ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

仲佐 (2) @岐阜県下呂市

2020年06月10日 | 岐阜県(飛騨)

日曜に晴れの予報が出たので、もう片方のバイクのご機嫌を伺いに41号線を北上。車両も快調で、新緑が眩しく気持ちが良かったので興が乗って下呂温泉まで到達してしまった。緊急事態宣言は解除されたが、市内はまだ休業中の温泉宿が多いこともあって人はまばら。飲食店もまだイレギュラーな営業形態の店が多いようだ。いつもなら遠方から多くの蕎麦好きが集まる「仲佐」も、寄ってみると暖簾は出ているが待ちも無く、駐車場にも空きが多い。という訳で昼は蕎麦にすることに。暖簾をくぐって中に入るとやはり客が少なく4組7名程度。いつもとは大違い。カウンター席に案内された。「ざるそば」を注文。静かな店内でほうじ茶を飲みながら出来上がりを待つ。

さほど待つことなく運ばれた「ざるそば」は高杯型の笊に盛られている。もちろん知ってはいたがほんの3口程度の量。ゆっくり手繰らないと1分で終わってしまう(笑)。薬味は辛味大根のみ。山葵は付いていない。まずはつゆを啜ってみる。濃いめの辛汁。もう忘れていたけれどここまで濃かったか。そして平打ちの蕎麦切りを手繰る。麺線が細くやや平打ちの蕎麦はもちろん十割で、飛騨地方や長野で自分たちの手で栽培している蕎麦なのだとか。もちろん製粉も自前。透明感があり、しっかりめの食感。粒感も感じられる。少しピンクがかった辛味大根をのせてもうひと口。ゆっくりと6口ぐらいでいただいた(笑)。さらっとした蕎麦湯を出してもらい、つゆを割って残りの辛味大根を加えて飲み干す。腹が…減った。(勘定は¥1,300)

以前の記事はこちら

 

 


 

↓ 新緑の眩しい飛騨川沿いの41号線を走る。道中にあった吊り橋(詳細知らず)。封鎖されていて渡ることは出来ない。 

 

 

 


 

蕎麦料理 仲佐

岐阜県下呂市森918-47

 

( 下呂 げろ 下呂温泉 なかさ 蕎麦 そば 手打蕎麦 十割蕎麦 ミシュラン 41号線 ツーリング ) 

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American Poet (Special Edition) / Lou Reed

2020年06月09日 | クラシック・ロック

American Poet (Special Edition) / Lou Reed (2005)

ルー・リード(Lou Reed)の1972年のライヴ音源を収録したCD。2001年頃に発売された時(ジャケ写真下)に買おうと思っていたのに購入までには至らず、今回購入したのはのちに日本だけで発売されたボーナス・トラック(別ライヴ音源)を2曲加えたヴァージョン。

1972年というとヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)を脱退後、ソロとしてデビューしてアルバムを発売した頃なので演奏は当時バック・バンドだったThe Tots。メインで収録されている音源はスタジオ・ライヴで、アナログ時代からブートレグ(海賊盤)で定番だったもの(ルーが新しいアルバムの名前を出しているので宣伝を兼ねたラジオ放送用音源かもしれない)。ただこのリリースもレコード会社はRCAとかのメジャーではないので正規に発売されたものかどうかは不明(最近はその辺りの権利関係の怪しい音源も普通にamazonとかで売っているからややこしい)。日本盤はそういったレアな音源をたくさん発売しているMSIからの発売。

スタジオ・ライヴということもあって途中でインタビューが入るのだが、ド派手なメイクをしだしたり、ドラッグでイカれていた頃(多分)というのもあってかルーの態度は辛辣。

インタビュアー:「ダグ・ユール(※)はどうしてますか?」 ※Doug Yule・元VUメンバー

ルー:「知らねェ、死んでりゃいいけど。」

なんていうやりとりで観客を凍りつかせている(苦笑)。ま、後年になっても最もインタビューしづらいアーティストの1人だったそうだから元々こんなんなのかも。曲はボウイ(David Bowie)がプロデュースした当時の最新盤「Transformer」収録曲とVU時代の曲を織り交ぜている。観客も多くないようでライヴ・ハウスのような感じ。ソロ・デビュー後のルーのライヴを支えたThe Totsの連中はその後も大した活躍は出来なかったようだが、しっかりとした演奏力はある(演奏は面白味には欠けるが…)。ボーナス・トラックは、記録によると同年7月のイギリスでのデビュー・ギグ。音質はあまり良くない。ロンドンで録音された「Transformer」は8月録音なので、ボウイ(David Bowie)やミック・ロンソン(Mick Ronson)もライヴ会場に居たかもしれないナ、なんて想像すると面白い。

オークションにて購入(¥680)

  • CD (2004/11/2)
  • Disc : 1
  • Format: Special Edition, Import
  • Label : Pilot
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みつわや @岐阜県各務原市 (※閉店)

2020年06月08日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原市の苧ヶ瀬(おがせ)池のほとりにある「みつわや」へ。このおがせ池沿いの道は何度も通ったことがあるのだが、店があるとは全然気付いていなかった。池の北側に「八大白龍大神」という小さな神社があり、そのすぐ脇に店舗がある。しっかり見てみると確かに建物の道路側には暖簾が掛かっていた。薄っすらと控えめな”名物・100円・お好み焼」の文字(もっと目立つように書けばいいのに・笑)。池側の売店には品書きやテーブルが出ていて「お好み焼き」や「焼きそば」「みたらし団子」等を売っている。家族連れの姿が多く、この日もテーブルには家族連れが座っていた。店はお母さんと手伝いの女性でやっている様子。お母さんに名物という100円の「お好み焼き」と「玉せん」をお願いした。

「玉せん」とは東海地方の祭り屋台等でみられる駄菓子の類で、大きく平べったいえびせんべいやたこせんべいに鉄板で焼いてソースやマヨネーズを塗った玉子焼などを挟んで食べるもの。これがこの地方以外では見られない物だと知ったのはまだ最近(笑)。ただ自分が子供の頃に地元の祭りで買って食べた覚えはあまり無い。地元の香具師が扱っていなかったんだろう。

「お好み焼き」は既に出来上がって包まれたものを渡され、「玉せん」はその場で出来上がりを待つ。店の奥から「お母さーん、ビールまだー?」と声が掛かる。店側にはカウンターがあって、そちらで昼間から出来上がっている客が居るようだ。品書きには「おでん」や「どて煮」があるからそれで一杯やっているのだろう(羨ましい…)。お母さんは「待っとって!」「こっちが先!」とピシャリ(笑)。

紙に包まれて渡された2つを貰い、勘定を済ませて池のほとりに用意されたベンチに座っていただく。「お好み焼き」は、”昔ながらの””むかしふう”なんて書いてあったが2つ折りのタイプ。銀紙と紙で包んである。大きくはないが、キャベツの他に玉子も入ってこの値段というのには恐れ入る。時間が経っているのでややふやけているが十分なもの。近くに居た家族連れの子供達も旨そうに喰らいついていた。こちらの「玉せん」はたこせんべいを使用。平らに焼いた玉子焼をせんべいの片側にのせてソースとマヨネーズを塗り、半分に折って挟んで出来上がり。いかにも屋台のおやつといった感じ。味は想像のままだが、まだ熱々なので旨さは倍増。ビールがあれば3倍増にもなったろうが、そうはいかない。願わくば店内のオッサン達のようにビールを呑みながら喰らいたいが、ここで呑んだらどうやって帰るんだろう?(勘定はお好み焼¥100、玉せん¥150)

 

 

みつわや (彌堤和家)

岐阜県各務原市各務おがせ町8

 

( 岐阜 ぎふ 各務原 かかみがはら かがみはら お好み焼 おこのみやき みたらしだんご 五平餅 焼そば やきそば たません 屋台 香具師 酒場 居酒屋 閉店 廃業 )

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ふじや @愛知県一宮市

2020年06月07日 | 愛知県(尾張)

愛知県一宮市の郊外で古い食堂を探してウロウロしていた時に通りがかった中華そば屋「ふじや」。まだ開店前の時間だったが、次から次へと車が集まっている。気になったので時分時を外して寄ってみた。1時を過ぎていたがまだまだ盛況(営業は昼だけのよう)。車を停めて何となく懐かしさを覚える暖簾をくぐる。中はテーブルが4つ程と小上がり席が2つ程。どの席もしっかりと埋まっている人気ぶり。客層も家族連れ、老夫婦、単身と幅広い。調理場上に掲げられた品書きは様々なトッピングが載っているものの、基本は「中華そば」のみ。その「中華そば」をお願いした。

あっという間に「中華そば」登場。濃い色のスープに細縮れ麺。この麺だから茹で時間が短いのだろう。水面には刻みネギ、チャーシュー、かまぼこ、メンマがのっている。”ラーメン”と呼ぶより、やっぱり「中華そば」と呼びたくなる。麺に絡むスープも高山や多治見の店を彷彿とさせるような感じの組み立て。旨い。メンマにはしっかりと味がついている。箸でつまむと崩れてしまうような軟らかさのチャーシューからするとやはりあまり古い店ではないのかな。刻みネギの鮮度も良くバッチリ(←たまにそうでない店もあり、一杯を台無しにしていることもあるよね)。年配の方だったら無条件で”ラーメン・コショー”を振りたくなるような味かも。ただこれがよく言われる”昔ながらの”中華そばかというと、ちょっと懐疑的。今の中華そば(ラーメン)は一部の店を除いて絶対昔のものよりは旨くなっていると思う。するするっといただいた。(勘定は¥680)

 

中華そば ふじや

愛知県一宮市西萩原葭山2252-5

 

( 一宮 いちのみや ふじや ラーメン 中華そば ふじや 醤油ラーメン )

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だるまや (4) @岐阜県関市

2020年06月06日 | 岐阜県(中濃)

用事があって平日の昼間に岐阜県関市に居たので、昼食は麺類食堂「だるまや」へ。店の脇にも1台停められるが、道路の向かい側にも数台停められる駐車場がある。横断歩道を渡って店の暖簾をくぐる。まだ口開けの時間とあって先客は無し。壁に掲げられた品書きを眺めて思案。年季の入った品書きとは別に手書きで「セットメニュー」とあり、”小どんぶり(各種)、小うどん(各種)又は小ラーメン、煮もの、漬けもの”とある。各種とあるのでどれでもいいのか女将さんに訊いてみたら、どれでもいけるようだ。そこで未食の「鳥丼」と「中華そば」のセットにしてみた。調理場から親子で何か揉めている声が聞こえてくるが(笑)、テレビを眺めながら出来上がりを待つ。

しばらくして運ばれた「セット」は、やや小さめの丼ぶりにそれぞれが盛られている。ポテサラと、豚肉、エリンギとピーマンの煮物、漬物はたくあんが付いてきた。「鳥丼」は小さく切った鶏もも肉と長ネギ、カマボコを煮たものがご飯にかかっている。つゆの量はやや多めで優しい味付け。旨い。「中華そば」の水面にはチャーシュー、メンマ、カマボコ、刻みネギ。スープは淡い色付きのスッキリとしたもので口当たりも優しい。麺は細麺で軟らかめの茹で加減。麺には特筆する所は無いが、これでいい。”ラーメンコショー”が似合う。全体的なまとまりが良く滋味深い。「鳥丼」を掻き込みながら「中華そば」のスープを啜る。旨いなァ。まだ熱い丼ぶりを持ち上げてスープまで全部いただいた。(勘定は¥1,000)

以前の記事はこちら (1) (2) (3

この後の記事はこちら (5

 

だるまや

岐阜県関市東福野町5-23

 

( 関 せき だるまや食堂 大衆食堂 麺類食堂 丼物 洋食 手打ち 手打 カツ丼 かつ丼 ラーメン 中華そば 味噌煮込み みそ煮込み みそにごみうどん 味噌煮込 )

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Trouble No More : The Bootleg Series Vol.13 1979-1981 / Bob Dylan

2020年06月05日 | クラシック・ロック

Trouble No More : The Bootleg Series Vol.13 1979-1981 / Bob Dylan (2017)

ボブ・ディラン(Bob Dylan)のブートレグ・シリーズ第13弾は1979年から1981年にかけてのライヴ集。途中まで追っかけていたこのシリーズ。かなりの発売頻度に加え、Vol.8位から登場した仕様違いのヴァリエーションの恐ろしい物量(4枚組、6枚組、8枚組、果てには18枚組…)に財布がついていかず、もちろん早々にコレクトは断念し、興味のあるテーマの2CDヴァージョンぐらいしか買わなくなってしまった。

今回の1979-1981年といえば、ディランがアルバム「Slow Train Coming」「Saved」「Shot Of Love」を発表してファンを戸惑わせていた頃。ディラン自身が福音派キリスト教に改宗し、ゴスペル音楽に影響され、ステージ上からも聴衆にキリストの言葉を投げかけたりと、彼のキャリアにおいてはあまり評判の良くない時期。自分はまだこの頃リアル・タイムでディランは聴いていなかったので完全に後追いだったが、やはり自分でも特に後ろの2枚は印象が薄く、ジャケのセンスも酷いという印象しかなかった。

30曲全部が未発表。各地でのライヴ音源の寄せ集めだが、これにも8枚組ヴァージョンがあり、そちらは3ヵ所のまとまったコンサート音源も聴けるようだ(いつの日にか…)。多くは4人もの女性コーラスが参加してゴスペル・ライクな調子の歌声を重ねている。バッキング・コーラスには昨年亡くなったクライディ・キング(Clydie King)も参加している。ストーンズ(The Rolling Stones)の名盤「Exile On Main St.」やジェシ・エド・デイヴィス(Jesse Ed Davis)の「Jesse Davis」を始めとする数多くのロック名盤に参加しているあの人だ。彼女は打ち解けにくいボブともウマが合ったらしい。彼女の出自も教会のゴスペルだそう。

ディランは随分と自由度の高いアレンジをしていて、こうして聴いてみるとこの時代のライヴもなかなかイイ。ディランの歌い方はこれ以降、かなり特殊な抑揚を付けるようになり賛否両論があるが(否の方が圧倒的に多いか・笑)、この時期はまだ自然な歌い方なので安心して聴き通すことが出来る。映像は見たことがないのでギターをどの程度弾いていたのかよく分からないが、ジャケットにもストラトが写っているので今と違ってしっかり弾いていたに違いない。そういえばボブのギター・プレイってあまり注目して聴いたことがない。上記3枚のアルバムもしっかり聴き直してみようっと。

amazonにて購入(¥1,338)

  • CD (2017/11/3)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • Label : COLUMBIA/LEGACY
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たちばな @岐阜県岐阜市

2020年06月04日 | 岐阜県(岐阜)

出先でとんかつが食べたくなり、その場でブックマークしてある店を確認。居た場所からさほど遠くないところにあった岐阜市則武の「たちばな」に寄ってみることにした。創業は昭和43年(1968)だとか。羽島にも店があるらしい。店舗は住宅街の中にあって大通りには面していないのでスマホに教えてもらわなかったら辿り着けなかったかも。コロナ禍とあって営業しているかどうか分からなかったが、”営業中”の幟が立っていた。店の横の駐車場に車を停めて中へ。カウンター席、テーブル席、小上がり席がある。(たぶん)コロナ対策としてカウンター席は塞がれていた。年配のご夫婦(未確認)と女性給仕が数名でやっていらっしゃるよう。1人だったがテーブル席は先客で塞がっていたので小上がり席に案内される(ジーンズを履いていたので本当は嫌なんだけれど…)。こちら”美濃けんとん”という銘柄の豚肉を使っているそう。品書きはAかつ、Bかつ、Cかつと豚肉の大きさで分かれていて全て単品のみ。”味噌かつ”と謳ってはいないがソースを使ったとんかつは無く、全て味噌かつだそう。ロース120gという「Aかつ」と「小ライス」をお願いした。

まずは漬物(3種)と茶碗にこんもりと盛られたご飯が先に出され、後から「Aかつ」の皿が登場。かつには最初から味噌だれがたっぷりとかかっている。付け合わせは千切りキャベツと練りからし。箸でつまんだかつは薄衣。味噌だれは色濃いがサラッとしたタイプ。東海地方出身者は驚かないだろうが、他所から来てこの味噌だれが一面に注がれた皿を見たらやっぱりたじろぐだろうなァ(笑)。味噌だれは甘い味だし量も多いので、”美濃けんとん”の肉質まではなかなか判断がつかないが、もちろん旨い。味噌だれでご飯もどんどん減っていく。辛子もたっぷり効かせていただいた。口中の味噌だれの余韻をお茶で流してごちそうさま。(勘定は¥1,460)

 

とんかつ たちばな

岐阜県岐阜市則武中1-11-7

 

( 岐阜 ぎふ のりたけ とんかつ 味噌かつ みそかつ みのけんとん 美濃健豚 )

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マルタケ @愛知県一宮市

2020年06月03日 | 愛知県(尾張)

愛知県一宮市の中華の店「マルタケ」へ。店は名鉄の新木曽川駅を西へ行った通り沿いにある。テントには”木曽川店”とあるから他にも店があるのか(あるいはあったか)分からない。道を挟んだ反対側と西側に駐車場。店に入るとカウンター席があり、奥にはテーブル席と小上がり席がある。年配のご夫婦でやっていらっしゃるよう。手伝いの女の子が2人も居るので時分時には混み合うのかもしれない。カウンター席に腰掛け品書きを見る。米粒が食べたかったので「チャーハン」、それに品書きの下には”餃子のマルタケ”、外にも”ギョーザの店”とあったので「餃子(焼)」をお願いしない訳にはいかない。「チャーハン」には”並””大””小”とサイズがあったが、こうやってわざわざ”小”がある店は往々にして盛りが凄かったりするので、値段はそう変わらないが様子見で”小”にしておいた。

主人が北京鍋と柄の短いヘラを使って「チャーハン」の調理を始める。あまり鍋は振らずに炒めていて、途中でややとろみのあるタレを入れていた。あっという間に「チャーハン」が完成。八角形の皿に盛られた「チャーハン」は予想通り普通に1人前のサイズ。タレでしっかりとご飯粒が色付いている。紅生姜が添えられていて、別にスープが付いた。早速レンゲを入れていく。見た通り濃いめの味付けだが旨い。時々口に入る細かく切ったチャーシューがいい。旨いのでいつか”大”を試してみようかな(←無理無理)。スープは「ラーメン」に使うスープだろう。「餃子」は薄皮のものが8つ。焼きは弱め。餡は細かく練られていてあっさりとした味。タレをつけてパクパクと口に放り込んだ。次は「ラーメン」と「餃子(水)」か、それとも駅が近いので電車で来て「焼きそば」か「焼き豚」でビールか(←本命)。(勘定は¥850)

 


 

↓ 店から玉ノ井方面に走った通り沿いにあった日本家屋に隣接する小さな洋館(建築詳細不明)。隅切りの屋根や2連の上げ下げ窓がそれらしい雰囲気。

 


 

ギョーザ・ラーメン マルタケ (木曽川店)

愛知県一宮市木曽川町内割田祭勝320-1

 

( 一宮 いちのみや 新木曽川駅 名古屋鉄道 マルタケ 中華 中華料理 中国料理 中華そば ぎょうざ 炒飯 近代建築 )

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餅倖 @岐阜県下呂市

2020年06月02日 | 岐阜県(飛騨・老舗)

久しぶりに岐阜県下呂市金山の古い街並みを散策。歩いて細い路地をウロウロする。以前にコロッケを買って食べた「名取天婦羅店」は廃業してしまっていた…。途中で古くからあるという和菓子屋「餅倖」に寄って名物の「黒豆大福」を買って嫁への土産にすることに。店の前まで行くと主人が軒先で腰掛けて電話中(笑)。奥にはどなたか居るかなと構わず中へ入る。ショーケースの中は沢山の数の「黒豆大福」で埋められていた。主人に呼ばれて出ていらした気さくな女将さんに2つだけお願いして購入すると「これ、昨日のやで今日のうちに食べて。」と1個サービスしてくださった。

家に持ち帰って包みを開ける。ビニール包装された「黒豆大福」(包みには「豆大福」とある)は丹波産だという黒豆が軟らかい餅の中にたっぷりと入っている。黒豆自体は大きめでやや硬めに炊かれていて、豆粒1個1個の食感がしっかり分かるもの。やや硬めと言った方がいいか。豆が多いのでなかなかの食べ応え。餡はしっかり甘いが黒豆はそうでもないのかな。熱いお茶と一緒にいただいた。嫁はとても気に入った様子。ヨカッタ。(勘定は¥200/個)

 


 

↓ 金山の細い路地に立つ木造3階建の旧料理屋「清水楼」(明治8年・1875・建造)。なだらかな坂の路地に立つ風情ある建物。現在は一般住宅として使われている。2、3階の雨戸を開けた広間の雰囲気は格別だったろう。

 

 

 

↓ 昭和の時代まで使われていたという銭湯跡「旧・昭和湯」(建築詳細不明)以前に訪れた時は中を見ることが出来るとは知らなかったので、今回は戸を開けてお邪魔させてもらった。特に何も置いたり飾ったりせず、靴のまま上がれるようカーペットを敷いてある以外は先週まで営業していましたと言われても信じてしまうくらいそのままなのがとても素敵で貴重。

 

 

 

 

 

↓ 駅方面へ向かう道路沿いに建つ「理容土屋」(建築詳細不明)。古くはないかもしれないが、モザイクタイルで装飾された柱や、欄干のデザインが素敵。

 

↓ 「清水楼」と同じ通りにあった商店跡(建築詳細不明)。斜めに配置された扉、扉の斜め手摺り、モザイクタイル装飾、木枠の窓など昭和の香りたっぷり。

 

↓ 金山の住宅を縫う狭い路地は 「筋骨(きんこつ)」 と呼ばれていて、かつては国の所有だったとのこと(現在は市の所有)。つまり誰が通ってもいい生活道路。近道するのに歩いてみた。ただよそ者には家の軒先との区別がつかず、人んちの風呂場の横に出てしまったりするのでかなりドキドキする(→他所の土地なら完全に不審者・笑)。訪れる方は配布されているマップをご利用下さい。

 

 

 


 

餅倖 (もちこう)

岐阜県下呂市金山町金山1935

 

( 下呂 げろ 金山 かなやま 飛騨金山 もちこう 和菓子 餅菓子 まめだいふく 近代建築 せいすいろう 銭湯跡 ぐっさん家 )

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The Very Best Of Sting & The Police

2020年06月01日 | パンク・ニューウェーヴ
 
以前にポリス(The Police)のオリジナル・アルバムを完全収録した6枚組ボックス・セットを購入した際に「「De Do Do Do, De Da Da Da」の日本語ヴァージョンとスペイン語ヴァージョンは…、やっぱり入ってないや」と書いた。あのズッコケなヴァージョンを若かりし頃に何度も聴いていた者としては、それらもどうしても聴きたくなるのは仕方のないところ(笑)。やっぱりCD化はされていないのかなと調べてみたら…、あった。「ヴェリー・ベスト・オブ・スティング&ポリス」というベスト盤の日本盤に、ボーナス・ディスクとして付属しているとのこと。買うしかあるまい(笑)。
 
にしてもこのベスト盤、当時のスティング人気にあやかったものとはいえ、少々乱暴なコンピレーションだ。スティングという共通項はもちろんあるが、全然違うバンドで、しかも時系列でなくシャッフルして収録してある。ポリス時代の曲はスティング1人で作った曲ばかりでもないはずだし(→でもここに収録されているヒット曲は当たり前だが全部スティング作…)。ポリスのファンとしては納得がいかないが、ま、消費者のニーズにはしっかりと答えていたろう(笑)。
 
 
1980年に来日記念盤シングル(ジャケ写真上)として発表された「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」の日本語ヴァージョンは別ディスクで収納されている。懐かしやあの8cmCDだ。ごく初期を除いてなぜか日本でだけ盛んに流通した規格のCDだが、これを手にするのも久しぶり。オケはオリジナルと同じで、スティングのヴォーカルだけ日本語のものに差し替えてある。日本語詞を担当したのは湯川れい子氏だそう。ネット上にはずっとあがっていたので久しぶりに聴くわけではないが、通しで聴いたのは久しぶり。確かに歌詞的にはかなり脱力感はあるが、自分が寛容になったからか当時抱いていたような羞恥感情(笑)は薄れ、人気上昇中のイギリスのバンドがあの時代にここまでやってくれたという事実、またそれを進めた当時の日本のレコード会社はすごく精力的だったんだなァと感心した(バンド側主導だろうがビデオ作品と並行して日本国内でPV撮影もしているし)。今回調べていて初めて知ったのだが、この日本語ヴァージョンはアメリカでもスペイン語ヴァージョンのB面として発売されていたようだ(ジャケット写真下)。どこかの国の人が血相変えて怒ってきそうなデザインが素敵(笑)。「オレーノ・コットバ・サッ!」
 
 
amazonにて購入 (¥385)
  • CD (1997/11/24)
  • Disc : 2
  • Label : ポリドール
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