかったが、中古屋で安く刺さっていたので思いつきで購入。
こうして改めて聴くと、流石にサントラだけあってあの映画の白黒の雰囲気が曲調にも表れて、ちょっと落ち着いてお洒落な感じも受けるが、オリジナル・アルバムとして充分に成立している。レヴォリューションといえばあのハンドクラッピングをサンプリングした音。ここでもしっかりそれが聴けるが、これって何か名前は付いているのかな。それにしてもやはり「Kiss」の音数の少なさは異質だ。アルバムの中にあってもこれだけ空間が違う感じ。車の中でみんなあのおかまチックな歌い方を真似ていたのを思い出す。前作「Around the World In A Day」で売上が落ちていたそうだが、このアルバムで売上も回復し、ヨーロッパでもよく売れたのだそう。意外。前作も好きだったけどな。ところでジャケットはどの向きが正解なんだ?(笑)。
中古店にて購入(¥330)
- Label : WEA
- ASIN : B000002L9B
- Disc : 1
発売時に新譜レコード(米国盤)買ったけどジャケット背表紙にはタイトル、レコード番号ない。ちょうど殿下の臍(ヘソ)が中心にあるだけ・・・正解わからず(笑)
Prince(天才)には一般常識は通じない。
さすがにこの映画は、映画館に行く気がしませんでした。
>映画館に行く気がしません
記事を書くにあたって少し調べたのですが、興行収入はまあまあ。向こうでも
評価は割れたようですね。自分はもう一回観てみるかという気には全然なりません(笑)。