ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

餅力 @名古屋市中区・新栄

2020年03月15日 | 名古屋(中区)

(いつもの事だけれど)あっちへこっちへとウロウロと歩き過ぎたせいか急に膝に違和感を覚え、足を引きずりながらほうほうの体で新栄の銭湯「養老温泉」まで辿り着いた。こじんまりとした湯に浸かってゆっくりと体を休め、膝をさすりながら向かったのは近くのお好み焼き屋「餅力」。店の前の立て看板には「麺を作って61年」と書いてある。製麺もやっているのだろうか。中にはご高齢の女将さんと先客1組。奥のテーブル席に座らせてもらい、何は無くともビール。お願いすると何と居酒屋並みに3社から選べるとの事。サッポロを選ぶと黒ラベルの中瓶と豆菓子、それにきっちり冷えたグラスが運ばれた。嬉しいねェ。銭湯でカラカラに乾いた喉にグイッと。ウメーッ。おでん鍋が見えたので、自分で鍋から漆黒に煮込まれたモツとスジを選んで皿に盛り、席に戻った。写真入りのメニューでお好み焼きは混ぜ焼きでマヨネーズがかかっているタイプと分かったので、注文は「焼きそば・玉子」に。

クニュクニュの歯応えの串を食べながら待っていると鉄板敷きの「焼きそば」が登場。抜群の具合の目玉焼きがのっている。青海苔は卓上の容器から自分でかけるようになっていた。さっそく麺を手繰っていく。細麺でソースの味付けは控えめ。細切りのキャベツがたっぷり入っている。添えてあるのは紅生姜。残りのビールと一緒に玉子を崩しながら美味しくいただいた。お母さんに勘定してもらった後、「コレ押して。」と言われて見ると、手作りのルーレット(でも機械式)に手書きで”餅力ペイペイ”と書いてある(笑)。ボタンを押すとピカピカとルーレットが光り…見事5円をゲット!。最高で30円が当たるそうだ。「うち、スマホ使えんで還元出来ないでしょ。だから作ったの。」だって。素敵だなァ。有り難く5円をいただいて店を後にした。(勘定は¥1,050-¥5)

 


 

↓ あまり戸建て住宅の多くない地域の路地裏にある銭湯「養老温泉」。中に懐かしいジュース瓶の自動販売機があった。

 

↓ 新栄の町中で見付けた蔦に絡まれた建物(建築詳細不明)。下見板張りだが古いものだろうか。1985年に出来たダイナー&アンティークショップだったろうことは看板から分かるが、入口が2つ並んでいるのは? 裏から見ると日本家屋のようだし後からの付け足しかな。

 

 


 

お食事処 餅力

愛知県名古屋市中区新栄1-40-3

 

( 名古屋 なごや 新栄 しんさかえ もちりき お好み焼 おこのみやき 焼そば やきそば おでん 定食 ランチ 公衆浴場 近代建築 )

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ラ・ルカンダ @岐阜県岐阜市

2020年03月14日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市内を流れる長良川河畔にある「長良川うかいミュージアム」向かいの建物に最近出来たばかりのイタリア料理店「ラ・ルカンダ」。昼過ぎはカフェ使いが出来ると看板に出ていたので入ってみた。店は倉庫を改造したような建物の2階というちょっと変わった場所にある。この建物には他にも居酒屋やギャラリーが入っている。鉄骨が走っている建物なので大して古くはないはずだが、太い梁も渡してある変わった建物(後から鉄骨補強?・写真下)。1階部分の高さからいくと長尺の木材でも扱っていた倉庫かな。

階段を昇って2階に店の入口扉があった。中に入るとカウンター席の向こうに調理場が、奥にテーブル席がいくつかあった。シェフはイタリア人で奥様が日本人のようだ。奥のテーブル席に案内される。新しいお洒落な店だから先客は女性ばかりだった。ちょっと肩身が狭い。メニューを見せてもらい、「エスプレッソ」と「クロスタータ・ディ・マルメッターラ」というジャムを使ったタルトをお願いした。建物の上の方に造られた店舗スペースだからか、日差しの強いこの日はやや暑いくらいに感じる。夏は相当な高温になるんじゃないかな。

しばらくしてまず「クロスタータ・ディ・マルメッターラ」が運ばれ、後からシェフによって「エスプレッソ」も登場。「エスプレッソ」はKIMBOの銘が入った極小の透明なデミタスカップに入っている。凝縮された強い香りでクレマ(泡)は無し。豆もKIMBOの物なのかな。当たり前だがエスプレッソなので量はかなり少ないが、それにしても自分史上過去最少量かも。スティックシュガーが付いている。本式はこの少量のエスプレッソにたっぷりの砂糖を入れるらしいが、添えたケーキが甘いので控え、最後に少しだけ入れてみた。普通ならひと口にも足らない量なので少し口に付ける程度でいただく。漆黒で、もちろんしっかり苦い。カットされた「クロスタータ・ディ・マルメッターラ」は、奥様によるとシェフのマンマ(母)のレシピで自分が作っているのだとか。ジャムはブルーベリー。シンプルな味わいで旨い。次はランチかディナーで使ってみようかな、嫁と。(勘定は¥800程)

 

 


 

↓ 長良葵町の「たまりや 山川醸造株式会社」(建築詳細不明)の醤油蔵。通りを歩くだけで香ばしい香りが漂ってくる。隣接するこちらのショップでたまり醤油を買いたいといつも思うのだが、平日のみの営業なのでなかなか機会が無い。

 

 


 

La Lucanda (ラ・ルカンダ)

岐阜県岐阜市長良45-1  &n(アンドン)2F 

 

( 岐阜 ぎふ 長良 ながら ラルカンダ イタリアン イタリア料理 カフェ ランチ espresso 鵜飼 鵜飼ミュージアム 溜まり醤油 たまり ) 

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Strut'n' Get Up / Various Artists

2020年03月13日 | ソウル・ファンク・R&B

Strut'n' Get Up / Various Artists (2008)

選曲を見て思い付きで買ったので全然気付いていなかったが、ブルーノート(Blue Note)レーベルが出したファンキーな楽曲のコンピレーション盤。クレジットをよく見てみるとフランスEMIから出された”Groovexperience”というシリーズ物のひとつのようで、選曲は以下の通り。

01 Ike & Tina Turner - Funkier Than A Mosquita's Tweeter
02 Banbarra - Shack Up (Parts I & II)
03 Earl Klugh - Keep Your Eye On The Sparrow (Baretta's Theme)
04 Herbie Hancock - Bring Down The Birds
05 Ronnie Laws - Momma
06 Jimmy McGriff - Fat Cakes
07 Lou Donaldson - Everything I Do Gonna Be Funky (From Now On)
08 Donald Byrd - Street Lady
09 Raul De Souza - Daisy Mae
10 Donald Byrd - You Are The World
11 Brass Construction - Movin'
12 Maze Featuring Frankie Beverly - Color Blind
13 Jimmy McGriff - Ain't It Funky Now
14 Alan Parker - Punch Bowl
15 Bobby Womack - Communication
16 Willie Bobo - Funky Sneakers
17 Willard Burton & The Funky Four - Funky In Here
18 Donald Byrd - Change (Makes You Want To Hustle)

副題に「Funky Fat Slices Of Groove Cut From Blue Note」とあるように、”ジャズ”というジャンルにはこだわらず選曲されているようで、初っ端はいきなりアイク&ティナ・ターナー(Ike & Tina Turner)だ。他の収録曲も、有名アーティストであっても全てが代表曲という訳ではなく、特にベース・ラインの太いグルーヴィーな曲を集めてある。年代も様々だが、音質もいいのでストレスなく聴くことが出来、ちょっと大きめの音を出すと聴いていて気持ちがいい。このシリーズで12作品程度発表されているようなので、他のも欲しくなり調べたが、あまり玉数が多くなさそうで入手が簡単でないのが残念。気長に探してみようかな。

中古店で購入(価格失念)

  • CD (2008/6/2)
  • Disc : 1
  • Format: CD, インポート
  • Label : EMI
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木曽馬 @岐阜県多治見市 (※移転)

2020年03月13日 | 岐阜県(東濃)

午前の早い時間から岐阜県多治見市へ。駐車場に車を停めて、愛用の折畳み自転車で市内をウロウロ。この日朝食代わりに選んだのは、十九田町にある五平餅の店「木曽馬」。こちら夏のかき氷でも有名で行列も出来ると聞く店。店は知っていないと辿り着けないような細い路地の中にある。ちょうど暖簾が掛かったばかりの時間に店に着いた。中に入るとテーブルがひとつだけ。ご高齢のお母さんが1人でやっていらっしゃる。自分が市外から来たと知って「よぅ来てちょうでぇーた(よく来て下さった)。」とのお言葉。早速「五平餅」をお願いした。焼いている最中にもおしゃべり好きなお母さんが若輩の自分にも丁寧な口調でお話して下さる。お店は今年で48年目とのこと。この15年、毎年テレビの取材があるのだと誇らしげに教えていただいた。遠くは関西地方や関東地方からも来る客があるのだとか。こんな路地裏で凄いなァ。

しばらくして「五平餅」が焼き上がり、お茶と一緒に運ばれた。こちらの「五平餅」は1本づつでは買えず、5本1皿。一般的なわらじ型と違って1串に3個刺さっている。味噌だれの色がかなり濃いめ。表面にはゴマ粒も見える。すべて手作りだという味噌だれは中津川の方の胡桃の効いたたれと違って胡麻がしっかりと効いて甘め。粒感の残ったうるち米の食感は軟らかく、炙られたたれの風味良く、旨い。5本も食べられるかなと心配していたが玉ひとつは大きくなく次々と胃の腑に収まった。この店のかき氷は天然氷を使っているのだそうだが、今年は暖冬だったので来夏の氷の値段が心配だとおっしゃっていた。路地向こうの空き地は駐車場で車を停めてもOKだそうなので、夏になったらまた来てみようかな。(勘定は¥500)

 


 

↓ 店のすぐ近くにあったフォトジェニックな税理士事務所の建物(建築詳細不明)。縁の丸い屋根、角の丸いサッシ窓にタイル壁がとても素敵。

 

↓ この店に来る前に寄った北部の高田町の車が1台通るのがやっとという路地にある建物(建築詳細不明)。タイル壁に上げ下げ窓、玄関扉もとても雰囲気がある。現在も使用されているのか分からないが、元は何の建物だったんだろう。

 

 

↓ その隣の建物はタバコを扱う商店だったようだ。いい感じのタイル貼りのショーケースだけ残っていた。「贈りものにはたばこを」の文言が時代を感じさせる。

 

↓ 同じ道沿いに建つ「高田陶磁器工業協同組合」(建築詳細不明)。古くはないかもしれないが、全面タイル壁で年季の入った木製玄関扉。さすが陶磁器の町、多治見。こういった組合の建物がどの町内にも見られた。

 

 

 


 

五平餅・たこ焼 木曽馬

岐阜県多治見市十九田町1

※令和3年に小泉町へ移転されました

 

( 多治見 たじみ きそうま 木曾馬 ごへいもち 五平もち かきごおり かき氷 天然氷 たこやき 持ち帰り テイクアウト 近代建築 タイル 陶器 陶磁器 )

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たこはん @愛知県春日井市

2020年03月12日 | 愛知県(尾張)

どうしてこの店をブックマークしていたか忘れてしまったが、春日井方面に車を走らせた時に「そういえば…」と寄ったたこ焼き屋「たこまる」。店はJR中央本線の神領駅前にあり、目と鼻の先の庄内川を越えると守山区という場所。駅前なので車で行くとどうかなと思ったが、店の周りをウロウロすると偶然店名が書いてある駐車場を1台分見付ける事が出来た。そこに車を入れて歩いて店へ向かう。店では年配の女性2人が忙しそうにたこ焼きを焼いていた。メニューには”ソース・しょうゆ・みそ・岩塩・ぽんず”とある。”みそ”って名古屋風の味噌だれなのかな。注文しようとすると「今、沢山の注文が入ったばかりなので30分くらいかかりますが…。」とのこと。せっかく車を降りたので「ハイ。」と返事して「しょうゆ」をお願いした。注文は3パックを上限とされており繁盛ぶりが伺える。ネギとマヨネーズを使うかが選べたのでネギだけお願いした。時間潰しに駅の方へ歩いてみるも、整備された駅前にはコンビニくらいしか見当たらないし、駅前通りもだだっ広くて、いわゆる商店街も無さそうなので時間を潰すのに苦労した。綺麗ではあるが、あまり面白味の無い駅前(失礼)。

30分経って店へ戻る。自分の前にも後にも沢山の注文があったようで、取りに来る人が次々と。名前を呼ばれてビニール袋に入れられた「たこ焼き」を持って車に戻った。他の客の為に駐車場は出て、近くの空き地横の路上に車を停め、包みを開ける。透明パックに入った「たこ焼き」は8つ。やや大きめで上から細かく刻んだ青ネギがたっぷりかかっている。早速長い串を使って火傷覚悟で口の中に放り込んだ。中はとろっとしていてタコの他には紅生姜ぐらい。醤油は生地にもはいっているかもしれないが、上から塗られている。旨いが、思ったほど熱々ではなくて拍子抜け。ハフハフってしたかったなァ。刻みネギは悪くないが自分は特に要らないかな。夕飯前だというのに8つともあっという間に食べてしまった。(勘定は¥400)

 

たこ焼 たこはん

愛知県春日井市神領町2-28-3

 

( 春日井 かすがい 神領駅 じんりょう たこ焼き たこやき 持ち帰り テイクアウト 名古屋風 )

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福光松葉 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2020年03月11日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の福光にある喫茶と食事の「福光松葉」へ。松葉はこの地方を中心にかつて多くの店が存在した喫茶・ステーキのグループ。現在はすでにローカル・チェーンは解かれているようだが、まだ”松葉”の名を冠した店がいくつか残っている。以前に関市の「サンジェルマン」で貰ったマッチの裏にも、もちろんこちらの名前が書かれている(写真下)。

店は住居ビルの1階にあるが、後から付け足された張り出しの部分があり、喫茶店としてはやや入りづらい感じ。表に車を停めて”手動の自動ドア”(笑)を開けて中に入った。店内はテーブル席が軽く10卓以上あり、年季が入ってくたびれてはいるが、かつてのグループに共通するダークウッドを基調にした豪華な内装。調理カウンター付近には「coffee steak pizza」と書かれた照明看板も。女将さんと女性給仕の2人でやっていらっしゃる様子。メニューを眺めると、「ピザパイ」、「カレーライス(ピリッとしたグーな味!)」(笑)など、昭和感満載で読んでいるだけで楽しめそう。選んだのは「イタリアンスパゲッティー」。添え書きには”本場イタリアの味”とあった(←絶対違う・笑)。

しばらくして運ばれた「イタリアンスパゲッティー」はいわゆる玉子敷き鉄板スパ。本場イタリアとは全く関係がないケチャップ味のスパゲッティー。この地方以外では「ナポリタン」の方が分かり易いか。粉チーズ、タバスコ、ウスターソースが添えられて、ミニサラダも付いている。玉子液が余熱で固まる前にフォークで手早く麺と混ぜ、熱々を口に放り込む。アチ―。ある意味文句無しな出来の鉄板スパだ。旨い。時々口に冷たい水を含みながらやっつけていく。少しづつチーズやタバスコを使って味を変えつつあっという間に平らげた。これでワンコイン。次は店の名前を冠した「福光松葉定食」か「福光サンド」、「特製鉄板焼そば」あたりを食べてみようかな。(勘定は¥500)

 

珈琲&ステーキ 福光松葉

岐阜県岐阜市福光南町22-15

※店の様子からすると閉店されたようです(令和3年12月現在)

 

( 岐阜 ぎふ 福光 ふくみつ ふくみつ松葉 ふくみつまつば MATSUBA 喫茶店 モーニング ステーキ 洋食 ランチ 鉄板スパゲティー ナポリタン 閉店 廃業 ) 

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大甚 錦店 @名古屋市中区・錦

2020年03月10日 | 名古屋(中区)

名古屋が誇る明治創業の居酒屋「大甚」に支店が出来たことは聞いていた。経営が別の会社と知ってあまり興味は沸かなかったのだが、ある夕方に錦を歩いていてちょうどその店の前に差しかかった。なるほど奥志摩グループがやっているとあってこちらの上階は「奥志摩錦総本店」。店舗はしっかり作り込んであるようだし、明治創業を強くアピールしていたりして鼻白む気持ちもあったのだが、入ってみないことには分からないと暖簾をくぐってみた。こちら昼過ぎの早い時間から開けているようだ。店は奥に長くなっていて、中央付近には本店でお馴染みの惣菜の皿が並んだ卓もある。店員は年配の方ばかり。早い時間ではあったが程良く客が入っていて、相席をお願いされた。酒はもちろん本店の大看板でもお馴染み「賀茂鶴」の大をどん燗(ぬる燗)で注文。菰樽は見当たらない。立っておかずの皿を取りに行く。並んでいたものはあまり多くなく、そこから「たこ酢」を取り、調理場カウンターの方へ行って「鰆の刺身」をお願いした。

運ばれてきた「賀茂鶴」は桃色の徳利に入っている。えー、大甚の銘が入ったあの徳利じゃないの?。燗酒が2種類あり、安い方の「伏見蔵」はそちらの徳利で運ばれるようだ(そちらが”おすすめ”だそう)。大甚といえば「賀茂鶴」でしょ…。それはさておき、猪口(こちらには大甚の銘が)に注いでグイッとやる。「たこ酢」はきゅうりが入っていてかなり酸っぱい。「鰆の刺身」は調子が今ひとつだった。店内の様子を見ながらゆっくりと呑む。そこかしこに”大甚”の銘がありブランド化を図っていて壁にはそろばんも飾ってある(※本店主人はそろばんで勘定する)。酒はホッピーでもキンミヤでも何でも有り、つまみも「味噌串カツ」やら「どて煮」「おでん」など”名古屋めし”を意識している様子。やはり本店とは全く別物と考えてよさそうだ。店員は「お客様お帰りでーす!」と大声を出すなど普通の居酒屋ノリ(これが普通ってのも変だけれど…)。「合鴨スモーク」を取って来て、ビール大瓶(サッポロラガー)を追加。ついでに「味噌串カツ」も頼んでみた。「味噌串カツ」は細身で味噌にどぼ漬けしてある。ま、つい本店と比べてしまうけれど普通に使える居酒屋。昼から開いて日曜も営業しているらしいので、聖地化してしまって入るのが困難な時もある本店より、こちらの方が使い勝手はいいかもしれない。勘定をお願いすると、そろばんではなく電子端末(笑)。(勘定は¥2,700程)

本店の記事はこちら

 

 


 

↓ 覚王山の「揚輝荘」南園の「聴松閣」(昭和12年・1937・建造、一部再現)を再訪。この日は他に見学者がほとんどおらず、存分に邸内を廻って写真を撮ることが出来た。

 

 

↓ 前回訪問時には客が沢山居て写真が撮れなかった喫茶室としても利用できる「旧・食堂」。棚の上の照明部分には逆読みで「うとい」とある(主人は伊藤姓)。オリジナルではなく改修時に再現されたものらしい。

 

 

↓ 2階の「旧・応接室」と「旧・書斎」。ベースは同じだが、部屋によって雰囲気が随分違う。

 

 

↓ 「旧・寝室」。天井にレリーフがあるのは寝た時に上を向くからだろうか。

 

 

↓ 1点物の照明や透かしなど、細部に亘ってのこだわりよう。改めて当時の富豪の財力に驚く。

 

 

 

↓ 2階には小さいながらべんがらで塗られた和室もある。

 

↓ 何度訪れても圧巻の地下室の「旧・舞踏場」。ステージがあり、脇にはちゃんと控室も。山脈を描いた擦りガラス、壁面や柱の彫刻、モザイクタイル装飾、インド人留学生が描いたホールの壁画など異国趣味溢れる見どころがてんこ盛り。かつては別棟と繋がっていたという用途不明の地下通路入口(現在は寸断)もある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

大甚 錦店

愛知県名古屋市中区錦3-19-11 奥志摩ビル1F

 

( 名古屋 なごや 錦 にしき だいじん 大甚錦店 だいじんにしきてん 居酒屋 大衆酒場 酒場 老舗 おくしま 近代建築 ようきそう ちょうしょうかく 松坂屋 伊藤次郎左衞門祐民 いとう呉服店 )

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You're The One / SHŌGUN

2020年03月09日 | ロック(日本)

YOU'RE THE ONE / SHŌGUN (1980)

「俺たちは天使だ!」「探偵物語」のサントラで有名なSHŌGUN(ショーグン)の3枚目のアルバムを中古店で見付けたので購入。ドラマのタイアップ無しで作られた初めてのオリジナル・アルバムで、初期メンバーでは最後のアルバムとなるのだとか。元々は腕っこきのスタジオ・ミュージシャンを集めてドラマのサントラ用に急造されたバンドだけに演奏テクは当時でもとびっきりだったと聞く。スタジオ・アルバムではその辺のことは逆に分かり辛いが、米西海岸を彷彿とさせる明るく垢抜けたフュージョン系の曲調は当時の日本のバンドとは思えないほど(って前も書いたな)。

いわゆるコマーシャルでキャッチーな曲が無いので、アルバム全編で当時一世を風靡したフュージョン・アルバムといった感じ。歌は作詞作曲で活躍する米国人メンバー、ケーシー・ランキン(Casey Rankin)と芳野のどちらが歌っているかよく知らないが、どちらにしても流暢な英語詞の発音で違和感無く耳に響く。若い頃にテレビ番組で彼らの演奏シーンを見た時はヴォーカルの芳野藤丸の泥臭い風貌に「アレッ?イメージと違う…」ってなったけれど(笑)。バンドはこの後、メンバーの不祥事で活動を停止する。それもちょっとだけ記憶に残っている。

中古店にて購入(¥324)

  • CD (1991/9/15)
  • Disc : 1
  • Label : ソニー・ミュージックレコーズ
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にいはお @岐阜県関市

2020年03月09日 | 岐阜県(中濃)

美濃加茂市方面で食事をしようとしたある晩、たまたまた目当ての店の休みに当たってしまい、引き揚げる途中で寄ったのは関市の中華料理店「にいはお」。この店には何年も前に知人に連れて行ってもらったことがある。何でも主人は岐阜市の某ホテルの中華部門出身だとのこと。その時は呑んでもいたのでどんなものをいただいたかすっかり忘れてしまったが、ふと思い付いたので寄ってみた。駐車場に車を停めて店へ。店はテナントのひとつ。店に入ると小上がり席では常連らしき男性のグループ客が賑やかに呑んでいる最中。カウンター席に腰掛けメニューを見せてもらう。どれにしようか迷ったが、店名を冠した焼そばがあったのでその「にいはお焼そば」と「水餃子」を女将さんにお願いした。運転中なので残念ながらビールはお預け。

賑やかな(ちょっとうるさい)声を背にして調理を待つ。しばらくして女将さんが運んできた「にいはお焼そば」は平皿に盛られていて、麺の上に色々な具材がのっている。チャーシュー、キャベツ、人参、ピーマン、もやし、しめじ、それに茹で海老が1つと賑やか。やや油多めで炒められた焼そばは塩味で、少しオイスターソースらしき風味が効いている。旨い。麺は細麺で量は具材が多いだけにやや少なめといったところ。主人によって後から運ばれた「水餃子」は楕円の浅い鉢に入っていた。注がれているのはラーメンスープかな。餃子は薄皮で焼き餃子と同じものなのかもしれない。ちょっと自分が想像した水餃子とは違った(「ワンタン」ならこれだが)。メニューには「もちもち水餃子」というものもあったので、そちらにすれば思っていたものだったかも。点心やつまみがあるし、一品料理も小さいサイズがあったので、後ろの客達のようにまた呑みで使ってみたいナ。(勘定は¥1,200程)

中華料理 にいはお

岐阜県関市円保通3-4-23-106

 

( 関 せき ニイハオ 中華料理 中国料理 ラーメン 中華そば 餃子 ギョーザ ぎょうざ やきそば 焼きそば 岐阜グランドホテル )

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佳川 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2020年03月08日 | 岐阜県(岐阜)

ある日曜日の昼、岐阜市加納にあるお好み焼の店「佳川(かせん)」へ。前から店の前を車で通るたびに気になっていた店だ。駐車場が見当たらないのでなかなか立ち寄ることが出来なかったが、この日はバスで移動していたので最寄りのバス亭で降り、店へ。建物の1階で理容店と並んでいる。暖簾をくぐると中はテーブル席が1つと、物が置いてあって1人座るのが精一杯のカウンターのみ。老夫婦でやっていらっしゃる。先客は2名。テーブル席ですでにビールが入っている。カウンター席に座らせてもらう。壁に貼った品書きには「お好み焼」の他「焼うどん」「焼そば」、あとはごはんとみそ汁のみ。「お好み焼・肉・玉子入り」をお願いした。「お好み焼」に瓶ビールではお腹が膨れてしまうかなと思っていたが、「缶ビール」があったのでお願いする。

朗らかな女将さんが、缶ビール(アサヒスーパードライ)に白菜の漬物を付けてくれた。斜め後ろにあるテレビを眺めていると主人が「旦那さん、チャンネル替えてもえぇかね?」と。「どうぞどうぞ。」と答えると「NHKのど自慢」に。これが楽しみだそう。人気あるなァ、この番組。自分が好んで行くような食堂での視聴率はかなり高い。時々持ち帰り客が入って来て注文をしていく。鉄板の上の主人の調理を見ていると、蓋をかぶせて蒸し焼きのようにするのが面白い。焼き上がった「お好み焼」にポテッとしたソースを塗って半分に折り、また上からソースを塗った。

しっかりと時間をかけて焼き上がった「お好み焼」はかなりの大きさ。半分折りではあるが一銭洋食のような薄焼きではなく混ぜ焼きタイプで厚みもある。上にのせられた豚肉は薄切りではなく焼肉に使うような厚みのあるもの。食べた風味からすると具材の中に干し海老も入っているかな。しっかりとしたヴォリュームなので大瓶を呑んでいたら入らなかったかも。次は「焼そば」にしてみようかな。(勘定は¥760)

 

佳川

岐阜県岐阜市加納南陽町2-35

 

( 岐阜 ぎふ 加納 かのう かせん お好み焼き おこのみやき 焼きそば やきそば ビール 持ち帰り 閉店 廃業 )

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