ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大福屋レンガ通り店 @岐阜県岐阜市

2020年02月14日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜タカシマヤ南地区の再開発で取り壊しになった店舗のいくつかは移転して営業を続けている。こちら創業が昭和34年頃(1959)という食堂「大福屋」も、同じ柳ヶ瀬のレンガ通り商店街に移転して営業中。移転してからは初訪問。「のはら湯」でたっぷりと汗を流してヘトヘトになってアーケード街を歩くも、日曜夜に開いている飲食店はごくわずか。「大福屋」のあるレンガ通りもシャッターが閉まって閑散としていた。階段を上がって2階へ。脇には岐阜出身のアーティスト、日比野克彦が書いたという襖も置いてあった(写真下)。以前の店舗の2階の部屋にあったものだという。

中に入るとかつての「大福屋」とは違って(笑)、白を基調とした明るくて可愛らしい内装。女将さんが1人でやっていらっしゃる(相変わらず主人の姿は見たことがない…)。勇んで瓶ビールをお願いしたのだが、瓶は置いていないとのこと。入口におでん鍋があったので酒でもいいかなと「御代桜・本醸造」を”ひや”でお願いした。「常温でいいですか?」と確認が入る。酒には煮物が付いていた。牡蠣も入っていてちょっと嬉しい。グイッとやってちょこっとつまむ。おでん鍋まで行ってひと声かけ、「ごぼ天」と「豆腐」の串を取り、味噌だれの壺にドボンと漬けて皿に盛り戻った。

その頃には後客が何組か入って来て、和やかに女将さんと喋っている。通い慣れた人達ばかりのようだ。後から入ってきた柳ヶ瀬のある店の店主も、自分の酒を見て「私も酒で。」と注文していた。俄かに忙しくなったので奥からご高齢のお母さんが手伝いに入った。テレビを見ながらゆっくりと酒とおでんを楽しむ。品書きを眺めて締めを何にするか思案。以前から品書きに注釈が色々載っているが、「卵とじラーメン」に”大福屋名物”とあったのでそれを頼んだ。”昭和34年から変わらない味の中華そば”なんだとか。出てきた「卵とじラーメン」は濃いめの醤油味の中華そば。卵(玉子)とじは名古屋のローカル・メニューのようにスープに溶いてあるものではなく、ふわっととじたものがのっている感じ。他にはチャーシュー、かまぼこ、メンマ、もやし、刻みネギが入っている。スープは濃いめで少し和出汁っぽさを感じる。麺は細縮れ。するすると食べていけるシンプルな味で、ついついスープを飲み過ぎてしまった。次は変わりうどんか丼物を。(勘定は¥1,300)

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大福屋レンガ通り店

岐阜県岐阜市神室町1-12-1

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ だいふくや 大福屋 定食 丼物 麺類食堂 大衆食堂 うどん おでん お好み焼き 移転 再開発 )


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