岐阜市の梅林公園横にある料理旅館「植東」へ。毎年行われる「梅まつり」の時に外で田楽をいただいたことはあるが、店の中に入るのは初めて。店の外から中の様子は分からないので、果たして1人で入れる店なのかもよく知らなかった。コロナ対策で開け放たれた玄関口から中に声を掛けると「どうぞ。」と言われたので1人でも問題ないようだ。案内されたのは入口入ってすぐ横にあるテーブル席。年季の入った建物の割に新しい感じなので増築した部分だろうか。外の緑は目に入るが、どうせなら風情がありそうな階上の古い部屋の席が良かったナ。品書きに目をやる。”秋季特別限定”の松茸の土瓶蒸しが付いた「植東ランチ」というのがあったのでお願いした。ただし残念ながら車があって酒は呑めないので、こちらで作っているという「梅ジュース」をお願いする。
まずは固形燃料を燃やすタイプの卓上コンロが用意され、火が点けられた後に盆にのった「植東ランチ」が運ばれた。小鉢、刺身、菜飯、香の物、水菓子という内容。とうふ田楽は後から運ばれてくるらしい。本当は土瓶蒸しの香りを先に味わいたいけれど、まだ煮立っていない。先に玉子焼、茸、蕗の入った小鉢から箸をつける。次は刺身で鮪と鯛。菜飯と一緒にいただく。この辺りでとうふ田楽もやってきた。木の芽(山椒の若葉)がのった赤味噌のが2本と白味噌のが1本の計3本。焦げまではいっていないが、香ばしく甘い味噌の風味が旨い。そろそろ土瓶蒸しが出来上がったか。土瓶の蓋を開け、猪口につゆを注ぐ。出汁が効いている上に松茸の風味が移っていて旨い。中には白身魚、銀杏、蒲鉾、そして松茸、三つ葉という布陣。今年初の松茸だ(訪問9月)。ひとつひとつを味わいながらいただいた。土瓶蒸しでだんだん体がホカホカに暖まってくる。これで酒無しって拷問…(笑)。仕方なくとろっとした口当たりで甘い梅ジュースを飲む。最後はカットしたパイナップルとピンクグレープフルーツで了。ちょっと土瓶蒸しのタイミングだけちぐはぐだったが、なかなか豪華な昼食になった。次は是非酒ありで。(勘定は¥1,540)
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料理旅館 翠々園 植東
岐阜県岐阜市梅林4
( 岐阜 ぎふ 梅林公園 ばいりん公園 うえとう 田楽 でんがく とうふ田楽 いも田楽 芋でんがく おでん 菜めし 菜飯 花見 ランチ )
よく混んでいました。
昔のことですが「ひら井」と親戚だと聞いたことがあります。
>梅の時期
その時期は人でごった返していますよね。バイトの売り子さん?も沢山。
でもそれ以外の時期は心配になるくらい人が少ない時も…(苦笑)。
>「ひら井」と親戚
おぉ、そうなんですかー。それは知りませんでした