岐阜市折立の「堀川」で昼食を摂った後に揖斐川町へ移動。古い建物を観賞しつつ食後のコーヒーをいただく、という自分にとっての一石二鳥を達成できる喫茶「カザミドリ」へ。店は根尾川に架かる谷汲山大橋を越えたところにある。各務原から移ってきたそうで、かつては郵便局だったという建物を自分達で店舗に改造したのだとか。生憎、雨がかなり強くなって遠景は少し煙っている。幹線道路から見るとコンクリート壁で囲ってあり、下見板張りの平屋の建物は発見しづらい。敷地内に何台か車が停められるようになっていた。車庫にはワーゲンバスがあったり、昭和なアンティーク雑貨類も置かれている(購入出来るようだ)。小さな入口(元勝手口?)から中へ。中には雑貨類も並べられていて、アンティークが溢れる雑多な空間。テーブルも椅子もバラバラで手作りのランプシェードが使われている。若い女性主人(?)に「どちらでも。」と言われたので重役のような椅子が置いてある真ん中のテーブルに座らせてもらった。先客は2名。後にも客が入ってきたが、どちらも年配の客だったのが意外。メニューにはスパゲッティーやカレー、チゲなんかもあり、酒も色々置いてある。「東ティモールのフェアトレードコーヒー」と「凍らせたティラミス」というのをお願いした。
ミルを使って挽く音が聞こえてきて、しばらくするとまず「コーヒー」がアルミトレイにのせられ運ばれた。ビスケット付き。コーヒーは色付きが薄く酸味の強いもの。焙煎香は控えめ。店内にエスニックな香りも漂っているのでコーヒー自体の香りは感じにくい。後から運ばれた「凍らせたティラミス」はカップに盛られて、カットしたいちご、バナナ、ミントの葉がのせられていた。スプーンですくってみるとまるでアイスクリームのような食感になっている。スプーンやフォークもアンティークでバラバラなので若干食べ辛い(笑)。甘く冷たいのを口に含みながら熱いコーヒーをいただく。どのみち1人なのでゆっくりするのは苦手だが、隣の年配夫婦客が深刻な話をああだこうだと大きな声で喋っていたので退散する。勘定してもらった時に主人と少し話したが、古い建物を探していてたまたまこの物件に行き着いたのだそう。外が大雨になったので建物の周囲を観察出来ず帰って来てしまったが、今度は嫁を連れてこようかな。(勘定は¥760)
岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬1168
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