The Legend / Johnny Cash (2005)
今までにベストやら何やら何枚も買っているジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)の編集盤。これは2005年に発売された4枚組のボックス・セットで、現在ではブック付き、DVD付きなどの改訂版が発売されている。あまり興味は無いが、グラミー賞の「Best Boxed Or Special Limited Edition Packeage」なんていう賞も獲得しているのだとか。4枚はテーマ毎に分けられていて、
Disc 1 - Win, Place and Show: The Hits
Disc 2 - Old Favorites and New
Disc 3 - The Great American Songbook
Disc 4 - Family and Friends
となっている。1、2枚目で過去から現在のヒット曲、重要曲、3枚目では米国の歴史に残る曲のカヴァー、4枚目はファミリーや他のアーティストとのコラボを収録している。目新しい企画ではないが、つい入札してしまっていた。特に変わった音源は無さそうだが(しっかり調べてもいないけれど)、4枚目などはまとまっていて便利。奥方のジューン・カーター(June Carter Cash)や、子供達とのコラボ作品はもちろん、ボブ・ディラン(Bob Dylan)(→何度聴いてもスットコドッコイな出来・笑)、ウェイロン・ジェニングス(Waylon Jennings)、エルビス・コステロ(Elvis Costello)、レイ・チャールズ(Ray Charles)、U2など、錚々たるメンバーとの作品群が収録されている。米国に生まれ育った人には3枚目なんかはグッとくるのかもしれないが、残念ながら自分は知っている曲も少ないので厳しい。ただ、歌詞の辛辣さや風刺性は別として、垂れ流しで彼の低音の効いた歌声とシンプルな演奏を聴いているのはとても心地良いものがある。カントリーって昔は全然ピンとこなかったけどなァ。カントリーという保守的な音楽ジャンルのメイン・ストリームに居ながら、異端として君臨し続けたキャッシュ。お勧めは一連の60年代後半の刑務所慰問ライヴ作品と、晩年のアメリカン・レコーディングスから発売された作品群です。
オークションにて購入(¥1,800)
- CD (2010/12/21)
- Disc: 4
- Format: Box set, CD, Import
- Label: Sony Legacy
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