ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

あおい @名古屋市中村区・太閤通

2020年07月21日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋駅の西、太閤通沿いには和洋いくつもの菓子屋が点在している。そんな菓子をいくつか買って帰ろうと自転車で何軒か廻ってみた。こちらおよそ洋菓子店とは思えない何とも雰囲気のある黒塀の建物の「あおい」。隣に同名の建築会社があるし、その会社のHPにリンクが貼ってあるのでそちらの経営なのかな。この店はちょうど去年の今頃に寄ったことがあるのだが、ちょうど直前に長期の夏休みに入ってしまっていて買えなかった店。この日は特段この店を目指していた訳ではなかったが、ふと思い出して寄ってみると運良く開いていた。それにしても素晴らしい外構で、見事な門構えと中庭。ちゃんと水が打ってあるのも素敵。その奥に店舗がある。古い日本家屋が改造してあるようだ。玄関引き戸を開けて中に入ると本当に玄関土間部分だけの小さなスペース。そこにショーケースがあり、洋生菓子や焼菓子が並んでいる(パンの発売は別曜日のよう)。そもそも生菓子を買うつもりではなかったのでクーラーボックスを用意していない。なので今回は嫁の好きな焼菓子をいくつか買って帰ることに。購入したのは「ほうじ茶のバターケーキ」「二種の絞り出しクッキー」「こし餡と和三盆の焼菓子」「メープルクッキー」の4種。

帰ってから嫁の分を少し味見させてもらう。しっとりとした「ほうじ茶のバターケーキ」、サクッと歯触りのいい「メープルクッキー」、どちらも素材の風味は強くなく品良く香る程度。「二種の絞り出しクッキー」はプレーンと抹茶かな。こちらも軽い食感で、焼菓子にはうるさい嫁も「美味しいね。」と言いながら食べている。それにしてもバターって偉大だ(悪魔の食べ物?・笑)。嫁もよく焼菓子を焼くのだが、自分でバターの量にあ然としているもんなァ(→でも絶対にケチらないのが美味しく作るコツなのだとか…)。「こし餡と和三盆の焼菓子」は和菓子の素材を使った変わり種。こし餡が挟んであるのではなく生地に混ぜてある。和三盆も粉状のものが焼いた表面にまぶされている感じ。こちらも同様に軽い食感で旨い。店にも沢山積んであったのでこちらのスペシャリテかな。今回は自転車で沢山は運べなかったので、次はクーラーボックスでも用意して車で来てもう少し色々と。(勘定は¥900程)

注)また夏には長期休暇になるようです

 

  

 

季節の洋菓子と天然酵母パン あおい

愛知県名古屋市中村区大宮町3-5-3
 
( 名古屋 なごや 太閤通 たいこうどおり あおい ケーキ 生ケーキ 焼菓子 パン 天然酵母パン 近代建築 日本家屋 黒塀 リノヴェーション )
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へそまがりラーメン @岐阜県岐阜市

2020年07月20日 | 岐阜県(岐阜)

この店に来たのは何年ぶりだろう。現在まで続いているラーメン・ブームが、やっと東海地方にまで伝播してきたのが2000年代の初め頃だとすると、その前からやっていたんじゃないかな(自信無いけれど)。ずっと夜しか営業していなくて、酒を呑んだ後に寄ったりする店のイメージだった。夜遅い時間でも流行っていたが、席が空いている時でもカウンターの端から問答無用で詰めて座らされて閉口した覚えがある(苦笑)。新型コロナ・ウイルスの影響からか昼から営業し始めたと知って久しぶりに寄ってみた。開け放した入口から中に入ると以前と変わらないカウンターと小さいテーブルのレイアウト。でも調理と給仕は若い人がやっていて、むかし見た年配の主人や給仕の女性らは見当たらない。注文したのはメニュー先頭の「へそまがりタンタン」。昔からいわゆる担担麺的なラーメンの店だったが、その路線は変わっていないようだ。

しばらくして「へそまがりタンタン」が出来上がった。見るからにこってりとしたスープの水面にはチャーシュー、海苔、ニラ、胡麻、メンマ、コーン、かいわれ大根、が浮かんでいる。スープは濃厚な辛味噌味でしっかりと辛さがある。今でこそ様々なラーメンのヴァリエーションがあってこういうラーメンも珍しくないけれど、まだ町の中華料理屋が中心だった当時は、こういう濃厚さと辛さの強いラーメンはまだ珍しかったんじゃないかな。麺はストレート気味の中細麺。麻辣を効かせた昨今流行りの担担麺とは違って懐かしい感じ。さすがに昔食べた時はどうだったかは全然覚えていないが、これはこれで十分に旨い。特に好きでもないけれど、スープに残ったコーンはなぜか必死になってすくってしまう…。岐阜市内に点在したこの店の系統だったといわれる店も今はもう無い。(勘定は¥800)

この後の記事はこちら

へそまがりラーメン (ラーメンへそまがり)

 岐阜県岐阜市岩田西1-860

 

( 岐阜 ぎふ へそまがり 担々麺 タンタン麺 ちょいタン 辛みそラーメン 辛味噌ラーメン ラーメン ダンダンミェン )

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Sound City - Real To Reel / Various Artists

2020年07月19日 | サウンドトラック

Sound City - Real To Reel / Various Artists (2013)

以前に購入したフー・ファイターズ(Foo Fighters)の愛されるフロント・マン、デイヴ・グロール(Dave Grohl)監督のドキュメンタリー映画のサウンドトラック(アルバムにはサントラとは書いてないけど)。映画の詳細は省くが、伝説の1972年製アナログ・レコーディング・コンソール「Neve 8028」を買い取ったデイヴが、このコンソールのあったスタジオ「Sound City」にまつわるアーティストらと新たに録音した11曲が収められている。参加したミュージシャンの顔ぶれが凄い。デイヴと共演したのは、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)、スティーヴィー・ニックス(Stevie Nicks)、トレント・レズナー(Trent Reznor / Nine Inch Nails)、リック・ニールセン(Rick Nielsen / Cheap Trick)、ジム・ケルトナー(Jim Keltner)、リック・スプリングフィールド(Rick Springfield)、リー・ヴィング(Lee Ving / Fear)、クリス・ノヴォゼリック(Krist Novoselic / Nirvana)、ジョシュ・オム(Joshua Homme / Queens Of The Stone Age)、コリー・テイラー(Corey Taylor / Slipknot)等々。それにもちろんフー・ファイターズのメンバーが加わる。

全て書き下ろしの曲はどれもシリアスな感じで、年配のアーティストの作品でもオルタナティヴ・ロックの雰囲気を纏った曲調が多い(ポール・マッカでさえ!)。プロデューサーがブッチ・ヴィグ(Butch Vig)なのでそうなるのかな。今だったらほとんどデジタルで録音しているだろうそれらを、敢えて顔を突き合わせてアナログ・コンソールを使っての録音。もちろんそういう情報が既に頭に入っているからだろうが、楽器と演者の息づかいが聴こえてくるような、”0/1”でない音のテクスチャがかっこいい。この汚いスタジオで作られる音にどれだけのアーティストが憧れ、シンパシーを抱いたんだろう。これだけデジタル機器が席巻している音楽界で今、ヴァイナル(アナログ)レコードが売り上げを伸ばしているのだという。実際、最近発売されている作品にはCDやダウンロードの他、値段が高くなるにも関わらずレコードをラインナップしているものが多い。自分ちの棚を埋め尽くしているレコードもちょっとは空気に触れさせないとダメかな…。

映画の予告編はこちら

DVDの記事はこちら

amazonにて購入(¥700)

  • CD (2013/3/12)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : RCA
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インターナショナルビレッジ @愛知県弥富市

2020年07月18日 | 愛知県(尾張)

弥富市にちょっと怪しいが旨いパキスタン料理の店があると話題になったのは2年程も前だったか。好事家の間で有名になり、テレビ取材とかもあったんじゃなかったかな。店までが遠いし車でないと無理なのでなかなか行けなかったが、ある日の午後遅くに近くに居たので寄ってみた。店の名前は「インターナショナルビレッジ」。ナビに頼って現地に辿り着くと、噂どおりの塀に囲まれたコンテナ群(写真下左)。これほど”アジト”という言葉がぴったりな建物が他にあるだろうか(笑)。かろうじてパキスタン国旗が掲げられているが、塀には”防犯カメラ作動中”などの注意書きがあり(写真下右)、いっそう”敵の本拠地”、あるいは”自動車解体工場”感が強くなる。「探偵の工藤ちゃんがベスパで単身乗り込み、ロープで縛られた中島ゆたか(実は犯人とグル)を発見する(※)」なんていうシーンを思い浮かべてしまう(笑)。しかも建物周りをあちらの方と思しき男らが携帯電話を片手にウロウロしているので、更に怪しさが半端ない。

(※勝手な想像です。「探偵物語」にそんなシーンはありません。)

 

もちろん事前情報でここで間違いないと知っていたので(→最初に行った日本人はエライ)、奥に進んでみるも入口ははっきり分からず、左手の更に奥のにそれらしきドアがあり、小さな”Welcome We're Open”の文字を見付けて入口がここだと分かった次第。ふぅ…。(→国旗のすぐ下に近い出入口があったようです)

 

店に入ると広いスペースにテーブルがいくつも並んでいる。奥には絨毯を敷いたスペースも。外れた時間とあって店内はガラーンとしていた。キッチンは更に奥にあるようで調理の様子は全く見えない。主人なのかどうなのか知らないが、出てきた年配(に見える)男性が「イラッシャイマセ。」と声をかけてくれた。この日はもう昼を済ませていたので持ち帰りが出来るか尋ねると「デキマス。」とのこと。レジ横にホワイトボードがあり、それが唯一のメニュー表(写真下)。手書きの英文字で書かれていて日本語記述は全く無し。

ホワイトボードを眺めるも、初見では何があるのか分かり辛く、どんな料理か分からないものも多い。せっかくなので普段あまり食べる機会が無いマトンを食べたいナと思っていたので「マトン・ビリヤニはありますか?」と尋ねると「チキンダケ。」とのこと。なので「CHICKEN BIRYANI」〔ママ〕と、簡単に読めた「CHICKEN TIKKA」をお願いした。テーブル席の椅子に座って出来上がりを待つ。しばらくして「オマタセシマシタ。」と呼ばれた。勘定をした時には「やっぱり一品が結構するもんだな」と思っていたが、パックに包まれビニール袋に入れられた両品を受け取ると、ずしりと重い。車に乗り込むと車内は一気に異国のスパイスの香りに包まれた。

家に帰ってから夕食にする。大きめのパックを開けると中には「CHICKEN BIRYANI」がこれ以上入らないというくらいパンパンに詰まっていて笑ってしまう。明らかに4人前くらいの量。スパイスの香りをたっぷりと蓄えたバスマティライスは黄色に染まっている所とそうでない所があり、骨付きのチキンが沢山埋め込まれている。さっそく取り分けてスプーンでいただく。嫁は「意外と辛くないね。」と言っていたが、何由来か分からないもののジワジワと辛さがやってくる。チキンは細かい骨もそのままだし、丁子(クローヴ)とか胡椒の粒を時々ガリっとやってしまうので食べるには鬱陶しいが、しっかりと風味も滲み込んでいて旨い。「CHICKEN TIKKA」も同様にたっぷりの量。こちらは小さめにカットしてある。色は赤く染まっているがこちらも辛さはさほどではなく、むしろ味付けは控えめ。うちのガスコンロのグリル温め機能を使うと出来立てのように上手く再加熱出来るので重宝する。ビールのお供にピッタリだが、さすがに2人では食べ切れず翌日に持ち越すことに。日和ってチキンだけの注文になってしまったが、次はマトンの料理と、何かのカレーを店で食べてみたいナ。(勘定は¥1,600)

International Village (インターナショナルビレッジ)

愛知県弥富市稲荷2-72-1 

 

( 弥富 やとみ インターナショナルヴィレッジ パキスタン料理 パキスタン カレー ビリヤニ チキンビリヤニ ティッカ エスニック料理 )

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きた川 (2) @名古屋市北区・尼ケ坂

2020年07月17日 | 名古屋(東区・北区)

自転車で北区周辺を散策していたある暑い日。汗をかきながら大杉公園まで来て休憩。公園の横にある和菓子の「きた川」に立ち寄ってみた。最初はあんこの入った菓子を買おうと思っていたが、店先に”夏のおススメ”として冷菓の名前が並べてあったので暑いこともあって方針転換。店の中の冷蔵庫をのぞく。「くずあずき」を出してもらい勘定してもらう。すぐに食べるからとスプーンを付けてもらった。

公園に戻って木陰のベンチに座り、いただく。プラスチック容器に入った「くずあずき」の原料は、砂糖、こし餡、葛粉、のみ。プルンとした見かけだったが思ったよりもねっとりとした舌触りで、ほどよい甘さ。冷たいものが喉を通る感触が気持ちいい。あっという間に全部食べ切ってしまった。店の前には入れ替わり立ち代わり菓子を買い求める車が停まっては出ていく。相変わらず人気があるんだなァ。次は「冷やしわらび」を買って休憩しようかな。(勘定は¥270)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 店のすぐ近くにある「久国寺」。境内には岡本太郎が製作した梵鐘「歓喜の鐘」(昭和40年・1965・製作)が設置されている。ある意味すごく岡本太郎らしい他には無い特異な形が見もの。

 

 

 


 

 

御菓子司 きた川

愛知県名古屋市北区大杉3-14-7

 

( 名古屋 なごや 尼ケ坂 あまがさか 大杉 おおすぎ きたがわ 尾張菓子 おんかしつかさ へそくり餅 涼菓 きゅうこくじ おかもとたろう )

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左門 @岐阜県岐阜市

2020年07月16日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市内にそびえる金華山の南、庵町にある中華料理店「左門」へ。この辺りには岐阜市斎苑を始め斎場が多く点在していて、以前にも葬儀に参列した際などに前を通った事はあるはずだが、店に入ってみるのは初めて。以前にコメントを下さった中川区の人気店「人生餃子」さんがこちらの店を訪問してインスタにあげていたのを見て訪問することに。にしてもわざわざ名古屋から来て、この店に辿り着くとはさすが(笑)。店はテナントに入っていて、店先に岡持ちが並んでいるところを見ると斎苑などに出前もするのかも。中に入るとかなり年季の入った感じ。壁には店主の口上が”御挨拶”として掲げてあるなど、独特。円卓も空いていたがカウンター席に腰を下ろした。お冷を運んできてくれたのは腰の曲がったご高齢のお母さん。主人らしき方は見当たらず、調理をする男性は若そうなので跡継ぎかもしれない。もう1人給仕をする女性はお嫁さんかな(未確認)。喋り方からすると本国の方かも。振り返って壁の品書きを眺める。漢字で書かれ日本語で注釈が入った品々に加え、店名を冠したラーメンや丼もあり、餃子だけでも「酢溜(あまず)餃子」「あまみそ餃子」など独特の品が多い。悩んだ末、”エビケチャップ”というカッコ書き注釈が引っ掛かった「チャーハン」と、スープ代わりの「雲吞(ワンタン)」をお願いした。

しばらくして盆の上にのった両品が、奥に傾いた(笑)カウンターテーブルに置かれた。まずは「雲吞」。濃い色のスープにはチャーシュー、メンマに加えて刻みネギと刻み海苔が浮かんでいる。ワンタンはちゃんと専用で(時々餃子に出しているものをそのまま使う店もある)10個程入っていただろうか。スープは色ほど濃い味付けではなくいい塩梅。ツルンとしたワンタンと一緒にいただく。チャーシューは少し八角のような風味が付いていた。「チャーハン」はチャーシュー片、玉子、人参等が使われていて、銘の入った8角の皿にこんもりと盛られている。しっとりとした好みの加減の炒め具合でなかなかいい。でも…、エビとケチャップはどこへ行った?(笑)。なみなみと注がれていたスープを全部飲み干すことは出来なかったが、交互に美味しくいただいた。次は「左門ラーメン」と「餃子」のどれかをいただいてみようかな。(勘定は¥1,140)

 


 

↓ 月岡町で今まで見落としていた一般住宅(建築詳細不明・)。日本家屋だがよく見ると玄関横の部屋は洋風の造りだ。庭木で見辛いが、玄関庇下の支えも洋風に装飾されている。

 

↓ 同じ月岡町の「池田カイロプラクティック院」(建築詳細不明)。一般の住宅を使用していて古いものではなさそうだが、玄関先の柱部分だけ洋風に装飾されていた。

 

↓ 近くにあった食堂「丸市」に通っていた頃に眺めていた花沢町の元・医院の建物(建築詳細不明・)は、外壁が綺麗に塗り替えられて余生が伸びたようだ。

 

↓ 花沢町にある黒壁の民家(建築詳細不明・)。緑に覆われて今まで全然気が付かなかったが、玄関横は洋館で、雰囲気のある屋外照明と、装飾された壁がチラッとだけ見える。これ、しっかりと見てみたいナ。住人は居なさそうだが…。

 

 


 

中国のお料理 左門

岐阜県岐阜市庵町23

 

( 岐阜 ぎふ さもん 中国料理 中華料理 炒飯 ぎょうざ ギョウザ ギョーザ わんたん 出前 近代建築 洋館 洋館付き日本家屋 )

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Gold / The Allman Brothers Band

2020年07月15日 | ブルーズ

Gold / The Allman Brothers Band (2006)

今までいくつも購入している「Gold」シリーズ。各アーティストのキャリアを俯瞰したベスト選曲を2枚に収めたCDシリーズで、他の企画盤をそのまま使う場合もあるが概ね真っ当な選曲(と思われる)だし、音質やヴォリュームも良好なのでよく購入している。今回はオールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)。自分は彼らの歴史を順に辿ってきた訳ではなく、名盤の誉れ高いライヴ盤「Live At The Fillmore East」と編集盤ボックスを所有しているのみだった。若い頃はどちらかというと彼らの音楽スタイルは苦手だったかナ。それがスワンプ勢や、テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)を聴くようになって、最近また改めてしっかり聴き始めたというところ。特に早逝したギタリスト、デュアン(デュエイン)・オールマン(Duane Allman)が、ソウル・ミュージックを含む数々のセッションで名演を残していたこともあって、それらを含めてどんどん気になり出した感じ。もちろんデュアンのアンソロジー(Vol.1のみ)は所有済み。

この2枚組ではライヴ・ヴァージョンを含む30曲を収録。1969年のデビュー・アルバムから1979年までの約10年間に発売されたアルバムから選曲されている。もちろん一旦解散する70年代半ばまでが中心。そもそもデュアン個人への興味からこのバンドを聴くようになったので、彼の死後のアルバムや曲は一部を除いてほとんど聴いてなかったが、こうして聴いてみるとどの曲もクオリティーが高く、正直今までピンと来なかったグレッグのヴォーカルもなかなかいい(←エラそうに)。自分の勝手なイメージと違って後期の音楽性もデュアン存命時と大きく変わっていないのが意外だった。ボックスをほとんど聴いてなかったということか…。彼らのディスコグラフィーも揃えることになってしまうのかも…(←多分やるナ…)。

(オークションにて購入¥755)

  • CD (2006/9/22)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import, Original Recording Remaster
  • Label : Mercury
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永餅屋老舗 @三重県桑名市

2020年07月14日 | 三重県(老舗)

三重県桑名市内散策の土産に買って帰ったのは嫁の好物「安永餅」。以前は駅の南にあった「柏屋」で買ったが、この日は駅の東にある「永餅屋老舗」へ。創業は江戸初期の寛永11年(1634)だとか。明治になって線路開通に伴いこの地に移転したとあるから以前の店は線路沿いにあったのだろう。別の場所に工場があるようだから現在は工場生産かもしれない。自家用なので、店に入ってショーケースに並ぶ「安永餅」の中から一番量の少ない5本入りの袋を購入。自宅に持ち帰った。

粉を吹いてざらっとした「安永餅」を包装から取り出す。少し焼き目が付いていて軟らかい。かつては「ともち」「牛の舌もち」とも呼ばれたというが、「ともち」ってどういう意味だろう(「牛の舌」って称すのもアレだな…・苦笑)。次の日にはもう硬くなりかけていた(→添加物が入っていないからだそうだ)。それを袋に書いてあった通り電子レンジで数秒温めたが、個包装から出すのを忘れてやったもんだから暴発。せっかく長細く食べやすい形を崩してしまった(→後ででスタッフが美味しくいただきました・笑)。ので次はトースターで様子を見ながら加熱。すると見事軟らかくなり、いい具合に。つぶ餡だそうだが、層が薄いのであまりつぶ感は感じられない。餅と一緒に口に入れると収まり良く、やっぱり旨い。でも他社との比較は時間が経ち過ぎていて思い出せないので出来ない。いいや、どっちも旨い。次は「都饅頭」や「桑名はまぐりサブレー」を買ってみようっと。(勘定は¥580)

 

 


 

↓ 伝馬町を通る東海道に面した「寿量寺(壽量寺)」を訪問。こちらには江戸城の障壁画を描いた狩野光信の小さな墓がある。境内にある鉄筋コンクリート造りの「鐘楼」(昭和10年頃・1935頃・建造・)は国の登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 同じく有形文化財に指定されている「旧大黒殿」(昭和10年頃・1935頃・建造)。こちらも鉄筋コンクリート造りだが唐破風。昭和20年の空襲で難を逃れたのはこの2棟のみだったとか。

 

 

 


 

永餅屋老舗

三重県桑名市有楽町35

 

( 三重 みえ 桑名 くわな ながもちやろうほ 安永餅 やすなが餅 やすながもち 老舗 近代建築 国登録有形文化財 じゅりょうじ )

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天一 @名古屋市西区・庄内通

2020年07月13日 | 名古屋(中村区・西区)

前から入ってみたかった西区の庄内通にある中華料理の店「天一」へ。店はマンション・ビルのテナントに入っている。店先に自転車を停めて暖簾をくぐった。店内にはL字のカウンター席と大テーブル席が2つ程。中には主人と女性給仕が2名。カウンター席に腰掛けてメニューを眺めながら思案する。看板にある通り「牛肉湯」と「餃子」が売りなのだろうと両方が入った「いつものやつ!」という一見には恥ずかしいネーミング(笑)のランチのセットをお願いした。目の前には竈があるのでそれでご飯を炊いているのかな(ご飯はお代わりが可能だそう)。

まず出てきたのは茹でもやしに肉味噌がのったものと搾菜(ザーサイ)。これがメニューにあった”冷盤”(ロンパン=前菜)になるのかな。次に台南の名物としても有名な「牛肉湯」(ニョウロウタン)が登場。小振りな鉢に注がれたスープは真っ黒。台南で食べたことは無いので本場がどんなものか分からないが、煮込まれたほぐし肉が沢山ともやしが入っている。スープは八角の風味もしっかりあって、あちらの醤油を使っているのかな。旨い。これだけでもご飯がいけそう。つまみにもいい(呑んでないけれど)。後から届いた「餃子」は焼き餃子で、カリッカリに焼き目が付いている。小振りだが10個。薄皮の合わせ目が割れるギリギリの所で包んであって、餡は細かく刻まれあっさりしたもの。卓上に用意してあるタレでいただく。これも旨いなァ。ニンニク唐辛子も用意してあって少しだけ足しながらいただいた。この品を前にしてビールを頼まないのは犯罪行為にも等しい(笑)。ご飯のお代わりも我慢して勘定してもらった。次は運転手を連れて。(勘定は¥850)

 

天一

愛知県名古屋市西区天塚町1丁目73-2 レインボー天塚1F

 

( 名古屋 なごや てんいち ぎょうざ ギョーザ 牛肉湯 牛肉湯麺 ニュウロウタンメン ランチ 中華料理 中国料理 台湾 )

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輝菜 @岐阜県岐阜市

2020年07月12日 | 岐阜県(岐阜)

勇壮な”火祭”で有名な岐阜市の「手力雄神社」(てぢからおじんじゃ)に行った時に、通り沿いで見つけた手作りプリンの「輝菜(こうさい)」。外観は完全に普通の民家でちょっと躊躇するが、看板を辿って駐車場から奥へ入って行くと小さな販売所があった(写真下)。オープンしてから10年程経つようだ。誰も居ないので声を掛けると宅の方から年配の女性主人が出ていらした。こちらには珍しい「ピーマン」や「人参」などの野菜を使ったプリンもあったが、初訪なので「プレーン」を嫁の分と2つお願いする。少量なのに小銭を用意してこなかった無作法を詫びると、主人は「何を仰いますやら。」と優しいお言葉と共に宅からおつりの札を持って来てくれた。

家に帰って嫁といただく。嫁はプラカップのまま。自分は軟らかそうで上手く出来るか分からなかったが皿にあけてみた。垂井の「慈鶏園」の赤玉有精卵を使ったというプリンは軟らかめで、皿にあけるとやはり崩れそうになるくらいプルプル。スプーンですくってもこぼれ落ちそうになる。さらっとしたカラメルソースがプリンの脇に溜まるくらいたっぷりとかかっているが、食べた感じは軽くて思いの外あっさり。自分は苦いコーヒーと一緒にプリンを食べるのが好きなので、最近目から鱗が落ちた元ワールド・バリスタ・チャンピオンの淹れ方(※)でコーヒーを淹れて、美味しくいただいた。次は野菜のやつを買って帰ろう。(勘定は¥300/個)

(※ 紙フィルターにもお湯を落とす、蒸らしの最中に動かす、最後まで落とし切る etc...)

 

手作りぷりん 輝菜 (こうさい)

岐阜県岐阜市蔵前6-4-6

 

( 岐阜 ぎふ プリン 手作りプリン こうさい てじからおおじんじゃ 持ち帰り テイクアウト ワールドバリスタチャンピオンシップ WBC 井崎英典 )

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