ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

田なかや @岐阜県岐阜市

2018年02月21日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

さて何を食べようかと思案していた休日の昼。この日は公共交通機関を使って柳ヶ瀬まで来ていたので、鰻なんてどうだろうと西柳ヶ瀬の「田なかや」へ。こちら、店のイーゼル看板にも鰻の他色々な酒肴が載っているので、前から酒が呑める時に入ってみたかったのだ。黄色い暖簾をくぐって中に入ると、まだ店はこれから本格的に始動といった雰囲気で、先客はまだ配膳されていない4人連れの家族2組。土間にテーブル席が4つ程と小上がり席だけなのでテーブル席のひとつに座らせてもらった。上からぶら下がっている裸電球(LEDだけど)の光が昔ながらの鰻屋の雰囲気を醸し出している。

給仕の女将さんにまずは日本酒(剣菱)をお願いする。石油ストーブの上のやかんで燗をつけてくれる。そして袴を履いた徳利で運ばれた。酒肴は沢山あってもまずは鰻関係でと「きも焼」をお願いする。女将さんが調理場に「きも焼出来ますか?」と尋ねてOKが出た。少々時間がかかるとのこと。もちろん承知。木枠のガラス窓で囲われた焼き場では若い衆が蒲焼の準備をしているようだ。そのうちに後客が続々と入ってきてすぐに満席に。自分の前にも相席の男性2人。もちろんすぐに後客の注文が殺到することは目に見えていたので、ゆっくり盃を傾ける方針を急遽変更し、”長っ尻(ながっちり)”は避けてすぐさま表に出ていた”特別ランチメニュー”の「うなぎ丼」をお願いしておいた(後客の注文を聞いていると”ランチ”と言わないと普通の「うなぎ丼」になるようです)。案の定、自分の後の客は何を注文しても「時間がかかりますよ。」と完全に”お預け状態”で何も出てこない。女将さんは少なくとも5組の客に「すいません、いっぱいで。」と断りを入れていた。

しばらく待って「きも焼」が登場。肝に包丁が入れてあり意外と数が多く気持ちが小躍りする。たれでしっかりと焼かれていて焦げ目も少し。でも柔らかく焼かれていて、めっぽう旨い。そして酒を…、至福。目の前の相席客は自分と同じように酒を頼み「きも焼」も頼んでいたが(断られていた…)”お預け中”で申し訳ない(心はニコニコだった・笑)。ゆっくりと「きも焼」をやっつけて更に待ち、やっと「うなぎ丼(※ランチ仕様)」が登場。ちゃんと肝の入った吸物と玉子焼き、そして浅漬が添えられている。なかなか素晴らしい。蓋付きの丼ぶりに入っていて、三河一色産だという鰻は3切れ。じっくりと火が入れられているようで、ふわっとした口当たり。これも旨い。たれは多めで、ご飯の量は酒呑みには丁度いいくらい。痺れるくらいの山椒を振ったりもして美味しくいただいた。席を立った時に焼き場のまな板をチラッと見たが、古い店らしくその場で裂いて焼いている様子。これはまだまだ時間がかかるだろうナ…。本来鰻屋で待つのは当り前のはずだがファスト・フード全盛の昨今ではそうもいかないようで、他の客がかなり焦れているのが分かる。まだ客が入ってくるかもしれないのですぐに勘定してもらい、結局一番に店を出た。(勘定は¥1,500/丼、¥600/きも焼、¥500/酒)

この後の記事はこちら (2)(3

 

田なかや

岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通5-13

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 西柳ヶ瀬 柳ヶ瀬商店街 田中屋 たなかや たなか屋 うなぎ ウナギ 鰻 鰻丼 うな丼 ひつまぶし 和食 刺身 )

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五代目食堂 (2) @岐阜県加茂郡坂祝町

2018年02月20日 | 岐阜県(中濃)

久しぶりに坂祝(さかほぎ)の「五代目食堂」に。この日は最初から名物の「とんちゃん」ではなく、看板にも出ている「とん汁」を軽くいただこうと寄ってみた。国定公園だというのに相変わらず周囲は廃墟ばかり。この店のある場所の路肩だけまるでこの店の駐車場でもあるかのように車が連なって停まっている。店に入ると人数こそ多くないものの、ほぼ満席の盛況ぶり。こんな店なのでやはり中年客が多い。もちろんとんちゃん他の鉄板焼きを食べている人ばかり。席に座る前に冷蔵庫棚をチェックする。焼き魚の良さそうなのでもあればと思って見たけれど、この日は今ひとつな魚が1皿だけで、他のおかずの鉢もあまり数が無い。結局「納豆」だけ取り出してテーブル席に着き、おばちゃんに「とん汁」と「ごはん(小)」をお願いした。

しばらくして運ばれた「とん汁」は信州味噌が使ってあるとのこと。色は白っぽくやや甘め。この辺りでこういう味付けは珍しい。具材は豚肉、ゴボウ、白菜など。ごはんは茶碗に普通盛りで漬物が付いている。小鉢に入った「納豆」は挽き割り。刻みネギが入っているので醤油を加えて攪拌し、「とん汁」と「ごはん」と共にいただいた。「とん汁」はしっかり煮込まれて量もたっぷりだが…惜しむらくはややぬるめ。この日は外の気温がかなり低く、暖まりたかったのでちょっと残念。味は旨かったからこれがもっと熱ければなァ。温め直してもらおうかとも思ったが…止めにしておいた。次は”当店特製”「肉うどん」か丼物でも食べてみようか。(勘定は¥490)

以前の記事はこちら

 

五代目食堂

岐阜県加茂郡坂祝町勝山1021-2

 

( 坂祝 さかほぎ 五代目 ごだいめしょくどう 食堂 大衆食堂 麺類食堂 ホルモン 焼肉 鉄板料理 豚汁 とん汁 )

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音楽殺人 / 高橋ユキヒロ

2018年02月19日 | ロック(日本)

音楽殺人 / 高橋ユキヒロ (1980)

テクノ・ポップ全盛の1980年に”高橋ユキヒロ”名義で発表された高橋幸宏のソロ・アルバム。いかにも当時のニュー・ウェーヴらしいジャケットが微笑ましい。80年といえばYMO(Yellow Magic Orchestra)はあの「増殖」を発表した、飛ぶ鳥を落とす勢いのあった時期。自分は小学生だったが、しっかりハマっていた。ただし小遣いの少ないガキにとっては、当時2,000円から2,800円したLPレコードを頻繁に購入することなどもちろん出来ず、YMO本体は何とか購入していたものの、ソロ作品までは網羅出来ず、泣く泣く諦めてそれらは”FMエアチェック”(死語)という前時代的な方法にてカセット・テープで音源だけを所有していたのだった。しかも日立マクセルやソニーなどの一流メーカーのカセット・テープはなかなか買えず、当時ユニー(現ピアゴ)という中部地方のスーパーで売っていた廉価版のテープを使用していた(涙が出てきた…笑)。だから曲順はバラバラだったり断片的だったりして、アルバムをしっかり1枚聴いていた訳ではない。

その後、自分の中にも色々なブームが来ては去っていき、当時買いたかったこのアルバムの事はすっかり忘れていたが、中古店の棚で見つけて、にわかに聴きたくなり購入。参加しているのはYMOのメンバーをはじめ、作詞はYMOではお馴染みのクリス・モスデル(Chris Mosdell )、他にも演奏やコーラスで、大村憲司、松武秀樹、鮎川誠、SHEENA、浅田孟、SANDII、立花ハジメ、久保田麻琴などあの周辺のアーティストが勢揃いといった感じ。YMOほどテクノではないのだが間違いなく当時の音がしていて、YMOで唯1人歌えたユキヒロのあの独特な発音と抑揚のヴォーカルをたっぷり聴くことが出来る。当時一世を風靡していたツートーン・スカ風味のリズムが多用され、モータウンの名曲「Stop In The Name Of Love」もスカっぽい雰囲気にアレンジ。とても軽快で心地良い。そこかしこにYMOでも採用されたアイデアが散りばめられているのでファンには堪らない。小学生の時に聴いておくべきだった…。

中古店にて購入(¥750)

  • CD (1995/11/22)
  • Disc : 1
  • Label : キングレコード
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大脇 (2) @愛知県一宮市 (※閉店)

2018年02月19日 | 愛知県(尾張)

一宮駅の南にある「大脇」に再訪。以前はソース後がけの「やきそば」と「雲呑(ワンタン)」をいただいた。暖簾をくぐると店内には先客1名。老夫婦でやっていらっしゃる。テーブル席に腰を下ろし、この日はまた別の品をということで「炒飯」をお願いした。主人が中華鍋を振っている厨房の棚の上には木製の岡持ちがズラッと並んでいる。今でも出前に行くのかな。ラジオが鳴る店内でしばらく待っていると女将さんの手でまず中華スープが運ばれる。細かい刻みネギが入ったスープはややカエシが強めだが優しい味わい。

そして中華らしい六角形の皿で「炒飯」が運ばれた。こんもりと丸く盛られていて横に紅生姜が添えてある。刻みネギ、玉子、そしてチャーシューの細切れが少しだけ入ったシンプルな炒飯はパラっとして油少なめ。「やきそば」と違ってちゃんと味付けはしてある。シンプルで旨い。スープを啜りながらスプーンで口に運んだ。スープがあってちょうどいい感じ。旨かった。次は雲呑麺にしようかな。(勘定は¥500)

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↓ 「尾西繊維協会ビル(旧・尾西織物同業組合事務所)」(昭和8年・1933・建造)。以前はずっとシャッターが降りていて中を見ることが出来なかったが、最近繊維関係の貸しスペース「Re-TAiL」として使い始められたようだ。お陰で中を見ることが出来た。外から想像ではもっと傷んでいるのかなと思っていたので、なかなかの状態で安心。ぜひ栄えて欲しいナ。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

大脇

愛知県一宮市新生2-12-5

 

( 一宮 いちのみや おおわき 大脇 中華そば やきそば 焼きそば 焼そば ソースあとがけ焼そば ワンタン 雲呑 炒飯 チャーハン 近代建築 閉店 廃業 )

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キッチン アマンド @名古屋市東区・車道

2018年02月18日 | 名古屋(東区・北区)

以前からずっと気になっていた東区の洋食屋「キッチン・アマンド」へ。店の最寄り駅は車道だが、筒井町商店街をまっすぐ東に、と言った方が分かり易いかも。なかなか味のある洒落た建物で、隣の商店(空家)との間に店名が縦に書かれたテント屋根が付けてある。正確な創業年は分からないが50年以上は経っているらしい。近くに自転車を停めて店に入るとL字のカウンターと奥にテーブル席。ランプ型のライトやカウンター上の瓦庇など中も洒落ている。老夫婦で切り盛りしているようだ。カウンター席に座りメニューを見せてもらう。この日は他に用事もあったのでお腹いっぱいにはせずに単品で注文しようと思っていた。メニューの中から「カニコロッケとハンバーグの盛り合わせ」を注文する。色の壊れた液晶テレビを見ながら調理の様子を伺う。他の客の定食はとても盛り沢山で旨そう。主人がひとつひとつ丁寧に衣を付けてコロッケが揚げられ、女将さんも並んで盛り付けを手伝っている。

途中であれ?と思ったのだが、供された盛り合わせは”定食”。たっぷりのご飯と豆腐の味噌汁、それに竹輪やレンコン、人参の入った煮付けの小鉢が付いている。コロッケとハンバーグは別皿で、コロッケにはフレンチドレッシングのかかったサラダ、ハンバーグにはケチャップ味のスパゲッティーが添えられている。すごいヴォリュームだ。ランチ時分なので当たり前のように定食にしてくれたのだろう。ひるんだが有り難くいただくことにする。ハンバーグはしっかりと肉の詰まったクラシックな洋食屋仕様。歴史ある店が好きな自分は最近たまたまこういうハンバーグばかり食べているが、近頃の店は玉ねぎやつなぎを使用してふわっとしているので食感が全然違う。デミグラスソースはやさしい味わい。コロッケは中がとろっとろ。添えてあるタルタルソースでいただく。旨いっ。そのほかのつけ合わせも手抜き無しの素晴らしい定食だ。もちろんお腹はいっぱいに。次は好物のオムライスかカツカレーにしようか、それともグラタンか。(勘定は¥1,100)

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 ↓ 新栄の飯田街道沿いにある「白山家」(建築詳細不明)。とても趣のある建物だがどういう建物だろう?

 

 


 

 

キッチン アマンド

愛知県名古屋市東区豊前町3-19

 

( 車道 くるまみち 筒井町商店街 つつい アマンド キッチンアマンド 洋食 ハンバーグ メンチボール クリームコロッケ ランチ 定食 近代建築 )

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虎屋本店 (2) @岐阜県岐阜市

2018年02月17日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜では最も歴史ある和菓子屋のひとつ、金園町の通り沿いにある「虎屋本店(とらや本店)」(創業嘉永元年・1846)に寄る。車をすぐそばの駐車場に停め店へ。店先には「さくら餅」「うぐいす餅」と書かれている。立春は過ぎたもののまだまだ寒いが、和菓子の世界ではもう暦通り春だな。ガラスショーケースに並んだ菓子や、テーブルに置かれた菓子、それに横の棚にもある沢山の菓子を順に眺めて迷う。この日選んだのは「ふやきせんべい」「名菓つれずれ」「うぐいす餅」「さくら餅」「栗もなか」の5種。いつも箱買いせずバラバラで申し訳ないが、和菓子屋では基本的にどんな菓子でも1個から嫌な顔ひとつせず売って下さるので、どうしても色々手を出してしまう。

持ち帰って日を分けて煎茶や抹茶でいただく。「ふやきせんべい」には土筆の絵が描かれていた。ここにも春が。パリッとしていてほんのり甘い。「つれずれ」は「ふやきせんべい」のような白い皮で黒糖餡が挟んである。上には菊の御紋。こちらの皮はしっとりとしていて柔らかく、口に入れてもねっとりとした食感。黒糖の強い甘み。「うぐいす餅」は羽二重餅のような肌理の細かい柔らかい生地の中にしっかりとした粒の小豆餡が入っている。きな粉が表面に振られていてその微かな香りもいい。「さくら餅」は葉っぱでくるんだオーソドックスな味。でも昔はこういう味が全然好きじゃなかった。歳をとって変われば変わるものだ。「栗もなか」は中に栗の粒が丸っと入っていて、最中種(皮)も栗の形。栗の風味をまわりのこし餡が引き立てていて旨い。昼、夜と美味しいお茶の時間。(勘定は全¥800程/各種)

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虎屋本店 (とらや本店)

岐阜県岐阜市金園町4-23

 

( 岐阜 ぎふ 虎屋 とらや 虎や とらやほんてん 羊羹 和菓子 明治天皇 献上 御菓子処 最中 もなか カステラ 老舗 銘菓 桜餅 鶯餅 )

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ペイザン (3) @岐阜県関市

2018年02月17日 | 岐阜県(中濃)

時間外の仕事が近くであったついでに岐阜県関市のベーカリー「ペイザン」に寄ってみる。持って帰ってきた店のパンフレットに"depuis 1990"とあったのでもう30年近くやっているようだ。もう閉店時間かなと思ったらまだ明かりが灯っていたので中へ。惣菜パンは少なくなっているものの、まだ選べるぐらいの種類は置いてあった。ワインのつまみとして持って帰ろうとしていたので甘いもののは避け、いくつかを選んで買って帰った。選んだのは「げんこつパン」「バタール」「バン・ド・リュベロン」「ドライトマト」というシンプル過ぎる4種。

家に帰ってパンナイフを取り出し、少しづつカット。安ワインを開けていただいていく。「げんこつパン」は菓子パンの生地だけを使ったパンだそう。菓子パンといっても甘味はわずかで水分は少ない。「バタール」はご存じフランスパンの少し柔らかいの(合ってるかな)。「バン・ド・リュベロン」はナッツとドライフルーツが入った硬めの食感のパン。薄くスライスしてもしっかりと具材が入るので風味良く、ワインとも合う。「ドライトマト」はクロワッサン生地の中にドライトマトとクリームチーズが入っている。どちらも少量だがドライトマトは凝縮されて味が濃い。食べ進むうちにバラバラになってしまうが意地汚く拾いながらいただいた。たった4個のパンだけでワインを1本開けてしまうというアル中の所業。晩酌とは言えない量だな。注意しないと(←そもそもパン4個が多いヨ…)。(勘定は¥800程)

以前の記事はこちらこちら

 

ブーランジェ ペイザン

岐阜県関市池田町66

 

( 関 せき Boulanger Paysan ペイザン ベーカリー ブーランジェ パン屋 惣菜パン 菓子パン バゲット )

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Gold (CD+DVD) / Kiss

2018年02月16日 | DVD

Gold (CD+DVD) / Kiss  (2004)

「Gold」という様々なアーティストのベスト盤シリーズで出たキッスのCD2枚組(写真下左)にDVDをセットしたデジパック仕様の3枚組。ま、CDの方は既にベスト盤も何枚か持っているし、オリジナル・アルバムも揃ってきたので全く必要のないものだが、DVDはその昔VHSテープで発売された「EXPOSED」(写真下右)という作品で、MTV全盛時代にチラッと見たっきりなので、どちらかと言うとそっちのDVDがまた見たくて購入。

 

映像作品はメイク無し時代のキッス・メンバーが出演。アメリカらしいグッド・ルッキンな金髪お姉ちゃんをはべらすメンバーをリポーターがカメラと共にリポートするというようなおふざけヴィデオ作品。メンバー(主にポールとジーン)はちゃんと演技していてショーマンぶりを発揮。間にはオリジナル・メンバー在籍時の過去のライヴ映像や、この作品当時のPVが挟んである。

この頃はPVにお金をかけて様々な作品が作られた時代。自分の記憶では1984年頃になってヴィデオ映像がハイヴィジョン化して質がグッと上がった印象があった。PV映像はそんな時代の作品なので(ヒットこそあまり無かったが)どの曲もなかなかの出来で、今見ても充分楽しめるクオリティーがある。キッスというバンドにはヴィジュアルが重要なロックのオリジネーターという側面もあるが、当時はLA中心のいわゆる”ヘアー・メタル”の全盛期。時代遅れになりつつあった彼らがメイクを止め、もろにヘアー・メタル化していた時期の記録でもある。久々にこの頃の映像を見たが素直に楽しめた。

CDはというと、全く必要ないものであるにも関わらずやはり選曲や曲順が変わるとそれなりに楽しめる。メイク有り時代のシングル曲中心で選曲してあるのか、特に後半の選曲が変わっていて面白い。各メンバーのソロからも1曲づつ収録。

amazonにて購入(¥1,284)

  • CD (2004/10/5)
  • Disc : 3
  • Format: Box set, CD+DVD, Import
  • Label : Island / Mercury
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サイトウ・インビス(サイトウハム) (4) @愛知県犬山市

2018年02月16日 | 愛知県(尾張)

近くまで来ると時々寄っていくつかハム類を購入している犬山市のサイトウハム。この日は嫁と居たが昼食を取りそびれ、軽くつまもうかと寄ってみた。寒風吹きすさぶ中、車で店へ。外の軽食の方(インビス)はやっているかどうか分からなかったが、覗いてみると中に1人女の子が。まだ注文は通るようだ。ただなんだか覇気が感じられない。ひょっとしてもう店じまいの最中だったかな。嫁は基本の「ブラートヴルスト」、自分は初めて目にする「サッカーボール・ケーゼサンド」、そして2人でつまむ用に「カレーヴルスト」を注文した。脇の飲食スペース(屋外)で出来上がりを待つ。

寒い中しばらく待ってから呼ばれ、トレイにのった各品を渡される。以前は紙コップでスープなどを頂けたこともあったがこの日は無し。飲物がアルコールしかないので嫁が店の中に何かないか探しにいったが、結局目ぼしいものは無かったよう。仕方がないのでそのままいただく。自分の「サッカーボ―ル・ケーゼサンド」は腸詰しないソーセージをサンドしたハンバーガーのような丸型のサンドイッチ。こちらでは元々ソーセージやパン類は熱々という訳ではないが、それにしても今回のは気温が低いこともあってか、バンズも含めて全体的に何ともぬるくて(そういう物なら仕方がないが…)今ひとつ。カレーブルストに付いたフライドポテトもぬるい。どうにも気分が上がらないまま食べ切った。こちらのソーセージ自体は旨いんだから、もっと何とかなるはずだと思うが…。店内でいつもの「スモークレバー」を購入して帰路に着いた。(勘定は¥1,320、レバーは¥575)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

サイトウ・インビス (サイトウハム

愛知県犬山市松本町1-162

 

( 犬山 犬山市 いぬやま 無添加ハム 無添加ソーセージ ドイツハム ドイツソーセージ サイトウハム Saito Imbiss サイトウインビス 斎藤ハム ハム工場 工場直売 )

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澤井コーヒー本店 (2) @名古屋市東区・高岳

2018年02月15日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

東区の鍋屋横丁にある「澤井コーヒー本店」に再訪。いい香りと、デンと焙煎機が置かれ年季が入って渋く素敵な佇まいの店内でどの豆にしようか思案する。この日選んでみたのは「スマトラ・マンデリン」。理由は今まで飲んだこと無さそうで(←覚えてない)ただ何となく…。そろそろ自分で豆を挽こうかなと思うが、完全にカフェイン中毒で、あまりにも飲む回数が多いので、いちいち面倒臭いだろうと躊躇している。以前はフレンチ・プレスでよく飲んでいたが、今は結局ペーパードリップのまま。またペーパードリップ用に挽いてもらい、都度冷凍庫から出す事にした。

車に乗って、帰路に就く間の車中に溢れる素晴らしい香りを楽しむ(←何といってもこれが好き)。家に帰ってさっそく淹れてみる。こちらの挽きは一般的なペーパードリップ用のものより少し粗め。真ん中に湯を落として蒸らし、ゆっくりと湯を足していく。粉の時に思ったほど香りは昇らないが、しっかりとした苦味があるものの後口はすっきりして重くない。でも自分は普段から濃くて苦いのばかり飲んでいるので舌がバカになっていて一般的に人が思うほど苦味とかに敏感ではなくなっているだろうナ(嫁は自分の淹れたコーヒーが苦くて飲めないそうです…)。それにしても家で飲むと大抵喫茶店で2杯飲む金額で美味しいコーヒーが何杯も飲めるんだから安いものだ。(勘定は¥777/200g)

以前の記事はこちら

 


 

 ↓ 折り畳み自転車でロング・ツーリング(サス無しでお尻が痛い…)。前にも訪れた御器所の「伊藤耳鼻咽喉科醫院」(昭和7年・1932・建造)。風格あるスクラッチタイル壁の佇まいはそのまま。名古屋市の登録地域建造物資産

 

 

↓ 鶴舞の交差点にある漢方の「本草閣」(昭和22年頃・1947・建造)。創業文政13年(1830)で鶴舞に店を構えたのは昭和6年(1931)だそう。名古屋市の認定地域建造物資産

 


 

 

澤井コーヒー本店

愛知県名古屋市東区泉2-11-8

 

( 名古屋 なごや 澤井コーヒー 沢井コーヒー さわいコーヒー 焙煎 自家焙煎 挽き売り ロースト 近代建築 名古屋市 登録地域建造物資産 認定地域建造物資産 ) 

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